三菱UFJフィナンシャル・グループは6月30日付で米モルガン・スタンレーを連結対象の持ち分法適用会社にした。同日付で保有する優先株を普通株に転換し、22・4%の議決権を得た。1日発表する。
三菱UFJは転換に伴う株式のやりとりで4~6月期に2000億円超の利益を計上する見通し。
また、米モルガンが稼いだ最終利益の出資分を自らの決算に計上する。モルガンの前期決算を参考にすると約800億円を加算する。
いずれも三菱UFJが今期に目指す最終利益 (6000億円)に上乗せされる利益だが、三菱UFJは業績の先行きを慎重に見て、上方修正しない方向だ。
さわかみ投信
社長に黒島氏 初の交代
独立系運用会社最大手のさわかみ投信は30日、創業社長の沢上篤人氏(64)が同日付で代表権のある会長に就き、運用調査部チーフアナリストの黒島光昭氏(44)が社長に就任したと発表した。
同社の社長交代は初めて。沢上氏は引き続き最高投資責任者(CIO)として、日本株の投資信託「さわかみファンド」の運用を指揮する。