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『夫・車谷長吉』-高橋順子ー
が、講談社エッセイ賞を受賞した、と7月に新聞記事で見た
さっそく図書館から借りてきて、一気に読んだ
高橋順子さんは詩人で車谷長吉の妻
この人がまたステキな人で、一癖も二癖もある車谷長吉を支える
この本の事をとてもよく理解できるように書いてある【著者に訊け】という記事を見つけたので、リンクしておく
感情を入れないように事実だけを書いてあって、このエッセイ本を読んだ時「メモ書きのようだな」と思った
その次に読んだ『けったいな連れ合い』(2001年)には、やはりエッセイだけれども、エピソード風で色々なことを事細かく悲喜こもごも書いていて、車谷長吉・高橋順子2人の生活ぶりが面白い
車谷長吉48才、高橋順子49才の結婚&共同生活の始まりは、お互いとてもストレスが避けられないものだったらしく、とてもよく解る
車谷長吉の毒々しさに妻としてよく耐えたものだなあと思うが、そこにはやはり深い愛情がお互いにあってこその事!
すてきなお2人でした
↓『けったいな連れ合い』から抜粋
[二人が仲良しである限りは、結婚はいい制度だと思う。どこかに散歩に出かけたいとき、わざわざ電話をかけなくても、いっしょに行ってくれそうな人が側にいて、私はその人と外出する優先権をもっている、その人とは日曜日にも、夏休みにも、年末年始にも逢える。・・・・略・・・・・紙一枚届け出ただけで、こんなふうに許されていていいのだろうか、と当初は不思議な気がしたものだ。]
[結婚という制度は、なにほどのことでもなさそうに見えるが、いまのところこの契約は、きっかり身の丈ほどの責任感とちょっと窮屈な安心感をともなうものとして機能している]
[・・・一つ屋根の下、財布は二つ、心も二つ]
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