ライター・吉川明子/本誌・吉田洋平、篠原大輔 文中黒字化と*は芥川。
東日本大震災で日本からの部品供給が止まり、世界の名だたる大メーカーが窮地に立った。普段は目立たなくても、実は世界に大きなシェア(影響力)を持つ中小企業が、日本にはたくさんある。そこには個性的な社長がいて、へこたれない従業員たちがいる。そんな「小さな大企業」の物語に、元気をもらってみませんか。
北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークでは嵐が起こるー。
通常ならば取るに足らない事象が、やがては無視できない大きな差をもたらす 「バタフライ効果」の代表的な慣用句である。
東日本大震災で、東北にある小さな部品の工場がダメージを受けた。これが世界の製造業に深刻な打撃を与えることになった。トヨタや日産といった日本の自動車メーカーの国内工場だけでなく、米GM社まで部品不足に陥り、工場の操業停止を余儀なくされた。
3月分の貿易統計によると、日本の輸出総額は対前年同月比で2・2%減と16ヵ月ぶりに減少した。中でも自動車の輸出は同27・8%減、半導体等電子部品は同6・9%減だった。全体の貿易収支は2ヵ月連続の黒字だが、同78・9%減と大きく落ち込んだ。
震災という有事が起きたことで、日本のものづくり企業がいかに世界の産業を支えているかを再認識させられた。
その担い手は大企業ばかりではない。知名度の低い中小企業でありながら、世界シェアが50%を超える、知る人ぞ知る「小さな大企業」がたくさんある。
「世界的に見ても、こんなに高い世界シェアを誇る企業が多い国はない。中堅企業の層の厚さが日本の強みです」
中小企業の活性化をテーマに、旧通産省の官僚時代から3千以上の町工場を訪ねてきた、政策研究大学院大学の橋本久義教授はそう指摘する。
スポーツの世界では、一定レベル以上の厚い選手層があって初めて、抜きんでた存在が現れる。企業社会でもそれは同じだ。多くの同業他社との競り合いの中で、自社が生き残るための道を見つけ出し、飛躍する企業が出てくる。そして、海外からも引き合いが来るようになる。
その過程には、さまざまな物語があり、多くのヒントが隠されている。見かけは小さな蝶でも、実は世界に大きな影響力を持っている「小さな大企業」を紹介しよう。
…続く。
*芥川は、35道府県の知事や、既述の市長たち、これらの20年超に渡る、否、戦後以来、続いて来た、おためごかしの、マスコミと、その上澄みだけで生きてきた、所謂、言論人や、ゲージツ家の、対極に、こういう事実、現実を、指し示したい。
下らぬ…表面的な顔形や、阿呆な知性のやりとりとは、違う、本当の生活、本当の人生…それは、ナルシズムや、リリシズムで、例えば、屁の様な音楽等を、ピーヒョロロと奏でて、ハイ、有名人の高給取りなどという、本当は、大きく成る必要が無かった世界とは違う、本当の人生…芥川の、「文明のターンテーブル」、は、そう言う事を糾す物語でもある訳だが。
東日本大震災で日本からの部品供給が止まり、世界の名だたる大メーカーが窮地に立った。普段は目立たなくても、実は世界に大きなシェア(影響力)を持つ中小企業が、日本にはたくさんある。そこには個性的な社長がいて、へこたれない従業員たちがいる。そんな「小さな大企業」の物語に、元気をもらってみませんか。
北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークでは嵐が起こるー。
通常ならば取るに足らない事象が、やがては無視できない大きな差をもたらす 「バタフライ効果」の代表的な慣用句である。
東日本大震災で、東北にある小さな部品の工場がダメージを受けた。これが世界の製造業に深刻な打撃を与えることになった。トヨタや日産といった日本の自動車メーカーの国内工場だけでなく、米GM社まで部品不足に陥り、工場の操業停止を余儀なくされた。
3月分の貿易統計によると、日本の輸出総額は対前年同月比で2・2%減と16ヵ月ぶりに減少した。中でも自動車の輸出は同27・8%減、半導体等電子部品は同6・9%減だった。全体の貿易収支は2ヵ月連続の黒字だが、同78・9%減と大きく落ち込んだ。
震災という有事が起きたことで、日本のものづくり企業がいかに世界の産業を支えているかを再認識させられた。
その担い手は大企業ばかりではない。知名度の低い中小企業でありながら、世界シェアが50%を超える、知る人ぞ知る「小さな大企業」がたくさんある。
「世界的に見ても、こんなに高い世界シェアを誇る企業が多い国はない。中堅企業の層の厚さが日本の強みです」
中小企業の活性化をテーマに、旧通産省の官僚時代から3千以上の町工場を訪ねてきた、政策研究大学院大学の橋本久義教授はそう指摘する。
スポーツの世界では、一定レベル以上の厚い選手層があって初めて、抜きんでた存在が現れる。企業社会でもそれは同じだ。多くの同業他社との競り合いの中で、自社が生き残るための道を見つけ出し、飛躍する企業が出てくる。そして、海外からも引き合いが来るようになる。
その過程には、さまざまな物語があり、多くのヒントが隠されている。見かけは小さな蝶でも、実は世界に大きな影響力を持っている「小さな大企業」を紹介しよう。
…続く。
*芥川は、35道府県の知事や、既述の市長たち、これらの20年超に渡る、否、戦後以来、続いて来た、おためごかしの、マスコミと、その上澄みだけで生きてきた、所謂、言論人や、ゲージツ家の、対極に、こういう事実、現実を、指し示したい。
下らぬ…表面的な顔形や、阿呆な知性のやりとりとは、違う、本当の生活、本当の人生…それは、ナルシズムや、リリシズムで、例えば、屁の様な音楽等を、ピーヒョロロと奏でて、ハイ、有名人の高給取りなどという、本当は、大きく成る必要が無かった世界とは違う、本当の人生…芥川の、「文明のターンテーブル」、は、そう言う事を糾す物語でもある訳だが。