10月5日、「東京ガールズコレクション KITAKYUSHU 2019(以下、TGC北九州2019)」が北九州市小倉北区の西日本総合展示場で開催された。冠スポンサーには、日本を代表する浄水器メーカーに成長した地場企業の「タカギ」が就き、北九州市をはじめ、福岡県も全面支援するイベントだ。
この手のガールズコレクションは客寄せ興行の域を出ず、今や似たようなものが全国で開催されている。そのため、期待したほどの広域集客は図れず、地元への経済波及効果も限定的になりつつある。おまけに来場客の目的は企画内容より芸能人見たさで、集客はタレントの顔ぶれに左右される。つまり、イベントの成否は、旬の売れているタレントをいかにブッキングするかにかかっている。
しかし、支援する地元自治体は開催の大義に「地方創生」を掲げる。イベントに多額の税金を拠出することから、企画のどこかで地元色を出さなければ、反発を受ける。これについては毎回、主催者側のTGC北九州実行委員会とイベントを企画・制作するW TOKYOとの間で、調整が行われているようだ。
TGC北九州では、昨年からイベントに出品枠をもつ地元専門店のレディスハトヤ(SPAとしてオリジナルブランド「ラトカーレ」を出品)が地元の若者に「枠」を開放し、イベントに参画できるようにした。今回も女子大生10名が同ブランドを着るモデル4人に衣装選びからパフォーマンスまでの演出に当たっている。
さらに、地元で活躍するアイドルグループHKT48の松岡菜摘、森保まどから7人で構成するビジュアル系ユニット「Chou」がイベントに出演。メンバーはオープニングでパフォーマンスを披露した他、久留米絣を使用した衣装や小倉織をアレンジしたアクセサリーを身に纏うなど、地元アピールにも一役買っている。
TGC側はイベントに出品する衣装を既成服の「リアルクローズ」に限定している。だから、従来はクリエーション志向が強く、技術的にも未熟な服飾系の学生は、蚊帳の外に置かれていた。その辺も衣装の幅を広げたいTGC側と学生に作品披露の場を提供したい学校側とで徐々に緩和されてきている。今回は地元の東筑紫短期大学の学生らが「紺碧の海」をイメージしてデザイン・制作した青の衣装を女優の桐谷美玲らが着用。地元色を強調したい自治体や実行委員会の面目は立ったと思われる。
一方、今回は集客のカギを握る出演者がドタキャンするトラブルに見舞われた。イベント前日の10月4日、モデルでタレントの道端アンジェリカが出演をキャンセルしたのだ。夫のキム・ジョンヒが知人男性から35万円を脅し取った恐喝容疑で逮捕されたのがその理由。主催者側によると所属事務所のワイエムエヌから出演辞退の連絡があり、公式サイトでは「出演キャンセルのお知らせとお詫び」が発表されている(主催者はサイトでチケットの払い戻しはしない旨を告知)。
このトラブルについて、地元メディアは大々的に報道しなかったが、大手週刊誌などは「セレブタレント」?の不祥事は格好のネタになると飛びついた。しかも、事件現場に道端が居合わせ警察の事情聴取を受けていることから、事件の真相や道端の今後で報道合戦を繰り広げている。
ここでは詳しく触れないが、イベント当日の5日、道端は所属事務所の公式サイトで「今回の夫の発言は、私が知人の男性と身体を密着させ飲酒していたことを夫が疑い、そのことで夫がお相手の方を責めた結果、なされたものでした」とのお詫び文を発表した。
しかし、そもそも人気タレントが夫以外の男性と個室で飲酒するのは不可解だし、一歩間違うとタレント生命を失うことになる。しかも、夫がその模様を防犯カメラに録画して恐喝したとなれば、「美人局」疑惑が浮上してもおかしくない。事件の真相は警察の捜査を待たなければならないが、道端の事件がTGC北九州2019に汚点を残したのは確かだ。
タレントの品行方正さと素行の悪さは表裏一体だからしかたない。そう切り捨てるのは簡単だが、地方自治体はイベントに多額の税金を拠出している。また、イベントプロモーターは自治体相手だと焦げ付きがないから、「地方再生プロジェクト」を口実に擦り寄って来る。プロモーターは芸能事務所とズブズブの関係でありながら、タレントのスキャンダルには我関せずの体たらく。道端の事件がイベント後に発覚すれば、公金が犯罪ほう助者のギャラになっていたはずだ。これにはどう言い訳するのだろうか。
日本の場合、モデルであっても単発の雑誌やCMでは高いギャラは稼げない。敢てモデルの仕事しかさせない厳格な事務所も少なくないが、「タレント」や「女優」としての契約を取ることで、高額なギャラを稼がせたいところもある。なおさら、本人がバラエティ番組やドラマに出演したければ、マネージャーもその方向で動いていく。事件の当事者である道端がまさにそうだ。しかし、タレントとして人気が上がり、多額のカネを得るようになると、立場は逆転する。
事務所の管理監督の箍がゆるみセルフコントロールも効かず、今回のようなスキャンダルを起こすケースがあるのだ。道端も生じ人気が出たことから、“セレブ”を気取りたかったようである。でも、実態はわずか35万円の恐喝事件で、身を滅ぼすという笑えないオチがついてしまった。
駐車違反70回の確信犯も出演
ガールズコレクション出演タレントの不祥事は過去にもあった。JR九州は 2011年、博多駅ビル「JR博多シティ」の開業に合わせ、鉄道系カードの会員獲得キャンペーンを展開した。そのイメージキャラクターに起用されたモデルの「藤井リナ」は、キャンペーンイベントに出演した他、JR九州が全面協賛した「福岡アジアコレクション2011」にも出演している。
しかし、その後にバイクの駐車違反を70回も繰り返していた素行の悪さが発覚。すでに「確信犯」と言えるような状態だったわけで、キャラクター起用当時から関係者が気づいていないのは不自然だ。おそらく所属事務所もエージェントも、公になることをひた隠しにしていたのではないかと思われる。
結局、イベント終了後に藤井の犯罪事実が白日のもとになると、JR九州はキャラクター契約を延長することもなく、何事もなかったようにバッサリ切っている。こうした対応を見ると、JR九州も事務所関係者もすべてを知っていて、敢て伏せていたと思われてもしかたない。それだけ俄タレント起用はリスクが高いということである。
TGC北九州2019には今年、初めてTGCを開催した「熊本市」も協力している。おそらく、TGC熊本2020推進委員会では、担当者が冠スポンサーの確保を含め、企画の参考にするため会場を視察していたと思われる。併せて熊本のメディアもわざわざ取材に行ったはずだが、道端のドタキャンは寝耳に水だったのではないか。
担当者は観客の反応を見て、誰をキャスティングすれば集客が図れるか。候補をリストアップしてW TOKYOに要請する検討材料にしたと思う。TGC熊本2020では地元のアパレルブランドのショーも予定しているというから、TGC北九州2019同様に桐谷美玲らが着用すれば話題にもなるし、販促効果にも期待は持てる。
一方で、道端のドタキャンはTGC北九州はもちろん、TGC熊本も「人気タレント起用のリスク」を思い知らされたはずだ。今回はイベント前日の一方的なドタキャンで、主催者側にはどうすることできなかった。しかし、キャスティングされチケットが販売されて、開催日まで時間がある場合は、出演キャンセルは集客にも影響を及ぼす。
道端は事件当日からイベント前日のドタキャンまで、約2カ月間もインスタなどで“セレブタレント”を演じていた。場合によっては、この間にスキャンダルが発覚したかもしれないのだ。そう考えると、TGC北九州やTGC熊本の主催者がW TOKYOに対し、タレントを起用する場合の「身体検査」を要請したのは想像に難くない。
話はズレるが、TGC北九州開催のちょうど10日ほど前、冠スポンサーのタカギから凄いニュースが発表された。同社が「社用機」として最新の小型ビジネスジェット「ホンダジェットエリート」を導入したというのだ。機体は国内3機目の納入で、購入価格は約7億円。創業者の高城寿雄会長の意向で、社員の福利厚生や求人面でのアピール、操縦士を目指す学生への貸し出しという社会貢献から、導入を決めたという。
高城会長にはビジネスジェットを購入したからと、世間で言われる“セレブ”感覚は微塵もない。子供の頃から発明が大好きで、高校を卒業後すぐに技術畑を歩み、自らキリ、ジョロ、シャワーの切り替えができる散水ノズルを考案。そのノウハウを生かして蛇口一体型浄水器の開発し、同社を日本でトップクラスのメーカーに成長させた。
高城会長は仕事一筋で生きて来たため、経営者になってから大学に進学。しかも、一橋や立教で学んだ秀才である。筆者は過去に高城会長が土地の問題で地元自治体のあまりの身勝手さに激怒している場面に遭遇した。その時、「実直で曲がったことが大嫌いな人」との印象をもった。名刺交換をしたことで、その後、数年間は年賀状をいただいた。
TGC北九州にスポンサードしたのは、「地元北九州市に育ててもらった感謝の思いを地方創生という形で恩返ししたいから」と言われている。出演するモデルやタレントがそんな高城会長の思いなど知る由もない。挙げ句の果てが道端のスキャンダルとドタキャンだ。観客の多くは道端ら人気タレントが醸す“セレブイメージ”に憧れを抱いていると思うが、今回の事件でそれが虚像に過ぎないことがハッキリした。
三文タレントのセレブイメージが崩れ、化けの皮が剥がれたことで、地方再生を大義に開催するガールズコレクションの真価が問われるのは間違いない。「地方創生が目的ではなく、(三流芸能人)の自己満足の手段に過ぎないのなら、そんなものへの支援は止めてしまえ」。真面目で実直な高城会長なら、同じことを考えるかもしれない。
この手のガールズコレクションは客寄せ興行の域を出ず、今や似たようなものが全国で開催されている。そのため、期待したほどの広域集客は図れず、地元への経済波及効果も限定的になりつつある。おまけに来場客の目的は企画内容より芸能人見たさで、集客はタレントの顔ぶれに左右される。つまり、イベントの成否は、旬の売れているタレントをいかにブッキングするかにかかっている。
しかし、支援する地元自治体は開催の大義に「地方創生」を掲げる。イベントに多額の税金を拠出することから、企画のどこかで地元色を出さなければ、反発を受ける。これについては毎回、主催者側のTGC北九州実行委員会とイベントを企画・制作するW TOKYOとの間で、調整が行われているようだ。
TGC北九州では、昨年からイベントに出品枠をもつ地元専門店のレディスハトヤ(SPAとしてオリジナルブランド「ラトカーレ」を出品)が地元の若者に「枠」を開放し、イベントに参画できるようにした。今回も女子大生10名が同ブランドを着るモデル4人に衣装選びからパフォーマンスまでの演出に当たっている。
さらに、地元で活躍するアイドルグループHKT48の松岡菜摘、森保まどから7人で構成するビジュアル系ユニット「Chou」がイベントに出演。メンバーはオープニングでパフォーマンスを披露した他、久留米絣を使用した衣装や小倉織をアレンジしたアクセサリーを身に纏うなど、地元アピールにも一役買っている。
TGC側はイベントに出品する衣装を既成服の「リアルクローズ」に限定している。だから、従来はクリエーション志向が強く、技術的にも未熟な服飾系の学生は、蚊帳の外に置かれていた。その辺も衣装の幅を広げたいTGC側と学生に作品披露の場を提供したい学校側とで徐々に緩和されてきている。今回は地元の東筑紫短期大学の学生らが「紺碧の海」をイメージしてデザイン・制作した青の衣装を女優の桐谷美玲らが着用。地元色を強調したい自治体や実行委員会の面目は立ったと思われる。
一方、今回は集客のカギを握る出演者がドタキャンするトラブルに見舞われた。イベント前日の10月4日、モデルでタレントの道端アンジェリカが出演をキャンセルしたのだ。夫のキム・ジョンヒが知人男性から35万円を脅し取った恐喝容疑で逮捕されたのがその理由。主催者側によると所属事務所のワイエムエヌから出演辞退の連絡があり、公式サイトでは「出演キャンセルのお知らせとお詫び」が発表されている(主催者はサイトでチケットの払い戻しはしない旨を告知)。
このトラブルについて、地元メディアは大々的に報道しなかったが、大手週刊誌などは「セレブタレント」?の不祥事は格好のネタになると飛びついた。しかも、事件現場に道端が居合わせ警察の事情聴取を受けていることから、事件の真相や道端の今後で報道合戦を繰り広げている。
ここでは詳しく触れないが、イベント当日の5日、道端は所属事務所の公式サイトで「今回の夫の発言は、私が知人の男性と身体を密着させ飲酒していたことを夫が疑い、そのことで夫がお相手の方を責めた結果、なされたものでした」とのお詫び文を発表した。
しかし、そもそも人気タレントが夫以外の男性と個室で飲酒するのは不可解だし、一歩間違うとタレント生命を失うことになる。しかも、夫がその模様を防犯カメラに録画して恐喝したとなれば、「美人局」疑惑が浮上してもおかしくない。事件の真相は警察の捜査を待たなければならないが、道端の事件がTGC北九州2019に汚点を残したのは確かだ。
タレントの品行方正さと素行の悪さは表裏一体だからしかたない。そう切り捨てるのは簡単だが、地方自治体はイベントに多額の税金を拠出している。また、イベントプロモーターは自治体相手だと焦げ付きがないから、「地方再生プロジェクト」を口実に擦り寄って来る。プロモーターは芸能事務所とズブズブの関係でありながら、タレントのスキャンダルには我関せずの体たらく。道端の事件がイベント後に発覚すれば、公金が犯罪ほう助者のギャラになっていたはずだ。これにはどう言い訳するのだろうか。
日本の場合、モデルであっても単発の雑誌やCMでは高いギャラは稼げない。敢てモデルの仕事しかさせない厳格な事務所も少なくないが、「タレント」や「女優」としての契約を取ることで、高額なギャラを稼がせたいところもある。なおさら、本人がバラエティ番組やドラマに出演したければ、マネージャーもその方向で動いていく。事件の当事者である道端がまさにそうだ。しかし、タレントとして人気が上がり、多額のカネを得るようになると、立場は逆転する。
事務所の管理監督の箍がゆるみセルフコントロールも効かず、今回のようなスキャンダルを起こすケースがあるのだ。道端も生じ人気が出たことから、“セレブ”を気取りたかったようである。でも、実態はわずか35万円の恐喝事件で、身を滅ぼすという笑えないオチがついてしまった。
駐車違反70回の確信犯も出演
ガールズコレクション出演タレントの不祥事は過去にもあった。JR九州は 2011年、博多駅ビル「JR博多シティ」の開業に合わせ、鉄道系カードの会員獲得キャンペーンを展開した。そのイメージキャラクターに起用されたモデルの「藤井リナ」は、キャンペーンイベントに出演した他、JR九州が全面協賛した「福岡アジアコレクション2011」にも出演している。
しかし、その後にバイクの駐車違反を70回も繰り返していた素行の悪さが発覚。すでに「確信犯」と言えるような状態だったわけで、キャラクター起用当時から関係者が気づいていないのは不自然だ。おそらく所属事務所もエージェントも、公になることをひた隠しにしていたのではないかと思われる。
結局、イベント終了後に藤井の犯罪事実が白日のもとになると、JR九州はキャラクター契約を延長することもなく、何事もなかったようにバッサリ切っている。こうした対応を見ると、JR九州も事務所関係者もすべてを知っていて、敢て伏せていたと思われてもしかたない。それだけ俄タレント起用はリスクが高いということである。
TGC北九州2019には今年、初めてTGCを開催した「熊本市」も協力している。おそらく、TGC熊本2020推進委員会では、担当者が冠スポンサーの確保を含め、企画の参考にするため会場を視察していたと思われる。併せて熊本のメディアもわざわざ取材に行ったはずだが、道端のドタキャンは寝耳に水だったのではないか。
担当者は観客の反応を見て、誰をキャスティングすれば集客が図れるか。候補をリストアップしてW TOKYOに要請する検討材料にしたと思う。TGC熊本2020では地元のアパレルブランドのショーも予定しているというから、TGC北九州2019同様に桐谷美玲らが着用すれば話題にもなるし、販促効果にも期待は持てる。
一方で、道端のドタキャンはTGC北九州はもちろん、TGC熊本も「人気タレント起用のリスク」を思い知らされたはずだ。今回はイベント前日の一方的なドタキャンで、主催者側にはどうすることできなかった。しかし、キャスティングされチケットが販売されて、開催日まで時間がある場合は、出演キャンセルは集客にも影響を及ぼす。
道端は事件当日からイベント前日のドタキャンまで、約2カ月間もインスタなどで“セレブタレント”を演じていた。場合によっては、この間にスキャンダルが発覚したかもしれないのだ。そう考えると、TGC北九州やTGC熊本の主催者がW TOKYOに対し、タレントを起用する場合の「身体検査」を要請したのは想像に難くない。
話はズレるが、TGC北九州開催のちょうど10日ほど前、冠スポンサーのタカギから凄いニュースが発表された。同社が「社用機」として最新の小型ビジネスジェット「ホンダジェットエリート」を導入したというのだ。機体は国内3機目の納入で、購入価格は約7億円。創業者の高城寿雄会長の意向で、社員の福利厚生や求人面でのアピール、操縦士を目指す学生への貸し出しという社会貢献から、導入を決めたという。
高城会長にはビジネスジェットを購入したからと、世間で言われる“セレブ”感覚は微塵もない。子供の頃から発明が大好きで、高校を卒業後すぐに技術畑を歩み、自らキリ、ジョロ、シャワーの切り替えができる散水ノズルを考案。そのノウハウを生かして蛇口一体型浄水器の開発し、同社を日本でトップクラスのメーカーに成長させた。
高城会長は仕事一筋で生きて来たため、経営者になってから大学に進学。しかも、一橋や立教で学んだ秀才である。筆者は過去に高城会長が土地の問題で地元自治体のあまりの身勝手さに激怒している場面に遭遇した。その時、「実直で曲がったことが大嫌いな人」との印象をもった。名刺交換をしたことで、その後、数年間は年賀状をいただいた。
TGC北九州にスポンサードしたのは、「地元北九州市に育ててもらった感謝の思いを地方創生という形で恩返ししたいから」と言われている。出演するモデルやタレントがそんな高城会長の思いなど知る由もない。挙げ句の果てが道端のスキャンダルとドタキャンだ。観客の多くは道端ら人気タレントが醸す“セレブイメージ”に憧れを抱いていると思うが、今回の事件でそれが虚像に過ぎないことがハッキリした。
三文タレントのセレブイメージが崩れ、化けの皮が剥がれたことで、地方再生を大義に開催するガールズコレクションの真価が問われるのは間違いない。「地方創生が目的ではなく、(三流芸能人)の自己満足の手段に過ぎないのなら、そんなものへの支援は止めてしまえ」。真面目で実直な高城会長なら、同じことを考えるかもしれない。