つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

保育士が不足しているそうな・・・

2012年05月30日 | 子育て

働きたくとも、小さな子供を保育園に預けることが出来ず困っているお母さんたちがたくさんいる。

待機児童解消のため、国も企業も保育園を増やそうと躍起になっているが、

場所は用意できても、保育士が確保できないんだそうな・・・。

世界各国の中でも日本は待機児童の数で、ぬきんでて悪い数字が挙げられているという・・・。

 

でも、ちょっと待て、その数字なんか説明が抜けていないか?

たとえば100人の子どものうち、保育園に預けたいと親が考えている子どもが何人なんだろう?

日本では80人かもしれないが、他の国では50人かもしれない。

50人分の席を用意するのと、80人分を用意するのと、同じ表に比べていいのだろうか?

子どもを預けて働きたいと考えたら、預けられる環境があるというのはもろ手を挙げて賛成する。

だが疑問はいくつもいくつもわいてくる。

80人の子どもを保育できる環境を整えて、少子高齢化と言われている今、その保育園を維持できる未来があるのだろうか?

今年は80人いても来年は40人かもしれないし、次の年はもしかしたら100人かもしれない。

そういう対応はどうするのだろう・・・?

テレビや新聞の報道は「待機児童解消」「保育園増設」一辺倒だが、そういう説明はない。それでいいのだろうか?

今ここで保育園に入れないで困っている「この家庭」は救われるが、それが本当の対応なのだろうか?

 

どんなに思惑で保育園を作っても都合のよい保育園に、はいれる子どもと、はいれない子どもは必ず出てくる。

その不公平はどうするのだろう?

保育園という恩恵を受ける家庭と、受けない家庭の不公平もあるだろう・・・思い切って生まれた子どもの数だけ

保育施設が用意できればいいのかもしれない。

ふむ、あまりに極端な・・・・・・

 

不動産屋が新興住宅地を開発する。ローンを組める若い世代が移り住んでいく。

子どもが増え、当然、そこには新しい学校が必要になってくる。

だが、その学校にまなんだ子どもたちは大人になった時に、また新たに開発された住宅地に移り住んで行く。

年寄りが多くなった町に学校は必要がなくなり、統合や廃校が行われる。

これは短絡的な言い回しだが、我が家の校区内でも似たような例はある。

次々と行われるマンション開発によって、集団下校のグループ分けの人数が大小するのだ。

去年まではあの団地からの人数が多かったけれど、今年からはこことここに新しいマンションが建ったから

こっちのグループが極端に多い。防犯からは、少人数コースになった場合不安は大きい。

こういう話は今に始まったことではなく、だが、今までは50年100年の周期で少しずつ動いたが、もっと早く変わるようになってしまったのだろう。

世代をまたげない状況でこのまま続いていいのだろうか?と心配している。

 

話を元に戻すと、よその国では、保育園に預けなくてもいいと考えられている子どもの割合がどれだけいるかということだ。

そういう子どもが増えれば、保育園はある一定のニーズの中で収まることができる。 それを世界の数値は言っているのではないか?

子どもは預けて働くのではなく、子どもとともに暮らす町ができれば、待機児童の問題はおのずとこの問題に光が見えてくるのではないだろうか。

マスコミが提示してくる論法は、意図している別の何かが見え隠れすることが多くなってきているように感じる。

公平に、もう少し、日本の未来を考えて真剣に報道してほしいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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