東京・札幌を往復してへとへとになっていた時に、「いつでも話聞くから」と言ってくれた大学からの友人たちがいる。
彼女たちは私の上京に合わせて日程を合わせ、あちこち東京の街を散策してくれた。
その中の一人と連絡が取れないという。
昨年末からご主人との間がうまくいかなくなったようだ…その火種を作ったのが“ミクシィ”だという。
そのため、携帯、PCの使用を制限されてしまったらしい 。
まるで中学生、高校生に対する対応のようだが、電話をかけても留守電で伝言を残しても連絡がない。
思い余って手紙を出したが、それにも返信がないという。
どうしたのだろう…
2月に娘のことで上京した時にちらっとそんなことを聞いたが、それほど重大には考えていなかった。
どんな夫婦だって別れる理由はいくらでもある。この年まで来ると、大きな争いをするのが面倒だというのが一番。
旦那に不満はあれこれあるが、向こうだって同様だろう。反面、旦那がいてくれてよかったと思うこともしばしばある。
プラマイゼロ・・・というところ。
若いころならともかく、こどもがすっかり一人立ちしたのならともかく、
まだ大学生がいる状況で、争うほどに、お互い譲れない何があるのだろう?と私は思ってしまった。
それでも・・・というその気持ちが、すごいなあと思う。
ただ、どんな時であろうと笑って暮らせるようにするのが一番だから、それに向かっているのであれば頑張ればいい。
でもとらわれている考え方だけにのめりこむと、手放したくない大事なものまでをもほおりだしかねない。
気分転換に、昔の仲間と息抜きをしてくれるといい。
長い付き合いの友人たちと、わいわいと話すと楽になるのは私がいい例ではないか・・・。
「○○は若いころ遊んでいないでしょう…全然嵌めはずしたことがないのよ。 だから、やることすべてに無駄の入り込むすきがなくてね。
遊びがないの…だから心配よ」 と、他の友人が言った。
言われてみたら、学生時代からきっちりとしていた。
しっかりしていて、頼りがいがあったが、それがここにきて意外な欠点となってしまったというのだ。
どんな人生を選ぼうと、いいことばかりじゃない。だから、好きなように生きたらいい。
私たちは古い友人ではないか、貴女の決断をとやかくいうものではない。
でも、それにはやっぱり笑っていてほしい。連絡がとれることを心から願っている。