年金事務所に相談に行った
たりない書類もあったし、誕生日もまだ先なので、
今日は説明を聞いただけだったが、終わって事務所を出たら、
自分の中に新しい“気分”が生まれているのを感じた
「年金」これまでは、毎年、決まった金額の請求が来て、それを払ってきた
だから将来自分がもらう段になったら、払った分だけはもらいたいものだと思っていた
それが、
手続きの説明を受けているうちに、年金の仕組みというのがほわんと筋が通った
現役世代が払ったもので、年寄りに配っているのだから、
その年に払われたものが多ければたくさんもらえるという話になるんだと、
いきなりすとんと腑に落ちた
「毎年少なくなる」「年寄りに死ねっていうのか」…とよく年寄りが言うが、
貯金や保険のように自分で払った分、ためた分で手にするものではなく、
同じ日本に住んでいるというだけのご縁の若い世代が、たあだ払ってくれるのだ…
もっとたくさんその人たちが払ってくれたら、私は年金がたくさんもらえる…という
妙にあくどい妄想が心の中を駆け巡った
ま、そんな単純な構造ではないだろうが、でも、そういう“意地汚い”感情がわいて、
自分の払った分くらいは…から、うまくすればそれ以上にもらえるかもしれない…にシフトしてしまった!!
情けない
情けないが、これが年取ることなんだろうなあ…
これから何年生きるのだろう?
持って生まれた寿命があるから、そこまではしっかりと生きていきたいと思うが、
今日感じたこの嫌な“自分”を忘れないようにしたいと思った