日々のこと

日誌かな?

『ガソリン生活』-伊坂 幸太郎ー

2017-01-09 13:00:28 | 映画DVD&本


善良な一般市民が普通に出会う人間関係
どんな人と関わりを持ってしまうか、社会の一員として関わらざるを得ない、そして出会ってしまう人たち

子供たちのいじめ、社会のダニのようなチンピラから受ける恐喝、道徳や規則だけを振り回す人(モラルハラスメント)などなど

望月家の人たちが様々なトラブルに巻き込まれ、家族で立ち向かっていく
中でも10歳の末っ子「亨」が、冷静で機転がきいて賢くて一番頼りになる^^;

そんな出来事を望月家の車、緑色のデミオが語り手となって進んで行くミステリー



どうにもならない悪い奴が登場した時に、この本を読むことを止めようかと思った
本は楽しいものを読みたいし、ドキドキはしても良いけどいじわるなのは嫌なんです><;

読み進むことができたのは、語り手の緑デミが、駐車場に置かれるために緊迫した場面がもろに書かれてないから、それがオブラートに包まれたようになったからかな^^;

読み終わってみると、やはり参考になる考え方や、新しく知る事も多い!

後尾に、作者が参考文献として掲載している本に

『モラル・ハラスメント-人を傷つけずにはいられない』
『家庭モラル・ハラスメント』
『オレにあやまれ!!史上最悪暴言DV夫との涙の7年間』

という本があり、モラル・ハラスメントという言葉を初めて知った

真面目を売りにして、人にも強要する人はけっこう居ますよね
子供たちが「い~けないんだ!いけないんだ!」とはやし立てるような・・・><;
定年後の困った旦那さんに対する愚痴話もよく聞きます

ちなみに望月家は母子家庭^^;



エピローグにホッとしました^^v



               
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