ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

お約束どおり・・・・

2009年11月12日 03時00分43秒 | ニュース

「ブログ見たでえ!!」を今日から3日間やっちゃいます。つまり15日から17日まで樋口が不在のお詫びです。今日が12日ですから14日まで「ブログ見たでえ!!」と叫んでいただくと下記のワインがお安くなりますよ!!!!

今回はワシントンの老舗「レコール№41」社のワイン3種です。マーティン.クラッブ氏が第41番小学校跡をワイナリーに仕立て、恵まれた畑から果実味たっぷりのワインを作り上げています。私は2007年の8月に訪れましたが、緯度が高いワシントンとはいえ、ワラワラヴァレーはしっかりと太陽を浴びて葡萄が熟す様を汗たらたらで見ていました。

セミヨン.セヴンヒルズ.ヴィンヤード 1,150円→800円

シラー                  1,200円→900円

カベルネ.ソーヴィニヨン        1,350円→1,000円

と言うことは泡ものがありませんが、今回はそれ以外にその日のワインとして何か考えておきます。

なにせ今回は3日連続でいたしますので、場合によっては一時切らしてしまうことも無いとはいえませんので、その時はご了承を!!

皆様の元気な「ブログ見たでえ!!」をお聞きしたいと思います。


ほっぺたが落ちる、と言いますね。

2009年11月11日 04時35分01秒 | お勧めメニュー

美味しいものを食べると本当に頬がゆるみますし、落ちそうな気がします。でも、ほっぺたは落とすわけには行かないのです。食べたほうがいいんじゃないでしょうか?

と言うわけで「牛頬の煮込み」です。ものを咀嚼する度に使われる頬の肉ですから、しっかりしているので長時間煮込んでも崩れにくいのです。しかしプルップルの外観は頼もしい限り。皿を少し持ち上げてテーブルにトンと落としてみてください。その揺れを見て召し上がっても遅くありません。

今はオレゴンのピノノワールが3種も開いていますので、是非一緒に召し上がってください。ピノの優しいタンニンと柔らかい肉質が「溶ける」感じを作り出します。

色々な部位、色々なお肉を煮込みにしましたが、頬肉はトップクラスかなあ、とシェフと話しています。


F1

2009年11月10日 04時23分32秒 | 食・レシピ

と言うと、今トヨタ撤退とかブリヂストンがタイヤ供給をやめるとか、話題になっていますが・・・・

ここではF1は別の意味です。牛の種類のことなのです。乳牛で知られるホルスタインと肉牛の最高峰黒毛和牛の交雑種です。

霜降りにはなりにくいけれど、肉質は抜群で香りも旨みもしっかりあります。今お出ししているのはランプ肉(お尻のあたり)ですが周りの脂を残して焼き上げます。噛み応えも程々にあり、脂の融点も低く楽に頂けます。そむりえ亭の場合、しっかりした赤でお勧めしたいと思います。

以前から黒毛和牛以外のお肉を使っていましたが、皆様、黒毛和牛信仰から抜け出して是非F1をお試しください。


寒い季節の魚

2009年11月09日 03時25分59秒 | お勧めメニュー

というと鍋に入れたくなるアレですねえ。アレではなくアラでしたね。

鍋以外にはあまり聞かないかもしれませんが、ぷっくりとした身は食感も滑らかで美味しい魚です。

そむりえ亭では今月に入って、結構使っています。昨日までの週末でかなりの量を使いましたので、今日からの仕込みに入るかどうか、判りませんが焼いても美味しい魚です。オマールや渡り蟹でとったソースでお出ししていましたが美味しそうでした。

もし今週も入っておりましたらお勧めしますので是非「季節の味わい」をお試しください。合わせるワインは仕上げにもよりますが南仏系のルーサンヌのまろやかなボディで如何でしょうか?


キッチンスタッフ募集します。

2009年11月09日 03時03分01秒 | スタッフ

今月でシェフの勝田君がそむりえ亭を卒業してパリに修行に出かけます。その後は清田シェフ、菊田スーシェフが守りますが、もう一人若いエースが必要になります。

そこでスタッフ募集です。

条件は

1;フランス料理経験者

2;27歳以下

3;自転車、或いはバイクで通勤可能な所に居住

です。他の事に関しては御問い合わせ頂き、お話したいと思います。

将来のエースになりたい、というやる気のある若者、手を挙げてください。


ワシントンワインについて

2009年11月08日 04時13分15秒 | ワインの事

ワシントン州って判りますか?東海岸のワシントンDCではなく、西海岸の一番上です。そうイチローさんが頑張るシアトルのある州がワシントン州です。

ボーイング社、スターバックスなどが代表的な企業でしょうか。実はこの辺りは雨の多い所です。と言うことはワインには向かない、と言うことになります。がシアトルの少し内陸のカスケード山脈は沿岸部で沢山の雨を降らせ、内陸側には降らないようにせき止めるような役目をしています。内陸部のコロンビアヴァレーでは年間雨量200ミリから300ミリと非常に雨が少なく、しかも、緯度が素晴らしいのです。つまり、そのまま横滑りするとフランスの名産地とピッタリ重なるのです。長い日射時間、涼しい夜、少ない雨。これでよいワインが出来ないわけがないのです。

といっても歴史的には先輩格のカリフォルニアには及びません。先輩に習って、ボルドー品種から名を挙げたわけですが、その緯度からは涼しい所に合うリースリングや、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんがシラーも抜群です。

雨の少なさは強い凝縮をもたらしますが、カリフォルニアの大柄な感じと違い、タイトにしまった強さです。ほぐれるのには少し時間がかかるかもしれません。或いは合わせる料理をより強い物にする、デキャンタを何回かする、などの手段が必要かと思います。が将来性といった点でも非常に楽しいワインです。

そむりえ亭でお出ししているワシントンワインも、しっかり空気接触をしてからお出ししていますし、なるべく合うように料理に工夫をいたします。もう既に召し上がられた方も多いと思いますが沢山の種類を開けていますので、色々お試しください。、


今月の青魚は

2009年11月07日 03時57分21秒 | お勧めメニュー

鯖です。前菜として「鯖のタルト」と言うのをお出ししています。デザートのタルトのように丸いパイ生地で仕上げるのではなく、パイ生地の上にマッシュポテトと炙った鯖を乗せてタイム風味のトマトソースで召し上がって頂きます。

これがすこぶる赤ワインと好相性です。かなり広範囲の赤と合いますが、とりわけメルロのコクとまろやかさ、或いは南仏ブレンドの酸の丸みと厚みがよさそうです。

この料理はポーションを増やしてメインにも出来そうですよ。


11月は・・・・

2009年11月06日 03時46分39秒 | ちょっと休憩

経営者としては残念ながら予約の入り具合がいま一つです。そう、今日6日も無いのです。

と言うことで「ブログ見たでえ!!」の登場です。先日同様ハモン.イベリコを前菜にお勧めしたいので食前、或いは前半のワインはそれに合わせたものでお得感を出したいと思います。

1;ポエッツリープ.リースリング(ワシントンの誇るキリッとしながらも、しっかりした旨みとわずかな甘み。ハモンには最適)1,150円→850円

2;ウィラケンジー.ピノグリ(アルザスの物と違い透明感ある色の中に芳醇な香りと味わい。全方位的な万能な相性。ハモンの後に追いかけるとキャンディの様な旨甘さ。フォワグラにも合いますよ)1,100円→800円

以上2点はハモン向け

3;レコール№41シラー(ワシントンはシラーでも急成長。オーストラリアよりエレガント、フランスより凝縮。鯖のタルトなんかで如何?)1,200円→900円

4;ウッドワードキャニオン.カベルネ.オールドヴァインズ(マグナムからサーヴィス。古木からの葡萄は常に優等生。複雑で骨格がしっかり。赤身系のお肉とどうぞ)2,150円→1,500円

以上4点で如何でしょう?「ブログ見たでえ!!」が合言葉です。


お休みの日は・・・・

2009年11月05日 01時42分51秒 | ちょっと休憩

皆で食事です。今回は本町のチャイニーズ皇月です。本格的なものから気軽な飲茶、或いはテークアウトの中国茶まであるお店です。

夜のメニューは3,000円から20,000円まで幅広いのですが、今回は一人10,000円でコースを組んで頂きました。たっぷりのフカひれもついて、鮑、なまこと珍味もあり、満足です。15年物の紹興酒もカメいりで美味しく、先日勉強したマデイラとにた風味に、使い方のヒントを戴きました。

大人数でも少人数でも、個室も沢山あり、それなりの用途でご利用いただけそうです。

と言うことで、美味しいものを頂いたので今日から皆には頑張ってもらいましょうね!!


雲丹

2009年11月04日 03時29分54秒 | 食・レシピ

今月のメニューには雲丹を使ったものがあります。今月に限ったわけではありませんが、雲丹はどんなワインとあわせればいいと思いますか?

先日書きました様に、磯臭い、或いは生臭いものは白ワインでは香りが助長され、より臭みが目立ちます。赤ワインのほうが落ち着いた香りになり、旨みを引き立てます。と言う点では赤い色のものより黒いイメージのもの、例えばカベルネ、メルロ、シラーなどの赤がピノノワールなどよりいいということです。つまり色素が香りをマスクする、と言っていいのだと思います。

私は科学者ではありませんが、経験上、黒に近い赤ワインは磯の香りを持つものにベストマッチです。魚卵もそうですね。

わずかに雲丹で風味付けした、とか、イクラで塩分を補った程度なら主素材を尊重すればいいと思いますが「しっかり雲丹」と言う時は赤ワインでお試しください。