文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

昨日のGooの結果を、Hさんに伝える。

2011年07月19日 22時36分40秒 | 日記
眠る前に、Hさんに、昨日のgooの結果を、お伝えしておく。7月18日のアクセス数 閲覧数:4,127PV 訪問者数:539IP
順位: 1,118位 / 1,609,492ブログ中 (前日比↓)と、ちょっと、順位は下がったが。

07月18日のページごとの閲覧数は以下の様なベスト20だった。

1 トップページ 89 PV
2 Congratulations to Japan と、オバマ大統... 2011-07-18 07:28:58 0 0 45 PV
3 何度も繰り返し読まれるべき真実シリーズ…... 2011-07-18 12:59:52 0 0 39 PV
4 ここらで、お後もよろしいかと、試合開始ま... 2011-07-18 02:59:40 0 0 38 PV
5 有吉佐和子が、背筋がぞうっとした男とは②…... 2011-07-18 14:32:55 0 0 38 PV
6 地震学者のロバート・ゲラー東大教授が…池... 2011-07-01 08:46:00 0 0 37 PV
7 人材育成、異分野の「交配」を…日経新聞7月... 2011-07-18 10:18:01 0 0 34 PV
8 日の丸ロボット排除の国辱…AERA7月25日... 2011-07-18 14:52:17 0 0 33 PV
9 米で噴き出す夢のガス…朝日新聞7月18日7面より 2011-07-18 12:37:27 0 0 31 PV
10 有吉佐和子が、背筋がぞうっとした男とは①…... 2011-07-18 14:08:05 0 0 31 PV
11 一方、日本の裏側、南米では、ブラジルが…。 2011-07-18 07:39:27 0 0 30 PV
12 Sprawl II (Mountains Beyond Mountains) ... 2011-07-18 13:48:54 0 0 30 PV
13 「藻」でエネルギー革命(2)…AERA7... 2011-07-18 15:47:59 0 0 30 PV
14 Go Around/DadaD 2011-07-18 03:06:45 0 0 29 PV
15 以前に、藻からエネルギーについての記事を... 2011-07-18 15:20:23 0 0 29 PV
16 シンガポール政府系テマセク 首相夫人のC... 2011-07-18 10:45:55 0 0 28 PV
17 「政治主導」を捨てた男…本物のジャーナリ... 2011-07-18 13:13:07 0 0 28 PV
18 「藻」でエネルギー革命(3)…AERA7月... 2011-07-18 16:29:53 0 0 28 PV
19 独り善がりの政治手法…本物のジャーナリズ... 2011-07-18 16:00:48 0 0 27 PV
20 原発を政争の具にする愚(1) …日経新聞7... 2011-07-18 08:42:30 0 0 26 PV

インド 福島の事故後初の原発着工…朝日新聞7月19日7面より

2011年07月19日 17時30分02秒 | 日記
インド原子力発電公社は18日、同国西部コタ近郊にあるラジャスタン原発で7、8号機(国産加圧水型重水炉、出力計1400メガワット)の起工式を行った。

福島第一原発事故の後、インドで原発の新規着工は初めて。

日本での事故を受けてインドでは、一部の原発予定地で反対運動が激化し、死傷者が出ている。

インド政府は、原発を大量増設する方針は変えていない。

(ニューデリー=武石英史郎)

全国民が読むべし本物のジャーナリズムseries。…7/20号、ニューズウィークから。

2011年07月19日 17時01分36秒 | 日記
横田孝(本誌編集長/国際版東京特派員)、長岡義博(本誌記者)

文中黒字化と拡大は芥川。


「存在自体が政治空白」

市民活動家という虚像からの続き。

昨年の民主党代表選で菅が小沢一郎との一騎打ちに勝ったのは、菅が素晴らしい政策を打ち出したからというより、政治とカネの問題を抱える小沢がメディアにたたかれていたからだ。結果、メディアの世論調査では7割近くが菅を支持し、さらにそれが民主党のサポーターや党員、地方議員の投票行動に影響を与えた。

イメージ先行で政治家を選び続ける限り、次なる「菅直人」が登場しかねない

 
当面混乱は続くだろう。菅はどんなに追い込まれても辞任するつもりはないし、実際、「退陣」「辞める」とはひとことも言っていない。また、野党が不信任案を再び提出しない限り、法的に辞める必要もない。
 
「再生可能エネルギー買い取り法案が成立できれば、エネルギー問題に風穴を開けた市民活動家出身の首相として名を残すことができる』と、菅の30年来の友人である田中は言う。「だから何か何でもやり遂げようとする。孤立しても一向に平気だから、今後まだまだこじれる」
 
だが、総理大臣の座に居座り続けることが可能だからといって、実際に居座り続けることが許されるわけではない。09年、国会で当時の麻生首相を追及していたとき、菅はこう言い放った。「信頼も信用もされない総理はですね、存在それ自体が政治空白だ」 その言葉が今、自身に跳ね返っている。        

強制入院 中国で続々…朝日新聞7月19日7面より

2011年07月19日 16時43分00秒 | 日記
政府批判封じる 陳情4年 異常扱い

政府を批判するなどした人がある日、突然、精神病と診断されて強制入院させられ、家族との面会も許されないー。
中国で、こうした問題が相次ぎ表面化した。「反政府的な人を黙らせるもうひとつの手段だ」(北京の人権派弁護士)などと批判が高まっている。

路上で背後から、不意に硬い物で殴られた。上海市の工員だった周銘徳さん(53)は、意識を失った。
2008年4月の暑い日のことだった。気づいたのは救急車の中。両腕が縛られている。送られたのは、ドアに鉄柵がある精神科の病棟だった。

 精神科に2ヵ月

入院患者が着る、青色のしまの服を渡され、薬を飲むように求められた。強制的に入院させられたことが分かった。
周さんは05年ごろから植物状態になった母親に対する治療で、地元医療機関に過誤があったと訴えていた。地元政府には相手にされず、70回以上も北京に足を運んだ。

このときも衛生省に陳情に行ったが、当局者に連行され、上海に送り返されたところだった。
「私は正常だ」。周さんは退院を求めて、医師に手紙を書き続けた。親族も退院を求めたが、聞き入れられなかった。薬はのみ込んだことを看護師に見せた後、トイレで吐いた。

「なぜこんな残酷なことをするのか」。涙があふれてきた。「院外治療」が認められたのは66日後だった。
退院後、裁判所に訴えたが、却下された。「政府に苦情を言えば、病気なのか。陳情は法律でも認められている。これ以上、わたしのような人をつくりたくないから訴え続ける」と周さんは悔しそうに話す。

病院側は取材に応じない。ただ、裁判所に提出された診断書のコピーには入院理由について「偏執状態」としたうえで、こう書かれている。

「4年間、陳情を繰り返す行為は異常である」
同様のケースは、各地で相次ぐ。今年4月には、湖北省武漢市の国有企業の職員だった徐武さん(43)が精神科病院から脱走。別の病院による「精神疾患ではない」との診断を手に、地元メディアに訴えた。   

徐さんは腐敗問題の告発を繰り返していた06年、強制入院させられ、両親の面会も認められていなかった。地元当局は6月上旬になり「確かに精神疾患」との調査結果を発表しつつ、徐さんの退院を許可した。

 医師側は拒めず

背景には、中国に精神病患者の強制入院に関する法律がなく、地方によって規定がバラバラという問題がある。例えば、上海市の場合、医療機関は患者に病態の認識がなければ、強制入院させることができる。つまり、「私には問題はない」と言えば、強制入院の対象になってしまう。

警察当局が、都合の悪い人物を「病気」だとして医療機関に送り込んできた場合、医師側が拒むのは難しいとの現実もある。このため、「患者」の人権問題に取り組む広東省深 市の黄雪濤弁護士は「収容された人が異議を申し立てるメカニズムが必要だ」と訴える。

相次ぐ事件を受け、衛生省は6月中旬、精神衛生法の立法に向け、草案を公表した。草案には、強制入院させられた場合の提訴や告発の権利が盛り込まれた。

ただ、「公権力への監督無しで、責任を問うことができると考えるのは幻想だ」(第一財経日報)との冷めた見方は少なくない。
(北京=古谷浩一)

日ロ 月末からエネ協議…朝日新聞7月19日5面より

2011年07月19日 16時11分52秒 | 日記
震災支援を具体化

東日本大震災直後、液化天然ガス(LNG)を中心とするエネルギー支援を提案したロシアとの協議が本格的に始まる。原発事故で電力不足にさらされる日本にとって重要な提案だが、ロシア側にも停滞したガス田開発計画などを動かす思惑がうかがえる。

日口両政府は7月末にモスクワで第1回の作業部会を開くことで合意した。議題の中心は「セーチン提案」だ。震災発生翌日の3月12日にセーチン副首相がプーチン首相に骨格を提案。

10日後にセーチン氏が河野雅治・駐ロシア大使(当時)に申し出て、両政府で作業部会の創設に向けて調整を進めていた。

初会合には、ロシア側からエネルギー省の高官らが参加。日本側は資源エネルギー庁と外務省の担当幹部が出席する。
「脱原発」の議論が起きている日本にとって、火力発電の燃料となるLNGと石油の需要が増えるのは不可避だ。
天然ガス輸出大国であるロシアからの提案は 「渡りに船」だ。

すでに、ロシア極東の資源開発事業「サハリン2」で生産されるLNGの追加供給に合意。再生可能エネルギーの普及までの「つなぎとして重要」(外務省幹部)と見られている。

一方、ロシアのエネルギー政策は欧州から「東」にシフトしてきた。ロシアは2009年に策定した「30年までのエネルギー戦略」で、アジア太平洋向けのガス、石油の輸出拡大を打ち出した。

日本のLNG輸入に占めるロシアの割合は、サハリンから輸入が始まった09年の4%が10年には9%に倍増している。

石炭についてはセーチン氏が「日本への供給を300万~400万トン拡大できる」と提案したが、現時点では緊急性がなく、将来的な課題とされている。

NY金、初の1600ドル台 欧米財政不安で資金流入…日経新聞7月19日5面より

2011年07月19日 15時54分21秒 | 日記
【ニューヨーク=川上穣】
18日のニューヨーク商品取引所で金先物相場が10日続伸し、史上初めて1トロイオンス1600ドル台に一乗せた。
欧州や米国の債一務問題への警戒感などから、実物資産の裏付けがある金への資金逃避が続いている。

取引の中心である8月物は同日午前の取引で一時、前週末比17・8ドル(1 ・1%)高の1607・9ドルまで上昇した。
21日のユーロ圏首脳会議ではギリシャの追加支援を協議する予定だが、市場では欧州の財政を巡る混乱が続くとの見方が多い。

8月2日に期限を迎える米連邦債務の上限引き上げ問題も大きな進展は見られない。米国家経済会議(NEC)前委員長のサマーズ氏は「(与野党が)合意できなければ、リーマンーショック以上のパニックが起きる」と懸念する。

債務問題の不透明感が強まる中で、投資マネーは「安全資産」と位置付けられる金に流れ込んでいる。
金先物は7月初めまで1500ドル前後だったが、わずか半月程度で1600ドル台に乗せた。

急ピッチの上昇は、米欧の財政問題を巡る市場の不信感が一段と高まっている証しともいえる。


三菱UFJ・玉越前会長 米モルガンの取締役に …日経新聞7月19日5面より 



去年、世論として、小沢一郎は悪い奴だとした、80%超の人たち全員が必読の書、から。②

2011年07月19日 15時24分33秒 | 日記
「悪党 小沢一郎に仕えて」石川知裕著、64-65より

…前略。

しかし、上には上がいる。
私か知る限り、2日で辞めたのが最短記録だ。
その男は後輩秘書が連れてきた。
「自民党から大物ルーキーが移籍してくる」
と言われ、元衆議院議長の秘書だった渡辺貞和君(仮名)は鳴り物入りで迎えられた。

ところが雑巾がけのやり方も知らない。その上、仕事を頼むと露骨に嫌な顔をする。
一晩明けると、彼は切れた。
「書生仕事をするために来たんじゃない」
即、ゲームセット。しかし、まだ続きがある。

忘れた頃に、自民党のベテラン議員の事務所から電話がかかってきた。
「お宅のところでバリバリやっていた渡辺さんがうちに入りたいと言ってきたんだけど、知っていますか。『小沢一郎と政策作っていた』とか言っているけど」
「ワタナべ?」
背筋が寒くなった。
「そ、その人、うちを2日で辞めましたよ」

さらに聞いてみると、すでに地元後援会の幹部に食い込み、縁談まで進めているらしい。
「元小沢一郎秘書」という肩書はそこまで人を狂わせるのか。呆れて二の句が継げなかった。

小沢事務所に一定期間勤めると、どんな大物に付いても期待以上の仕事はこなせるようになる。反対に、お茶くみもできない人間に、人の心も、国家も、動かすことはできない。

小沢一郎は秘書の前でよくこうこぼしていた。
「庭掃除もできない人間には日本の大掃除もできない」

…後略。

去年、世論として、小沢一郎は悪い奴だとした、80%超の人たち全員が必読の書、から。

2011年07月19日 15時16分15秒 | 日記
芥川の読者の方々は、とうに御存じの様に、芥川は、世論が…愚かなマスコミに誘導されるだけの、愚かな世間と言えば良いか…小沢一郎に対して、80%以上が、悪い奴だ、云々と阿呆な事を言っていた時から、

だから、嫌々、政治にリンクした事も御存じの通りだと思うし、誰にも書けない…芥川にしか書けない小沢一郎論も書き続けて来た事も御存じだと思う。

去年、登場して程なく、小沢一郎事務所の然るべき秘書の方から、直接、電話を頂いた事も事実…「小沢一郎に、どうして欲しいですか?」との単刀直入な問いに、「文明のターンテーブル」、の真髄を話すのもなんだしと、「北ヤードにサッカー場は…」「それは…」と電話の向こうで笑っていた事も、既述の通り。

「悪党 小沢一郎に仕えて」石川知裕著、47-48より

…前略。

 小沢事務所には常に外国人がいる。英国、韓国、中国から来た留学生か私設秘書として働いている。2、3年で入れ替わるが、日本人秘書でもそうであるように然るべき人からの紹介を受けた人物でないと事務所には入れない。

優秀な彼ら彼女らが本国に帰ると当然それなりの職業につく。これも外務省のバイアスがない貴重な情報源になる。小沢がその国を訪れれば、「安心できる通訳」として味方にもなってくれる。

小沢事務所にはたまにこんな話か舞い込む。「中国の要人が小沢さんに会いたいと言っている」秘書時代、そういう案件は私のところに持ち込まれた。

これまでも書いてきたように、中国と付き合う時はその目的や立場をよく確認した上で判断しないといざという場面で弱みに付け込んでくるかもしれない。

小沢一郎と会えるとなれば、あっちの「お手柄」にもなるわけだ。こちらとしては勘違いされないように細心の注意を払う必要がある。

「目的は何だ。あっちが会いたいと言うなら、招待状を寄こしてもらえ」
小沢はそう言って、誘いには飛びつかない。相手の地位、影響力、そして会談の意味合いなどを掘れるかぎり掘る。

こうした微妙な判断には外国人秘書の情報力が欠かせない。私か長く一緒に働いた留学生には東北大の准教授になった女性もいる。

金淑賢さんといって、2000年から8年ほどいて、事務所をやめた後は東大で博士論文を書いた才媛だ。

2011年6月まで5年間働いた許雅姐さんは台湾人。いまは、台湾企業で活躍している。

こうした陣容は外交をする政治家には必要不可欠だと思うが、なぜか「スパイを雇っている」という批判ばかりがされる。

小沢のほかに外国人秘書を雇っていたのは鈴木宗男先生ぐらいで、そういう情報収集力もないのによくも自分のことを「外交通」と言えると不思議に思う。

…後略。

トヨタ、東北で若手技術者養成…日経新聞7月19日11面より

2011年07月19日 15時01分34秒 | 日記
高卒向け拠点設立

トヨタ自動車は若手技術者養成のための拠点を東北に設ける方針を固めた。東日本大震災の被災地支援の一環と位置付け、高卒者らが自動車関連の技術をトヨタの正社員から直接学べるようにする。

受講者が修了後にトヨタで働ける仕組みも用意し、東北の自動車産業の成長を雇用と人材育成の両面から支援する。

トヨタの豊田章男社長が19日、仙台市内で記者会見して発表する。
同社が愛知県豊田市で運営する職業能力開発校(トヨタ工業学園)の東北版を宮城県か岩手県にもうけるとみられる。

トヨタ工業学園は中卒者向けの3年コースと高卒者向けの1年コースがあり、修了者の過半数がトヨタで働いている。

富士重 水平対向エンジン増産…日経新聞7月19日11面より

2011年07月19日 14時59分33秒 | 日記
5年で400億円投資

富士重工業は2015年度までに主力エンジンの生産能力を現状の2・6倍の年82万基に増強する。

15年度に世界販売台数を10年度比36%増の90万台に引き上げるため、エンジンの大幅増産が必要と判断した。

無段変速機(CVT)の生産能力も約2倍に増やす。増産投資は今後5年間の累計で総額約400億円に達する見通し。

エンジンや変速機を生産する群馬製作所大泉工場(群馬県大泉町)の設備を順次、刷新する。増産対象になるのは新型水平対向エンジンで旧型エンジンの加工設備を入れ替え、組み立てラインを増強する。

富士重は12年春に軽自動車の生産を終了する予定で、軽自動車用のエンジン生産設備も新型水平対向エンジン用に切り替える。

富士重は21年ぶりに水平対向エンジンの新型を開発し、昨年10月から多目的スポーツ車(SUV)「フォレスター」に搭載を始めた。

燃費性能を1割向上させ、製造原価を2割引き下げた。環境性能への消費者の要求が強まるなか、新型エンジンの搭載を全車種に広げていく。

グーグルが日本投資加速 …日経新聞7月19日11面より

2011年07月19日 14時56分07秒 | 日記
太平洋地域担当社長 

米グーグルでアジア太平洋地域を担当するダニエル・アレグレ社長は18日、都内で日本経済新聞の取材に応じ「日本で投資を加速する」との方針を明らかにした。

重点分野としてスマートフォン(高機能携帯電話)向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」と、動画共有サイト「ユーチューブ」を挙げた。

日本での売上高は大きく伸びているという。アンドロイド搭載の端末に取り込んで使うアプリの開発数で日本は米国に次ぐ世界2位で、アレグレ社長は「さらに多くの開発を促すよう資金を投じる」と語った。

ユーチューブでも日本発コンテンツの制作を後押しする支援策に集中投資する。




ユニクロ ヒートテック販売前倒し
3週間早め今月開始 節電需要見込む
 …日経新聞7月19日11面より

新しい日本へ…日経新聞7月19日13面~23面

2011年07月19日 13時43分53秒 | 日記
見出しのみ

この一歩から
力合わせて観光誘客
企業・自治体、祭りPRや物産市
被災の地 自ら動く人と街
戻った大動脈
産学の智恵を
支援スタイル進化
ふるさと納税急伸/スマホ活用
義援金はいまだ渡らず
ネット「完璧」より行動
発生2時間 安否サイト開設
情報 ニーズに添い洗練
通信原発周辺にもつなぐ 基地局改良 電波を増幅

<経済を止めるな>

切り開いた道
東北の空 臨時便が守り抜く
新幹線 機転利かせ工期短縮
紡いだ供給網
優先順位見定め 連携し部品応援
チーム自動車 早期復旧
東北・北関東に先端素材
「世界企業」の集積 鮮明 優位性を再認識 リスク分散機運も
バイク100台全国配備 年180回避難訓練
生きた備え その先へ

<電力不足に挑む>

窮すれば妙案点灯
進む「輪番」業界一丸 自動車に蓄電構想
節電目覚めたエコ
暮らし見直し、クールな消費
建材一体やシート状 太陽電池 多彩に
身近な場所にも再生エネ


<国づくりの針路>

特区発 成長モデル
規制緩和や税優遇 産業再生の礎に
「復興債」で市場の確認 財源確保待ったなし
政治の責務果たすとき

<負けない基盤を>

想定外 もう言わない
危機管理 4連動視野 東海・東南海・南海
市町村レベルの対策課題
古文書から再点検 常識捨て命守る
ものを言う現場の力
物資・ボランティア・阪神の経験反映
移動販売車 駆ける
コンビニ、インフラの自覚
宅配便、2週間で配送網
全国の善意届ける
資金つないだ 弾力運用
被災地各行、無条件で返済猶予

どうなる日本の経済復興…日経新聞7月17日19面より

2011年07月19日 13時23分29秒 | 日記
今を読み解く 法政大学教授 小峰 隆夫  文中黒字化と拡大は芥川。

大震災の経済的影響が次第に明らかになるとともに、いかに経済復興を進めるかについての議論が本格化している。経済学者も強い危機感を胸に活発に発言を続けている。

経済学者が大震災の進行過程で何を考えたのかをドキュメンタリータッチで記述した竹森俊平『日本経済 復活まで』(中央公論新社)は、構成がユニークだ。第1部「震災発生」では、著者が震災の中で、日々何を考えてきたかが日記形式で臨場感豊かにつづられており、第2部で、震災の影響と対応についての主張が展開されている。

●何を変えるべきか 

多様な経済的な論議が展開される中で、次第に意見の一致する点と対立する点が明確になってきた。

一致点の一つは、今回の大震災が戦後日本経済社会にとっての大きな転機であり、この転機を生かして新しい経済社会を生み出していくべきだということである。確かに、大震災という起きてしまった悲劇を元に戻すことは出来ないのだから、我々は、この悲劇を将来のための改革の契機としていくしかないのだ。

では何を変えるべきか。この点については、堺屋太一編『緊急提言 日本を救う道』(日経プレミアシリーズ)が全体を俯瞰するのに役立つ。

この本では、堺屋氏の巧みなリードで、各方面の専門家が、従来型の経済社会の問題を指摘し、多くの人々の心の中に染みついている発想を変えるべきだと述べている。

例えば、岩田一政氏は通貨の決済という基本的なインフラ面で日本が遅れていることを、圓尾雅則氏は電力会社相互の競争がなかったことを、柳川範之氏は幻想の終身雇用を前提とした制度的枠組みとなっていたことを、大滝精一氏は東京への一極集中体制を、そして宋文洲氏は日本の技術は一流で、絶対間違いはないとしてきた傲慢さを指摘している。

もう一つの一致点は、復興に際して経済学の知見を生かしていくことであり、特に電力不足に対して価格メカニズムを活用すべきだということである。

野口悠紀雄『大震災後の日本経済』 (ダイヤモンド社)は、経済学の標準的な議論に基づいて鋭い切れ味の診断と処方箋を提示したものだが、ここでも電力消費抑制に価格メカニズムを活用すべきことが強調されている。後述する岩田規久男氏の著作も同様の主張をしている。

ピーク時の電力料金を高くすることによって電力消費を抑制することは、統制的な割り当てに比べてはるかに効率的でかつ公正な電力消費抑制手段である。しかし現実の政策決定では、値上げを嫌う世論に配慮してほとんど検討もされていない。
経済学者はあきらめずに説得的な議論を続けていくべきだ。

●誰がコスト担うか

一方で、対立点も明瞭になりつつある。その一つは、これからの産業基盤がどうなるのかという点だ。野口氏は、電力の制約を重視し、脱工業化を図り、高度サービス産業をリーディング産業として位置づけるべきだと説く。

一方
前掲書で竹森氏は、エネルギー資源の輸入が必要となることから、今後はますます「輸出力」が鍵を握ると言う

この点は、日本経済の復元力次第という気がする。私は、今回の震災、電力不足のような、経済全体に外から襲ってくるタイ
プの危機については、日本企業の適応力はかなり大きいという感覚を持つ。少なくとも当面1~2年は、日本経済はかなりの復元力を示すのではないか。

もう一つ意見が対立するのは、国債の日銀引き受けだ。岩田規久男『経済復興』(筑摩書房)では、今後5年程度の間に、総額40兆~50兆円程度の復興国債を発行し、これを日銀が直接引き受けるべきだと提案している。

これについては、財政の規律が緩む、インフレになる、国債価格が暴落する(長期金利が上昇する)といった批判がある。私は、これが「だれも負担しないで済む復興財源」として受け取られていることを危惧する。

「ただの昼飯はない」のだから、復興のためのコストは、誰かが何らかの形で担うような仕組みにしておかないと、将来に禍根を残すのではないか。

津波がきたら沖へ出ろ(2)…AERA7月25日号より

2011年07月19日 13時05分59秒 | 日記
…前章からの続き。  文中黒字化は芥川。

 チリ地震が予行演習

自宅は流されたが、沖へ出た渡辺精吾(48)は、「昨年2月のチリ大地震でも船を沖に出した。あれが予行演習だった」と言う。

2010年2月27日、チリ中部沿岸で地震(M8・8)が発生すると、気象庁は翌朝、青森、岩手、宮城の太平洋沿岸に大津波警報、福島には津波警報を発令した。3月1日、津波予測が過人たったと気象庁は認め、警報や注意報が長引いたことを謝罪した。

そのことが警戒心を薄めさせたという批判もあるが、原釜の船方はむしろシミュレーションになったと解釈している。

「3月11日の大津波警報も、またか、と思ったよ。でも地震の揺れが尋常じゃなかった。今度は6メートルの予想だ。小型でも新造船は5千万円、漁具や設備に2千万円くらいかけてる。資産を守りたいから船を出す。まさか、あんな津波がくるとは考えてなかったな」と渡辺は述懐する。

船を見送った側も必死だった。相馬双葉漁業協同組合の総務部長・遠藤和則は、港の漁協事務所で沖に出る船の無事を念じた。テレビで警報が出たことを知り、職員に高台の旅館に移るよう促す。
地震で岸壁の水道が破裂していた。その元栓を閉めにクルマで向かった。

 生殺しにされている

岸壁の端に着くと、潮がせり上がって流れ込んできた。「津波だーっ」と叫びながら、クルマで高台に急行する。第1波はバケツから水があふれるように港を覆い、浮力で巨大な漁具倉庫を持ち上げて浮遊させた。想像を絶する破壊力だった。遠藤は高台の無線局に張りついた。

「沖の船は無線が切れたら不安になる。絶対に切るなとスタッフに命じて、知人の船主から自家発電用の軽油を分けてもらいました。沖からは水がない、食べ物がないと連絡が入る。でも、こっちも何もない。。我慢だ、我慢だ、そればっかり。まったくサポートできなかった。船方は、自力で船を守ったんです」

ところが、その命がけで守った船が、いま逆に船方たちの首を絞めている。原発事故による放射性物質の海への流出で、操業再開のメドが立たないのだ。船が港に乗り上げて「廃船」となれば、保険金がおりる。

なまじ守ったために船は港に係留されたままだ。斎藤が政治に怒りをぶつける。
「震災後に仙谷由人さんが来て、無利子で500万貸すと言ったから、けぇさねえよってな。借金の上に借金しても仕方ない。漁をやらせてくれりゃいい」

東京電力から3~5月の休漁への補償金は出たが、例年の収入には遠く及ばない。昨年末に2200万円を投じて設備を更新した今野が胸中を吐露する。「瓦礫のなかから皆で漁具を捜し出した。泥まみれの網をきれいにしてな。20隻や30隻、すぐに出漁できる。ローンも返せる。生殺しにされている間に心が萎えるのが一番怖い」

水産庁のサンプリング調査では、相馬沖で獲れるコウナゴ、シラス、カレイなど大多数の魚種の放射性物質は暫定基準値以下だが、ごく一部に基準値を超えたものもある(7月5日時点)。

 福島で食べればいい

食の安全をめぐる議論が過熱するなか、相馬市長の立谷秀清は「獲れた魚をきちんと検査して、市場に送り出せばいい。腹をくくった」と港湾インフラの整備を急ピッチで進める。

立谷市長は、原釜で生まれ育った。海への思い入れは強い。


「仮設の岸壁に水道、電気、通信、ポンプ、製氷、冷凍すべて整える。復旧予算の半分は市がもつ。東京が買ってくれないなら、福島で食べようじゃないか。漁業は後継者不足が深刻だ。操業停止を長引かせて、相馬の漁業を殺すわけにはいきません」

船方は命がけで船を守った。単に財産を保全したわけではない。地場に伝わる意気地を通した。四方を海で囲まれた日本は、船を棄てたら滅びるだろう。他県との漁業権の融通など、大局的に船を生かす方法はないものだろうか。

(文中敬称略)

津波がきたら沖へ出ろ(1)…AERA7月25日号より

2011年07月19日 12時58分57秒 | 日記
津波に勝った漁師を襲った苦難
想像を絶するあの津波に打ち勝った男たちがいる。
代々伝わる漁師の教えに忠実に、津波に突っ込み、船を守った。だが、別の苦難が待ち受けていた。


ノンフィクション作家 山岡淳一郎 写真家 鬼海弘雄

波の山塊が迫ってきた。南の岩礁で波は折れ、白い牙をむいて向かってくる。あの白波に巻かれたら、ひとたまりもない。
「津波がきたら、沖へ出ろ」
3月11日の地震発生直後、福島県相馬市原釜の船方たちは、代々の言い伝えどおり、愛船の纜(ともづな)をといた。百数隻の小型漁船は、原釜の港を出ると舶先を揃え、一斉に北の宮城県境を目ざした。大波を斜めに乗り越える戦術だ。
技量は身体に染みこんでいる。

 津波の第1波は、高低差5メートルの大うねりだった。しばらくしてレーダーに白い線が浮かんだ。「おやつ?」と目線を上げると、水平線にくろぐろと第2波の帯がのびていた。

「ああーッ、きたきた。バサバサ、波折ってるぞ。走れえ!!」 船間無線で誰かが叫んだ。船団は、ひとつの生き物のように動く。後方に位置した立谷義則(45)は、エンジン全開で進んだ。魚群探知機の水位計は10メートル近い浮き沈みを示している。冬なのに全身が汗でぐっしょりと濡れた。

 まっすぐ上って真下に

ふと斜め後方を見た。
折れた波の牙が、すぐそこで光った。「もう逃げられねえ」
立谷は、力いっぱい舵を切り、津波と向き合った。
「船は横波をくらったらダメだからね、波に負けねえよう、夕テに向けたんだな。うん、突っ込んだ。

うわあー、ひっくり返ったと思ったら、浮いていて、かわせたよ。波しか見えねえ。怖いなんて言ってられない。ジェットコースターと一緒だな。まっすぐ上って、はあ、ザーツと真下にどこまでも下りたんだ」 と、立谷はふり返る。

津波に正面から挑んだ船は、垂直に波の壁をよじ登り、頂点で水平になる。そこでエンジンを緩めねば「ギギュイーン」とスクリューの回転音が耳をつんざく。船は、燃料臭を放散し、船体をダダダと震わせて「飛ぶ」。落ち所が悪ければ、グラスファイバーの船底が割れる。何隻かがこのパターンにはまったが、生き延びた。ベテランの斎藤操(58)が言う。

「波サ、まっすぐ入ったら、船底との接触面が狭くなって、不安定だ。斜めに接触面を広くとって全速で駆け上がって、上で回転を落とす。あとは波なりだ。はっきり言って腕もあるな」

船団は、2波、3波と格闘して凌いだ。次第に波が弱まった。怖さが襲ってきたのはそれからだった。自分が乗り越えた津波が、妻子や親きょうだいがいる陸へ、まっすぐに突進していくのだ。背筋が凍りつく。

「高台へ逃げろ! とんでもねえ波がいくぞーっ」
と、伝えたいが携帯は不通。通常は沖合20キロでも会話ができる携帯が、このときほど恨めしかったことはない。

 全船沖で夜明かし

船方の幹事役、今野智光(53)は、中学2年の息子の行方が心配だった。地震で自宅は大破したが、なかの家族は無事だった。息子だけが出かけていた。後ろ髪を引かれつつ、船を守ろうと海へ出た。津波が陸に達すると、トーンと黒煙が天高く巻き上げられるのが沖からも見えた。

家々を粉砕する砂煙であった。「まさか、あの煙で自分の家も流されたとは思いもしなかった。漁協の無線局だけが頼りだったな。余震がひどくて、また津波が来ると言われて、その晩は全船が沖で夜明かししたよ。眠れないさ。息子は高台の団地に遊びに行っていて、助かった」

翌朝10時、船団はふだん使わない相馬港に向かった。引き波で、家の屋根やコンテナ、家具、家電製品とありとあらゆるものが数キロにわたって漂流していた。船方たちは器用に船を操り、漂流物の問を縫うように入港したのだった。

今回の震災で、人口3万8千人の相馬市では449人が亡くなり、10人が行方不明だ(7月11日時点)。原釜でも数隻が出遅れて、人命が失われている。東日本の太平洋側の多くの港では漁船が壊滅的な被害を受けた。100隻以上の小型漁船が、このように守られたことは奇跡だ。

岩手、宮城に比べれば、津波が到達するまでにやや時間的余裕があった。原釜の集落が港に近く、早い対応が可能だった、と指摘する声もある。だが、現場で話を聞き込んでいると、この地域独特のひたむきさが伝わってくる。

それが「津波がきたら、沖へ出ろ」を愚直にくり返す力となったのではないかと私は思う。

…後略。