コロナ失職で6月も特別休業手当が通常の80%支給されることになりました。
やれ有り難や!ということで、楽しみにしている「エジソンズ・ゲーム」と「The Great」のニコラス・ホルトが見られない苦しさを、別の作品で昇華しています。
「The Great」のニコラスくんインタビューで彼は若くして有名になった俳優として幅の広い役柄を見てもらうことが当面の目標とのことでしたので、その達成にも貢献しているんですよ、エヘン、エヘン・・・!
先月の「ロスト・エモーション」「ダーク・プレイス」に続き、もう2つ。
「砂の城」
21世紀初めのイラク戦争にアメリカ軍として参加した実際の兵士の体験に基づくストーリーです。ですので舞台はずっとイラクの戦場。
ヘンリー・カヴィルも軍人役で出てきて筋肉ファンは期待して見たようですが、ヒーローものでなく現代戦争なのでまったく彼の筋肉は出番がなかったとガッカリしているらしく(笑)。
それに比べたらニコラスくんの役は、実は大学資金目当てで参加した非マッチョ、よく言えば繊細、モサい空元気な軍友思いの単純ブラザーズからは浮いていてキャスティングは正解です。背が高いのにちっとも強そうに見えない。
<気をつけの姿勢も美しいニコラスくん>
<休め>
改めてイラク戦争ってなんだったかなとちょっと調べると、2001年〜イスラム過激派によるテロに対抗して、米英が「イラクが国際法に反して大量武器を隠してるぞ」とイチャモンをつけて侵入した軍事介入なので、
イラクの砂漠や町で銃撃戦があり、ニコラスくんたち小隊も犠牲者を出しているのに、一体「敵」とは何なのかよくわからなく(過激派なんでしょうけど)、
重要任務が「アメリカ軍が間違って爆破した水源の復元」というんですから、まったく盛り上がりはありません!
アメリカ軍の占拠した裕福な家(宮殿かも)にはプール、シャワーがあり、プールサイドではバーベキューとバーガーバンズやホットドッグ用のロールと食料が積まれ、
砂漠の地元の人の水を奪っておいてアメリカ軍なんだよ、とは思うんですが、シャワーを浴びるニコラスくんの安堵した感情移入にごまかされてしまいました。
2003年の出来事を2017年に映画化。私はその頃ロンドンに住んでいたのでブレアの指示でイギリス軍も参戦していたので戦時下としてニュースが伝えていたのを覚えています。そして結局「大量武器」は未発見でブレア失脚に繋がりました。
「私とあなたのオープンな関係」
こちらも同じ2017年のアメリカ映画で、恋愛ものです?!デートアプリのおかげでキャリアを持ってNYCを闊歩しなくても、即セックスの相手が見つかる現代の。
ニコラスくんの役はバツイチで元妻に未練たっぷりな薬剤師マーティン。
ヒロインはスペインから留学してきてLAにいついたフィジオセラピスト、ギャビ(ライア・コスタ)。
作品全体の出来には疑問があるけど、些細なことが楽しめました。
マーティンの元妻というのが日本人という設定です。正しくはファーストネームも英語だし日系人なんですけど、この役はガーディアンズのマンティスことポム・クレメンティエフちゃんが!彼女はカナダ生まれでフランスで演劇の教育を受けたフランス人女優とのことですが母親から韓国の血を引いているので見た目は日系人で通用します。ハリウッドの変なアジア人キャスティングになってなくて嬉しいです。
そしてマーティンの薬局でバイトしてた学生に、ジェシカ・ヘンウィックという「Silk/王室弁護士マーサ・コステロ」のシリーズ3に出てた美女が!
正直に言いますとヒロインがまったく好きになれなくて、脚本が気に入らないのか俳優が気に入らないのかダブルなのか、彼女がスクリーンに登場すると不愉快でどうしようもありませんでした。
彼に対して「何でも正直に話して」って要求が無理すぎないか?これが彼女だけが主役で、今まで何も隠すようなことも人に知られたくないような経験もなかったラッキーな若い女性の心の成長スートーリーだというならそっちにフォーカスしてくれればいいのに。
ということで、どちらかというと「普通の人」を演じたニコラスくん主演の2本でした。
「エジソンズ・ゲーム」ではエキセントリックなほどに洒落者のテスラ、「The Great」では頭が弱いという説のロシア皇帝ピョートル3世という、「女王陛下のお気に入り」の時のような派手な役で楽しみなんですけど、普通の役こそ個性が出るというか力量が出るというか難しいと思うんですが、果敢に挑戦し続けるニコラス・ホルトです。
やれ有り難や!ということで、楽しみにしている「エジソンズ・ゲーム」と「The Great」のニコラス・ホルトが見られない苦しさを、別の作品で昇華しています。
「The Great」のニコラスくんインタビューで彼は若くして有名になった俳優として幅の広い役柄を見てもらうことが当面の目標とのことでしたので、その達成にも貢献しているんですよ、エヘン、エヘン・・・!
先月の「ロスト・エモーション」「ダーク・プレイス」に続き、もう2つ。
「砂の城」
21世紀初めのイラク戦争にアメリカ軍として参加した実際の兵士の体験に基づくストーリーです。ですので舞台はずっとイラクの戦場。
ヘンリー・カヴィルも軍人役で出てきて筋肉ファンは期待して見たようですが、ヒーローものでなく現代戦争なのでまったく彼の筋肉は出番がなかったとガッカリしているらしく(笑)。
それに比べたらニコラスくんの役は、実は大学資金目当てで参加した非マッチョ、よく言えば繊細、モサい空元気な軍友思いの単純ブラザーズからは浮いていてキャスティングは正解です。背が高いのにちっとも強そうに見えない。
<気をつけの姿勢も美しいニコラスくん>
<休め>
改めてイラク戦争ってなんだったかなとちょっと調べると、2001年〜イスラム過激派によるテロに対抗して、米英が「イラクが国際法に反して大量武器を隠してるぞ」とイチャモンをつけて侵入した軍事介入なので、
イラクの砂漠や町で銃撃戦があり、ニコラスくんたち小隊も犠牲者を出しているのに、一体「敵」とは何なのかよくわからなく(過激派なんでしょうけど)、
重要任務が「アメリカ軍が間違って爆破した水源の復元」というんですから、まったく盛り上がりはありません!
アメリカ軍の占拠した裕福な家(宮殿かも)にはプール、シャワーがあり、プールサイドではバーベキューとバーガーバンズやホットドッグ用のロールと食料が積まれ、
砂漠の地元の人の水を奪っておいてアメリカ軍なんだよ、とは思うんですが、シャワーを浴びるニコラスくんの安堵した感情移入にごまかされてしまいました。
2003年の出来事を2017年に映画化。私はその頃ロンドンに住んでいたのでブレアの指示でイギリス軍も参戦していたので戦時下としてニュースが伝えていたのを覚えています。そして結局「大量武器」は未発見でブレア失脚に繋がりました。
「私とあなたのオープンな関係」
こちらも同じ2017年のアメリカ映画で、恋愛ものです?!デートアプリのおかげでキャリアを持ってNYCを闊歩しなくても、即セックスの相手が見つかる現代の。
ニコラスくんの役はバツイチで元妻に未練たっぷりな薬剤師マーティン。
ヒロインはスペインから留学してきてLAにいついたフィジオセラピスト、ギャビ(ライア・コスタ)。
作品全体の出来には疑問があるけど、些細なことが楽しめました。
マーティンの元妻というのが日本人という設定です。正しくはファーストネームも英語だし日系人なんですけど、この役はガーディアンズのマンティスことポム・クレメンティエフちゃんが!彼女はカナダ生まれでフランスで演劇の教育を受けたフランス人女優とのことですが母親から韓国の血を引いているので見た目は日系人で通用します。ハリウッドの変なアジア人キャスティングになってなくて嬉しいです。
そしてマーティンの薬局でバイトしてた学生に、ジェシカ・ヘンウィックという「Silk/王室弁護士マーサ・コステロ」のシリーズ3に出てた美女が!
正直に言いますとヒロインがまったく好きになれなくて、脚本が気に入らないのか俳優が気に入らないのかダブルなのか、彼女がスクリーンに登場すると不愉快でどうしようもありませんでした。
彼に対して「何でも正直に話して」って要求が無理すぎないか?これが彼女だけが主役で、今まで何も隠すようなことも人に知られたくないような経験もなかったラッキーな若い女性の心の成長スートーリーだというならそっちにフォーカスしてくれればいいのに。
ということで、どちらかというと「普通の人」を演じたニコラスくん主演の2本でした。
「エジソンズ・ゲーム」ではエキセントリックなほどに洒落者のテスラ、「The Great」では頭が弱いという説のロシア皇帝ピョートル3世という、「女王陛下のお気に入り」の時のような派手な役で楽しみなんですけど、普通の役こそ個性が出るというか力量が出るというか難しいと思うんですが、果敢に挑戦し続けるニコラス・ホルトです。