以前にも書きましたように私は勉強をしない男でして、少なくてもノートやメモを録ることは殆どありません。
しかし仕事となると「憶えないまま」と言う訳にはいきませんね。
で、どうするか?
というと、何度かその資料を見る、或いは口でモゴモゴ復唱する、いや、思い切って忘れてしまって思い出せたことだけもう一度しつこく憶えようとする。
です。
ワイン関係の本もあるにはありますが、何度も見るという事はあまりなく、しかし捨てずにおいているのは若い人が見たい時に見れるように、という理由です。
だいたい、現在大概の事はネットで直ぐに調べられます。
厚く重く高い本を買わずに済むのです。
が、気を付けないといけません。
ネットの情報は必ずしも正確ではありません。
「ワイン用語集」的なページを発見したとしても、勉強中の人がメモ的に書いているものであったりします。
或いは書いた日時が古かったりして使い物にならない、ってこともあります。
ま、これは本でも同じですけれども・・・・・・
私達の年齢の場合、若い頃にはネットなどというものはありませんでしたので、全て本か講師からの伝授です。
ですから「誰の本」「誰からの情報」とはっきり言えたものです。
が、ネットからの情報の場合、あまりの氾濫に「何処からの情報か?」が判らないことが多いのですね。
ですからネットで常に情報を得ようをしている方には是非同じワードで複数のサイトを見て欲しいと思います。
更にいうとたまにはネット以外からの「確かな筋」の本を見る、読む。
で、トドメは実際のワインを触ってみる、飲んでみる、温度を変えてみる、グラスを変えてみる、違う料理と合わせてみる、を重ねると意外なことに彼の地の気候風土が浮かび上がってきたりします。
先述したように横着で不勉強な私にとってネットは便利ですが、なまじ歳を重ねている分、その間違いを発見するもの日常茶飯事です。
上手に付き合って良い情報を手に入れて活用してほしい、と若い人に望みます。
どんなに文字で勉強しても最後は「運用」「活用」して楽しむことです。
「便利」を「安易」で終わらせず「便利」で「重宝」するようにしましょうね!!