あ~!面白かった!!
やっぱり見に行ってよかったです!
でも映画館で予告編を見た時には、
「ゴシック風で好きなビジュアルだけど話はどうなのかな・・・
ミス・ペレグリンはボンドガールだったあの人か、
ドクター・フーのミッシーに似てるな・・・(わたしミッシー苦手)
でもあの男の子、かわいい・・・!」
そして先週末に日本公開、初登場1位!
「ええっ?!そんなにメジャーだったとは知らなかった。
こういう映画が寂しく終わると次がなくて辛いけど人気あるならよかった。
でも、見に行こうかどうかまだ迷う・・・うーん、うーん・・・
エイサ・バターフィールドを見ておかないと後悔するかしら。」
と迷いに迷ってた私が決めた理由は、見に行った人がツイッターで
*ルパート・エヴェレットとジュディ・デンチが出てる
*舞台がウェールズからブラックプールへと移る
と、この2点をつぶやいてくれたからでした。
おなじみのイギリス俳優2人が出てるなら親近感が持てるわ。それにアメリカ映画だとばっかり思ってたけど舞台がイギリスなのか、それはおもしろそうじゃないの?!
ということで、予告編も忘れたくらい情報のない状態で見ましたら、大御所はジュディだけじゃない、サミュエル・L・ジャクソンとテレンス・スタンプも!豪華キャストだったんですね。確かに主役はこどもたちだからベテラン勢を前面に押し出すものじゃないでしょうけど、言ってくれれば最初から迷わなかったのに。
主役のジェイク役のエイサ・バターフィールドは期待どおりでした。ドクター・フーのゲストで出ていた頃のコリン・モーガンのような、影があるけど気になる、美少年と言うには改めて見るとどこか変な顔、だけど魅力的です。16歳くらいの少年に特有の細長い手脚が今後どうなるのか楽しみです。
余談ですが、エイサは「マーリン」にゲスト出演もしたことがあるそうで、はっきりはわかりませんが、水の滴る少年の幽霊が可愛かったことが印象に残っているのでその子だったのかしら?
それと蜂を体内に飼う少年は、「ミスター・ホームズ」でロジャー少年を好演していたマイロ・パーカーくんでした。この映画では他にも個性の強い子ばかりでちょっと目立ちませんでしたが。
あと知っていたのは、巻き毛の怪力少女。コリン・モーガンのドラマ「HUMANS」でも演技上手でしたけど全然違うキャラクターを演じたので名前を確認するまでもしかしたら別人かもと迷いました。子役って俳優なのねと改めて・・・失礼しました!
奇妙な特殊能力でも初めて見た能力が、夢や予知を片目から壁にプロジェクトするというものでした。そしてその子のキャラが、おしゃれでこましゃくれた紳士で好きでした。まるで性格のいいドラコ・マルフォイみたい。
ほかの"こどもたち"も、評判通りかわいくて、それぞれの奇妙な魅力が最初に紹介された時と、悪者との戦いの時と2度堪能。特に双子ちゃんは期待以上に。
それに比べたらジュディ・デンチは今ひとつパンチのない役でもったいない使い方でした。まだルパート・エヴェレットの方が"普通にしてるけど普通じゃない"味がちょうどぴったり。
そして!すごくツボだったのは、戦いのシーンの骸骨の戦士たちでした!
もぅーーー、可愛かった!!
予告編を改めて見てみたら、ちゃんと出てたのに全く覚えてなくて、あの戦いっぷりに後半はかなり盛り上がれました。
ストーリーの方は、ジェイクとお父さんの関係がいまいちどうなのかわからないまま進むのと、宙に浮いちゃう少女エマはもともとジェイクのおじいちゃんの恋人で、ジェイクが助けたからおじいちゃんは現在の世界で死なずに済んだのに、孫であるジェイクに乗り換えちゃっていいの?!とその2点が気になりましたが、戦う骸骨がマヌケで可愛いのでそういうことは深く考えないことにしておきます。
ところで原題はMiss Peregrine's Home for Peculiar Childrenで「ミス・ペレグリンの奇妙なこどもたちのための家」になりますがミス・ペレグリンの子供達を保護する方法というのがタイム・ループで1943年9月3日の24時間を永遠に繰り返すというもの。ドクター・ストレンジといい、タイム・ループってちょっと前のアメリカで流行ってた概念なんでしょうか。
見てから調べたら、舞台がイギリスの部分が多いせいか俳優さんのほとんどがイギリス人とアイルランド人。アメリカをはじめ世界には意外にダーク・ファンタジー需要があって、舞台がイギリスなのはハリーポッターだけじゃないのね、と改めて思った次第です。