Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

スパークス祭り2 TSUTAYA銀座

2022-08-21 19:59:23 | スパークス

8/22追記 蔦屋さんの1週間限定アーカイブ配信が届きましたのでリンクしておきます

<トークイベント―Sparks来日! ロンとラッセルにきく「創造」-音楽・映画・日本>

蔦屋での「スパークス・ブラザーズ」円盤発売のプロモーションイベントはオンライン参加できました。撮影禁止ということで。

これはブルーレイかDVDを買った人にイベント参加権が先着に配布されると言うもので、私がそのニュースを見た時には店頭の30席はsold out。

その後ですよ、イギリスのSPARKS公式からニュースレターが届いたのは。もう遅いよ〜〜〜!!ロスに住むスパークスなのにオフィスはなぜかロンドン。どっちでも良いけど遅い。

後からリリースをよく読んだら、参加者特典の直筆サイン入りのスリーブは、オンラインでももらえるみたいで、よくわからないままポチると失敗も多いけどラッキーなことも?!わーい。じゃオンラインも数限りない席があったわけではなかったのかー

興味深いジャパンならではの話が多かった(たぶん主催者が選んでる)ので、自分用にメモしましたのでこちらに清書清書。

 

Q: スパークスの2人は日本文化好きですがどう言うところに惹かれますか。

A: Ro. お茶など日常の物にも細かいこだわりがあるところがスパークスの創作の姿勢に近い

  Ru. ハロー・キティとかSonny Angelとか1体1体は1200yenほどで買えるフィギュアでもいろんな種類があってコンプリートすると大変なことに。スパークスもみんなコンプリートできないようにアルバムを出しまくるぞー

Q:   映画で自宅にパチンコ台がありましたね。

A:    Ru. 1台は中野ブロードウェイで衝動買いしたけど、買ってからどうやって持って帰ろう・・・ってなった。あと、音楽的に、パチンコの音が好き。

Q:   ?

A:   Ro. 相撲も好き。大谷さんとか、逸ノ城も応援してる。アメリカでNHKワールドで見てる。(この話は舞台挨拶の方だったかも・・・)

Q:   日本映画もお好きですね。ドキュメンタリーでも柴又に行ったり。

A:    Ru.  寅さんのテーマソングはハートブレイキングなんだよね〜   

  Ro. LAに日本映画を上映する映画館があって昔から見てる。座頭市、ベビーカーフィルム(子連れ狼のことか!)2/3はコンプリートした(コンプリート好き兄弟だったか!) 監督では小津が外国の真似でなくオリジナルのやり方で作ってるところがいい

Q:  映画からの影響は受けていますか。

A:  Ro. 映画的なアプローチはプロパガンダやヒポポタマスのアルバムジャケットがストーリーを連想させるもの。

 Ro. or Ru. 普段の姿のままでライブを演ることがカッコイイというポリシーのバンドもいるけど、スパークスはそうではなくシアトリカルに現実より大きく見せるスタイルだね

Q:  長年作品を作り続けるエネルギーはどこからくるのですか。

A:  Ro. 僕たちは好奇心が強いので挑戦し続けつまらなかったら却下するということかな

 Ru.  POPSの制約、反復性とか曲の長さの中で何ができるかを探っている 

    

スクリーンでロンとラッセルを見ながらなのでメモに集中は無理、昨日の夕方見たのにもう細部が思い出せません(涙)アーカイブ配信あるそうなので、そしたら加筆できそうでよかった。いや待て、ちゃんとプロのライターさんが記事にしてくれるでしょうねー。まあ自分用の記念で。


スパークス祭り 1 ソニックマニア/舞台挨拶

2022-08-20 18:26:06 | スパークス

ちょっと先週潜伏していましたが、コロナ陽性になったわけではありません。昨夜と今日と「スパークス祭り」で他のことへの集中力がゼロになっておりました。

エドガー・ライトのドキュメンタリー映画「スパークス・ブラザーズ」で過去のスパークス体験の点と点がつながってそのまま、ドラマ映画ファンが音楽沼でもツイスターのような姿勢でライブ体験してます。

スパークスの来日スケジュールは、私が知る限りでは、

8月19日 ソニックマニア(オールナイトフェス@幕張/千葉)

8月20日 プロモーションイベント3連発 

     ①映画「スパークス・ブラザーズ」舞台挨拶付き上映@渋谷シネクイント

     ②映画「アネット」舞台挨拶付き上映@渋谷ユーロスペース

     ③「スパークス・ブラザーズ」円盤発売記念トークショー@蔦屋銀座

8月21日 サマーソニック(昼フェス@大阪)

8月22日 単独ライブ@渋谷WWWX

 

このうち、ソニックマニア、「スパークス・ブラザーズ」舞台挨拶、円盤発売記念トークショーのオンラインに昨日〜今日と参加しました。

ラストの単独ライブ、抽選チケット当たったのでそれはこれからです。でもほんとに抽選だったのかは謎で、抽選申し込みを締め切った時にはまだ数に達しなくて先着だったとか・・・?チケット取るのが下手なもので、つい邪推。

最初はフェス〜〜〜!!たぶん、25年ぶりくらい。

しかし屋内なので巨大なクラブって感じですが、クラブも20年ぶりくらい。娘がハタチですから。

最初はグッズの列に並んでTシャツを買いそれをクロークに預けて、ちょっと飲食のあと、スパークス出演のステージへ。終演後だと売り切れると神の声がしたから。

前のアーティストが演ってる中踊りながらステージに接近したら1番前まで来れちゃった。

最前のビューはこんな感じ!So May We Start !

あえてトリミングしないで臨場感を出す・・・and カメラと私のテクが悪くてアップは無理!すみません&初めてカメラの性能の良いスマホが欲しい。

下の赤いライティングはAngst in My Pants。うーん、お隣の方が持参のバナーを片手に持ってたのとセキュリティの目を盗んで撮るのでないよりマシな程度の写真ですね。

こうして写真で見るよりかは実際はもっと近距離ではありました。

ステージと客席のギャップではカメラが常に左右に動いてました。WOWOWがライブ配信してたのでそれかな。

せっかくのロンダンスなのに床が綺麗に撮れてますた。

写真はアレでしたが、生スパークスが近くでパフォーマンスしてくれて目の前のスピーカーからラッセルの歌が聞こえて動画を見るのとは大違いで、聞き漏らすまいと思っても踊ってしまい、踊る担当と曲を聴く担当と自分が2人欲しかったです。

ショーは予定通り夜中の12時に終わましたがホテルに帰っても興奮冷めやらぬので寝付けず。翌日のシブヤがなければ別に良いんだけど、贅沢な悩み。

ジャン!もうシブヤ。アタマだけセルフィー。

もう何度も見た「スパークス・ブラザーズ」も、ちょっと久々に見てやっとセックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズが出ていたことを知る。

ニール・ゲイマンやマーク・ゲイティスにはすぐに反応したのにねー。

ヘヴン17やニック・ヘイワードは好きだったのもあるけど昔の面影もあり、セックス・ピストルズは解散前からジョンとシドしか知らなかった、ごめんなさい。

トークショーでの1番嬉しいニュースは、もう新しいアルバムのレコーディングができてること。

後の撮影タイムです。

サプライズでロンにバースデー(8/12)プレゼントが渡され、日本イメージのお相撲さんがスパークスの地カリフォルニアイメージのサーフィンをしているスノードームと言う粋な計らいを喜んでいました。ガラス製のは高品質なんだとコレクターのこだわりも。

それを掲げるロンさんですが、ラッセルも10月がお誕生日なので前もってキティちゃんのお人形とマグネットのプレゼントが。これが出てくる前に「僕のは〜」って言ってたら出てきたので「冗談だったのに。。。」とつぶやくのもかわいかったです。映画にも映ってたけど冷蔵庫にマグネットをいっぱいコレクションしてるそうです。

最初の写真はまだ撮影が始まったのに気づいてないラッセル。

その後ちゃんとプレゼントを掲げたラッセル。

しかしロンさんのシャツは白い甚平かと思ったらちゃんとカフスが付いてます。どこのだろう?ラッセルフラワージャケットはヨーロッパツアーの何処かでも着ていてかわいいと思ったやつ。

この後渋谷の別会場でも舞台挨拶があったので、MCの岸野さんから注意事項が。

「この後アメリカでのライブも控えているので、スパークスが街をウロウロしてるのを見つけてもサインとか一緒に写真とか個人的接触は控えて、遠くから手を振ってあげてください」

ですよね〜〜〜。感染爆発中の日本に来てくれたら無事に帰国してツアーを遂行して欲しいです。それに今じゃなくても、感染してラッセルの声がダメージを受けてしまったらと思うと、人間国宝というか天国の歌声の危機・・・!

 

シブヤを後にし、家に帰って蔦屋のオンライントークショーを見ました。ライブで隣にいた人はこの30席限定チケットも買えたそうです。

私は家でリラックスして〜と思ったけど、向こうから見てるわけでもないのに、きのう舞浜のアウトレットショップで衝動買いしたパイナップル柄のドレスを着込んでヘアも直して臨みました。背筋が伸びて良いですよ。

蔦屋、狭そう。

ファンの質問に答えるのも本日3回目だというのにまた興味深いお話聞けました。

それも少し書きたいですが私は明日の朝6時からお仕事なので今日のところは祭りを後にします。

 

night night ...

 

 

     

     


オタクの色々

2022-08-15 19:43:57 | 異文化

ニューズウィーク日本版が今「世界が賞賛する日本の暮らし」と言う特集をしています。

「え〜?!外資メディアまで『日本すごい万歳』な記事?」と思いリードを眺めてたら「オタクにとって日本ほど居心地の良い国はない」と言う中国出身のオタク女性の記事に目が留まりした。

そのはちこさんは、日本に就職して本も出版されて外国で好きな分野で活躍されている立派な方です。

一口にオタクと言っても色々な分野があり、当の私も2次元の映像見て家にいるの大好きだからオタクと自認しているのですが、その記事でのオタクとはアニメ、特に同人誌、特にカップリング関係のようで、そうなると全く私とは被ってない他人の世界。

でも外国人の方が日本のアニメが好きで、中国でも今や同じコンテンツをほぼ同時に観れるから日本に行く必要ないと思っている中国人オタクも多いけど、やはり本場は掘れる深さも違うと中国の人は知らないとおっしゃって日本に住んでることが幸せなことを知り、

過去にイギリスの音楽が好きでロンドンに遊びに行って、本場の音楽シーンに触れた興奮を思い出し、わかるわかる!と共感してしまいました。

日本でも輸入盤レコードは買えるけど、ロンドンでは音楽の場に入っていけるのがすごい、ミュージシャンみたいなかっこいい人がマーケットをウロウロしてるし、インディーレコード屋の雰囲気、マーキーだボーダーラインだとSOHOで、パブでライブが見れる、有名人も来てるクラブに行く、突然現れる空きビルを占拠したアシッドパーティーに行く、貸切バスに乗って田舎のレイブに行く、あの頃は「ここに来るために私は生まれてきたのだ!!!」と3次元のロンドンにいることに酔ってたっけ・・・

はちこさんも、日本でアニメ関係のイベントに行くとゲスト登壇などファンサがよくできてる、と感動してらっしゃいます。3次元レベルになるとやはり本場の物量と中の人に触れる機会は外国ではなかなかないですもんね。

とそう言うふうに自分の経験と照らし合わせて、日本のオタク文化が大好きで日本で外国人が幸せになのはいいことだ・・・とは心底思うのだけど、

その日本文化に当の日本人である私はまったく興味がなくて、かつて日本語教師になる勉強に多大な時間とお金も使って資格取って先生になったのに、生徒さんとの話題に合わせるためにアニメやマンガを見る気には1ミリもならないから向いてないや!と辞めてしまった私です。

はちこさんが記事で書いてますが、「アニメオタクの中でもカップリングの好みが色々で自分の好み以外は見たくもないと言う心理に、日本の同人誌専門店は配慮して分類がすごい」とのこと、

自分の好みじゃないものには1秒も使う気がない私もやっぱり立派なオタクだったのだな。


I Married Myself

2022-08-13 19:10:00 | スパークス

2つ「スパークス」カテゴリーが続いてしまいました。来週に来日を控えてひとり祭り始まってます。それとは別に!よそ様のブログでこの曲のことが書いてあって、その方は「自分が大好きで、と同時に自信はない。自分と結婚したら幸せって感覚がハマる」と言及されていたのでつい!

その「自分と結婚したい」感覚は既婚の私も共鳴するものの、ちなみにその方は30歳とのことで納得しました。もっと長生きしてる私がこの曲でもっと刺さった箇所は別のところでした。

 

自分と結婚した

一緒だととってもハッピー

ビーチを延々と歩いたり

至福の時

 

自分と結婚した

一緒だととってもハッピー

キャンドルを灯したディナー

至福の時

 

今回は続くんだ

今回は続くんだ

ずっと、ずっと、ずっと

 

自分と結婚した

一緒だととてもハッピー

一緒だとハッピー

一緒だとハッピー

一緒だとハッピー

一緒だとハッピー

ハッピー、ハッピー

 

真ん中の原文は、

This time it's gonna last
This time it's gonna last
Forever, forever, forever

ここが、聞いていて(珍しくスローな曲なので聞き取れる)

「 にゃに?This timeってことは前回もあったってことだよね、1回なのか2回なのか3回なのかわからないけど、とにかく自分との結婚の前に続かなかった結婚があったということ。つまり過去の結婚の失敗を引きずっている歌ではないか?!」と背筋がピーーンと伸びたフレーズでありました。

もちろん自分との結婚で幸せなのがウソなのではない。でもそこに挫折が張り付いてることが、執拗に繰り替えされる「いっしょだとしあわせ」という詩から滲んでおりませんか?

別に私は結婚するなら他人とじゃないホントじゃないと、とは思って無くて、ただ、幸せと挫折は共存するし、そのアンビヴァレンツにキュンと来ちゃうお年頃なんですよ・・・

 

 

 


Equator 赤道 

2022-08-12 23:10:23 | スパークス

スパークスのロン兄さん、本日77歳のお誕生日おめでとう!ラッキーダブルセヴン!

台風なんかが来てますけどそれでも明日の気温は28度予報、明後日からはさっさとまた30度台に復活だそうで、この茹だる暑さそのものの曲がスパークスにあり、その名もズバリ「赤道/Equateor」です。

最初聞いた時はファンの身でも「この鬱陶しい曲は何なの?」と思ったくらいウザい曲!と思い、「赤道」というタイトルに「何でいきなり地理?」と頭を傾げ、歌詞を読んでウザさに納得・・・赤道で待ち合わせた彼女に会えなくてハアハア倒れそうな歌声だった・・・

僕はいつだって人を見る才能(gift)があると感じていた

今日、この時間に、ここだったよね

君はどこにいるの

確かに3PMって決めた

確かに3月10日って言ったよね

 

赤道、赤道

君がここで会おうねって

きっとその角の向こうにいるんだよね

 

プレゼント(gifts)がもう溶けたり死んじゃった

ごめんね、今謝らせて

また改めて今度ね、約束するから

もしまたの機会が半分でもあるなら

神様、お笑いになってますね、僕はボロボロ

でもご覧ください、もう半分は来ましたから

 

赤道、赤道

ここで待ち合わせって君は言った

赤道、赤道

ここに来るって君は言った

赤道、赤道

だよね

 

ここでちょっと止まって休まなきゃ

きっともう君の近くまで来たはず

君は話すのも歩くのもゆっくりだもんね

僕が好きにできるよう考えさせてくれるし

僕は1ミリも騙されてはないよ

僕たちの世界を仕切ってるのは君だって知ってたんだから

 

*この後、赤道、赤道、と永遠に・・・

 

最初、意味がわからなかったんですが、要するに「赤道で会いましょ」ってことは地球の円周のどこなのかわからないわけですね!

こんなデートの待ち合わせ場所を指定されたことが、詩を書いたロン兄さんはあるんでしょうか?!

赤道じゃないにしても、だだっ広い何処かで彼女を探してボロボロになったことが・・・?

とロンを想像するとムンクの叫びなんですが、

一転、ラッセルがサハラ砂漠の炎天下、溶けたチョコレートと萎れたお花を抱えて汗を拭って倒れそうな図を思い浮かべると、なぜかコメディ。

このパターン、スパークスの歌詞に多発。

シリアスすぎると返す言葉も浮かばないセリフをラッセルに語らせると途端に芝居がかって作品として着地するんですよね。

歌詞の中で最初のgiftは「才能」の意味で、自分は人格を見抜く才能があると思ってたら、赤道を半周もさせられてgiftsがmeltでdeadになってしまう

つまり2回目に出てくるgiftsはチョコやお花でもあるけど、彼女と待ち合わせで会えないことに気づき=彼女の仕打ちに気づき、自分の人を見る才能も溶けて死んでしまったというダブルミーニングが憎いです!

上のビデオの70年代のヴィジュアルもかわいいんですが、21世紀ロンドンのライブでは、ラッセルが甚平?!を、ロンが浴衣を着ててびっくりしました!!後半映ってるオーディエンスの中にはキモノ着てる2人組もすごい迫力です!