いやあ、昨日は暑かった。
汗だくになりましたねえ。
10月も半ばに入ろうとしてるのに・・・・・・・
しかし、何度か書いているように温暖化が叫ばれるようになって悪い事だけでなく良い事?もありますね。
例えば「ワインの名産地に雨は最小限でよい」などという定説がありますが、これだけ暑くなると「ソコソコの雨」がないと葡萄が干からびてしまいます。
ポルトガルなど南の産地(例えばポルトなど)は他の産地にない様な「うっそうとした森」が見受けられますが、これは雨が無いと成り立ちません。
で、ポートワイン以外にも立派なワインが沢山出来ていますし、なにより近年の大阪の葡萄も補糖が不要な畑も出てきているくらい立派な糖度です。
酷い豪雨は人々の生活を奪いますが適度な雨がないと良い葡萄が難しい時代になってきたのかも知れませんね。
ボルドーもアルコール15.5度なんていう脅威的な表記が堂々とされる時代です。
「定説」なんていうものは「ある時代」のものですもんね。
或いは凝縮した葡萄を得る為に「剪定」は必須だったものが剪定なしでも良い実が取れる「結実不良」が毎年のことになって、フランスの多くの産地では剪定そのものが「タマにするもの」になるかも知れません。
イタリアに多いパッシート「陰干し」は意味がなくなるかも知れませんし、またやってしまうと発酵しきれない糖が甘みとして残ってしまって生産者の意図から外れてしまうかもしれません。
な~~~んて栽培家でも醸造家でもない私の妄想です。
しかし、そんなことを考えながら仕事をしていると色々な変化が受け入れやすくなるのではないかな、と感じています。
今、朝の3時半。
まだまだ蒸し暑い今日、そんな事を感じている私です。