ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

という事で今日、8日ぶりにアレです。

2011年06月14日 03時21分17秒 | ニュース

昨日、ブログとツイッターの話をしました。中で「ブログ見たでえ!!」はブログとツイッターで発表します、といっていた矢先。

そう、8日ぶりに「ブログ見たでえ!!」の開催です。

今日は8アイテムいっときます。

シャンパン1:グロンニュ.ブラン.ド.ブラン 1,400円→1,000円

(シャルドネ由来の酸が美しい)

シャンパン2:ローランペリエ.ブリュット.ロゼ 2,800円→2,000円

(ロイヤルウェディングのデザートに使われた事はお話済み。余韻が楽しいシャンパン)

白ワイン1:リースリング.アンドロー09ギィ.バック 1,000円→700円

(リースリングの見本のようなワイン。綺麗な酸とミネラルです)

白ワイン2:リュリー.プルミエクリュ04シュルマン 1,150円→800円

(ニューワールドのシャルドネとは違う。つまりブルゴーニュらしい柔らかな白)

白ワイン3:サヴィニエール.クーレ.ド.セラン04ジョリー 2,350円→1,500円(100ccで2杯のみ)

(残り少なくなっています。自然のもたらした凝縮、深み、贅肉のない味わい。凄い!!)

赤ワイン1:サンシニアン05エシュ.エ.バニエ 1,150円→800円

(ラングドックの師匠=三枝にいやん→サンシニアン。なんてね!!太陽の力が伝わります)

赤ワイン2:モレサンドニ.ヴィエイュ.ヴィーニュ01ジャニアールマルセル 1,300円→900円

(01年のこのクラスは飲み頃です。何も引っかかる事のないスムーズさ。しかし薄い訳ではないのです)

赤ワイン3:アリオン04ヴェガシシリア 2,400円→1,800円

(名門ヴェガシシリアのDNA。3度デキャンタしています。「挑む」という感じかもしれません)

さあ、火曜日は久々の「ブログ見たでえ!!」です。

是非、ささやいてお得にお過ごしくださいね!!


昨日・・・・

2011年06月13日 04時37分47秒 | ちょっと休憩

予約は一件あったもののヒマな予感でしたので緊急に目玉的なワインを開けようと思い立ちツイッターでお知らせしました。

しかしヒマな日はヒマですし、ツイッターだけでの急なお知らせでは告知効果は薄いですよね。

何を開けたかというと「サヴニエール.クーレ.ド.セラン2004」です。一昨日の時点で在庫1本でしたが7月にグラスワインにどうかな、と試しがてらに開けてみる気になったのです。

昨日たまたまロワールワインの話を書いていますが、その中の表現でいうと「中流域」の「シュナンブラン種」のワインです。これはフランスの白ワインの中でも貴族的な扱いをされるワインです。

という事で今日もまだ4杯残っています。

実はこれは抜栓してほったらかしにしておいて3日目位から本領発揮といわれるワインでして今日お飲みになる方はラッキーと言ってもよいのではないでしょうか?

                                                               さて、以前も書いたと思うのですが

ブログは大体この時間(朝4時前後)に色々なカテゴリーの事を書いています。重要な情報も(例えば私のスケジュール、「ブログ見たでえ!!」のこと、等)もブログでまず発信しています。

ツイッターは午後3時過ぎ位にその日のお勧め料理を欠かさず書いています。が、時折急なキャンセルの対策で「ツイッター見たでえ!!」とか今回のようなワイン情報とかも呟きます。

両方を御覧頂けるとお得情報をもれなくゲットできます。ツイッターはフォロワーに成って頂くと有り難いのですが、そうでなくても御覧いただけます。 http://twitter.com/#!/makoto19581223 をブックマークいただくか、このブログの左バーの「ツイッターもやってます!」という所からも最新の4記事くらいは見られる様にしています。

どうぞ朝はブログ、夕刻はツイッターで「そむりえ亭情報」を御覧ください。

お待ちしています!!!!


メネトゥーサロン

2011年06月12日 04時41分42秒 | お勧めワイン

1000キロに及ぶ長いロワール河流域のワインは上流、中流、下流域で造られるワインの葡萄品種が変わります。

どの地方のワインも概ね酸があって重くない、むしろ軽やかな印象を持つ、という事では似ていますが、実際は気候も違えば品種も違うのです。

中でも上流域のソーヴィニヨンブランはニュージーランドをはじめとする諸外国で造られ、よってこの流域が聖地として知られるという面白い構図になっています。

サンセールやプイィフュメは磐石の人気があります。清清しい青い香りとミネラルを感じさせる香ばしささえあります。実際は軽いワインでは無く、結構なボディがあるのです。

その陰に隠れた産地が幾つかあるのですが今月はメネトゥーサロンというエリアのものを使っています。

より爽やかで夏にはバッチリ。しかしソーヴィニヨンブランが持つ特徴「酸」「青い香り」「ミネラル」もちゃんと持ち合わせています。

シャンパンの替わりに食前酒でもいけますし、ハーブなど青い香りを散らした前菜にお勧めです。なにせ冷たく冷やした方が美味しいワインですからクールダウンに欠かせませんね。

複雑味のある高級ワインもいいものですが、こういう白ワインこそ葡萄原料であるワインの真骨頂かもしれません。気軽にお楽しみくださいね!!!


貴腐ワインの源流

2011年06月11日 03時42分10秒 | ワインの事

貴腐ワインは甘口ワインの中でも特別な地位にあります。

ブランデーなどを添加して甘みを残すポルトや発酵を途中で止めて造るワインと違い、

自然に木にぶら下がっている状態で干からびた=灰色カビが果皮を破壊して水分を飛ばした状態の葡萄で造る天然の旨味、甘みのワイン。

ただ干からびただけでなく灰色カビが普通の葡萄にない複雑味とえもいわれない香りを生み出します。

世界三大貴腐ワインといってフランスのソーテルヌ村、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、そして今月そむりえ亭で開けているハンガリーのトカイヘジャリア地方が挙げられます。

中でもハンガリーのトカイは王道です。

フルミントという葡萄を主にハールスレベリューという葡萄を従に貴腐葡萄をどれ位使うかで甘さが判ります。プットーニョシュという籠を現す言葉が単位として使われ通常3~6という数字がラベルに書かれています。

6が最高に甘く、3がやや甘い。そむりえ亭で使っているのは5ですから原料のうち6分の5が貴腐葡萄。私の感覚ですと5が一番バランスが取れて、しかも高すぎないのでお買い得です。

ちなみに生産者は先週書いていましたスペインのヴェガシシリアがハンガリーで興したオレムスというワイナリー。ヴィンテージはそろそろいい感じの99年です。

本来ならフォワグラに合わせたい所ですが、前菜としてお勧めするときはゲヴルツトラミネールに任せてデザートとして登場させましょう。

タルトとかビスコッティなど粉物との相性は抜群、ブルーチーズとはもっと幸せです。

「甘い酒なんて」などと言わず、ワインの世界の幅を広げる意味でも召し上がってください。


雲丹と海藻

2011年06月10日 03時23分25秒 | お勧めメニュー

そむりえ亭では私の希望で「磯臭い食材」をちょくちょく使います。

それはシーフードでも赤で合わせたい方に最適だからです。

磯臭さは赤ワインの持つ色素が香りをマスクする、と考えるからです。

出来ればカベルネやメルロ、シラーなどの様に黒に近い濃い色合いの赤がいいですね。

お題の雲丹や海藻はその最たるものです。

今月は雲丹をムースにしてモズクをコンソメで合わせたジュレをかけたものをお出ししています。

雲丹の濃い味わいとモズク=海藻の香り。

それだけ召し上がっていても美味しいのです。が、白ワインを口に含むと何かが引っかかります。「臭い」といった方がいいですね。

それが赤を合わせると、あら不思議。丁度いい具合に香りが収まって旨味を素直に感じる事に繋がります。

日本人に馴染みの食材。意外な組み合わせと思われるかもしれませんが、お勧めです。

是非、お試しください!!


さくらんぼ

2011年06月09日 03時43分49秒 | 食・レシピ

さくらんぼ。

少し前から出ていますが、美味しいですね。

しかし、いい物は無茶苦茶高い。とても、そむりえ亭のメニューに載せられる価格ではありません。

が、今月のメニューにはさくらんぼを使った1品があります。

フォワグラのソテーに焼いたさくらんぼを添えたものです。

ご想像の様に上等のさくらんぼではありません。しかし火を通して甘いソースで炊けばグッと美味しくなります。元来、酸味がありますので煮詰めた甘みとバランスするのです。

焼いたフォワグラのフワッとした食感と合わせて召し上がってください。

いつもの様にゲヴルツトラミネールが鉄板ですね。

赤い葡萄から造る白、ゲヴルツトラミネールには元来さくらんぼが持っている「赤い風味」があるのですね。

さて日本のこの季節、さくらんぼで感じてください!!


スッキリ!!

2011年06月08日 01時53分46秒 | ちょっと休憩

昨日はお伝えしていました様に親の家に久々に顔を出し、その後は散髪に行ってきました。

前回の散髪が3月15日だったようで、気が付けば3ヶ月近くほったらかし、だったのですね。

そう、私は超が付くものぐさなんですねえ。

という訳で今日からは暫らくサッパリ頭の樋口がサービスに勤しみますよ!!

さて、そんな今日は先日お勧めした「はちきん地鶏のこんがり焼き」でも押しましょうか?

この鶏は地鶏というものの決して固くなく臭いも穏やか。しかし味わいはしっかりしており、骨の太さを見れば「なるほど、確かに!!!」って納得頂けると思います。

結構大きめですので、大きすぎる場合は半分、いけそうなサイズなら1本まるまま出てきます。

こんがり焼けた皮目も美味しいですし、ジューシーなモモ肉も味わえます。更に骨の周りもむしゃぶりついて下さい。

合わせるワインは樽熟成のシャルドネもいいと思いますし、軽い渋みのピノノワールの絶妙です。焼き目の香ばしさと胡椒の風味にスパイシーな赤を合わせても負けませんね。

お待ちしています!!!!


今日は定休日です。

2011年06月07日 02時39分41秒 | ちょっと休憩

定休日です。

今日は久し振りに親の顔でも見に帰ろうか、と思います。よってちょっと早目の更新をして早めに寝て少しだけ早起きの予定です。といっても今、彼らが住んでいるのは堺ですから遠くは無いのですが・・・・

その後は久々の散髪に行ってさっぱりしようかな、と。

両親は早寝ですので、夜は自宅に帰って出かける算段でもします。

ところで入梅してからは雨が少ないですね。有り難いような、有り難くないような話です。

真夏になって水不足なんて言うことになると大変ですものね。

さあ、休み明けは気合を入れて頑張りますので宜しくお願いいたします。


やっぱり月曜日

2011年06月06日 03時07分57秒 | ニュース

前回は31日火曜日でした。6日ぶりの「ブログ見たでえ!!」です。

今回は6アイテムです。

シャンパン:グロンニェ.ブラン.ド.ブラン 1,400円→1,000円

(シャルドネだけで造られた酸のしっかりしたタイプ。夏向きです)

白ワイン1:イレルカボニア09アルタヴィン 950円→700円

(グルナッシュ.ブランコ種の果実味豊かなワイン。ウサギのクリーム煮にいいですね)

白ワイン2:リースリング08ヒューゲル  850円→600円

(キリッと締まったミネラリーなワイン。最初に一杯にいいですね)

赤ワイン1:シャンボール.ミュジニィ04ルイ.ユエラン 1,500円→1,100円

(ブルゴーニュのピノの見本です。綺麗な仕上がり。頬肉の煮込みにどうぞ!!)

赤ワイン2:オレーノ05セッテ.ポンティ 1,850円→1,400円

(スーパートスカン。ボルドータイプだけれどやっぱりイタリアです。牛イチボで美味しいです)

デザートワイン:トカイ.アスー.5プットーニョシュ99オレムス 1,700円→1,300円

(貴腐ワインの故郷ハンガリーの宝。ブルーチーズ、タルトで本領発揮。ビスコッティもOK)

さあ「ブログ見たでえ!!」 樋口に向かって囁いて下さい!!!!


暑かったですねえ!!

2011年06月05日 03時15分09秒 | お勧めワイン

いよいよ夏の気配ですね。昨日はずっとムシムシして汗が止まりませんでした。

こうなると最初の一杯は「キリッ」としている事が条件になります。

シャンパンならブラン.ド.ブラン。シャルドネ=白葡萄から造られた酸のしっかりしたタイプです。

今月はグロンニュという造り手のものを用意します。

色が涼しいですね。グリーンを帯びた、やや薄めの色合い。しかし、ガスは細やかに上がっていきます。

香りは上質のシャンパンらしいイースト香が香ばしさを感じさせますが、芯には柑橘のような爽やかさ。

味わいもイーストから来る旨味をきれいな酸が支えます。

勿論、温度が上がってきても味わいは壊れません。むしろ旨味が感じられるようになります。

ブラン.ド.ブランの見本ですね。

幅の広い料理とのマリアージュです。暑い夏を冷えたグロンニュで楽しんでください。