善良な一般市民が普通に出会う人間関係
どんな人と関わりを持ってしまうか、社会の一員として関わらざるを得ない、そして出会ってしまう人たち
子供たちのいじめ、社会のダニのようなチンピラから受ける恐喝、道徳や規則だけを振り回す人(モラルハラスメント)などなど
望月家の人たちが様々なトラブルに巻き込まれ、家族で立ち向かっていく
中でも10歳の末っ子「亨」が、冷静で機転がきいて賢くて一番頼りになる^^;
そんな出来事を望月家の車、緑色のデミオが語り手となって進んで行くミステリー
どうにもならない悪い奴が登場した時に、この本を読むことを止めようかと思った
本は楽しいものを読みたいし、ドキドキはしても良いけどいじわるなのは嫌なんです><;
読み進むことができたのは、語り手の緑デミが、駐車場に置かれるために緊迫した場面がもろに書かれてないから、それがオブラートに包まれたようになったからかな^^;
読み終わってみると、やはり参考になる考え方や、新しく知る事も多い!
後尾に、作者が参考文献として掲載している本に
『モラル・ハラスメント-人を傷つけずにはいられない』
『家庭モラル・ハラスメント』
『オレにあやまれ!!史上最悪暴言DV夫との涙の7年間』
という本があり、モラル・ハラスメントという言葉を初めて知った
真面目を売りにして、人にも強要する人はけっこう居ますよね
子供たちが「い~けないんだ!いけないんだ!」とはやし立てるような・・・><;
定年後の困った旦那さんに対する愚痴話もよく聞きます
ちなみに望月家は母子家庭^^;
エピローグにホッとしました^^v