つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

嬉しい!

2014年01月28日 | 子育て

珍しく長女が電話をしてきた。

「あのね、今後の事なんだけれど・・・」

長女はまもなく大学を卒業する。今卒論の審査を受けている。

4月から・・・・どうするのか、ずっと家族は聞くに聞けずに見守ってきた。

この娘は、子どものころから内弁慶のへそ曲がりで、内外ともに人との付き合いがへたくそ。

それがこうじて高校を卒業間近に大事件を起こした。

そんなつらい時期があった。

それでも「○○大学に勉強してみたい専攻がある」と言いだし、進学した。

彼女の大学生活の始まりは姉の闘病の始まりと重なっている。

病人と、なんか不思議なばあちゃんと少しへそが曲がり始めた兄と、

奇妙な同居生活に時に癇癪を起こし「大学なんかやめてやる!」と言ってきた。

中途半端で終わった高校生活があったから、今度はなんとか無事に過ごして卒業してくれと、

親は神仏に祈り続けていた。

それがここまで来た。神仏のおかげもあるだろうが、本人の努力と忍耐が一番だ。

そして終わりを迎える大学生活に、次のステップは?

「うちの大学内定率50パーセントいってない・・・・私がまともに就活したって、ねえ」

と言われたら、無理やりそれでもと、この娘に強要することはできなかった。

旦那は 「自活する道を自分で探してください。その努力をする限り、親としてできる限りのことはする」

とだけ話した。

娘は4年生の時間をゆっくりとすごし、卒論も丁寧に丁寧に仕上げたようだ。

そして少し前から「○○をやっていきたい」というようになった。

「父もどうやったら続けられるか探してみるから、君も教授に聞いたり、自分でも探してみるんだぞ」と旦那が答えていた。

 

「先生にね、話したら、別の大学で講義を持っているから、とりあえずそれを聴きに来なさいって言ってもらえた」

久しぶりに聞く、屈託のない子供のころのような明るい娘の声だった。

早くに相談したら学生として続ける道があったかもしれないが、ここ、ここまで来るとすべての手続きは終了している。

だが、間が空くと力が落ちてしまうから、そうならないようにという配慮をいただいたようだ。

学びの場を確保するまで、環境を整える時間を与えてもらえたという。

 

感謝 しかない。先生、ありがとうございます。

 

学校 に傷つけられたこの娘を救ってくれたのは、 やっぱり 学校 で、

もがいてもがいて道を探している。

まだまだ時間はかかるだろう。でも、彼女の人生は始まったばかり、

人生の最後のほうに「ま、よかったんじゃないかな」と思ってくれたらそれでいい。

 

どの子もみんな笑って暮らしてほしい…願う事はこればかり。

嬉しい知らせだった。

 

コメント (2)
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