遅ればせながら、つい先日原作本を読了。
ハードカバーだったんだけど、すいすい読み進めることができました。
テンポいいし、この原作者さんの文章好きかも♪
というわけで。
『
図書館戦争 』
「笠原郁ちゃん」に榮倉奈々さん。
「堂上教官」に岡田准一さん。
このお二人、【ダ・ヴィンチ】での誌上キャスティングで圧倒的投票数での第1位だったとのこと。
なる。
確かにビジュアルイメージとか、原作に限りなく近い。
岡田さんに関しては文句なさすぎ。
個人的には郁ちゃん。
運動神経抜群、の設定・・・どこ行った
いや、設定はあるんだけれども「活きてない」。ちょっぴり残念。
メディアミックスが多種展開されていることもあり、私の中でイメージがかなり強固に固定されてるのも一因かなぁ。
ちなみに原作より先にアニメ見た♪
防衛省・陸自・空自の全面協力。
戦闘シーンも圧巻。
岡田さんのアクションも見事。
確か、カリとジークンドーとUSA修斗だったっけ?インストラクター資格。
いわゆる一般的な「技斗(映像向けアクション)」のレベル、完全に超えちゃってますね。
やー早い早い!
技斗も格闘技も齧ったことのある身としましては、「これ、全部(普通の人に手数が)見えるのかなぁ」とも思ったり。
あれほど膨大な量に上る原作のエッセンスを抽出し、2時間とかにまとめるのってホント大変だと思う。
必要だと思っていても削らざるを得ないエピソードもあるだろうし、
逆につじつまを合わせるために、無理矢理オリジナル設定をねじ込んだりとかも。
個人的には「え?」なとこもあったし、「え
」なとこもあったし、「おぉ!」なとこもあったし。
各種レビューで評価がめっちゃ割れてるのも、これだけ支持の高い原作を持つ宿命とも言えるし。
学校の図書室が大好きな子供だった私は、本を焼かれるシーンが、気分が悪くなるほど嫌いです。
「本を焼く国は、いつか必ず人を焼く」
本は思想の一部だけど、それに影響を受け、現実に行動するか否かは「個人の性質」に拠る。
だから
「好ましくない本を読む」=「犯罪者(予備軍)」ではないし
「残虐な表現のゲームを好む」=「犯罪者(予備軍)」ではない。
上記を根拠として「取り締まってしまえ」というのは、どこかに無理矢理責任を押し付けて「安心したい」
どっかの誰かの乱暴な理論であるだけの話。
「だから、私(たち)のせいじゃない」ってか? こんなとこかな。
そんなことを思いながら観た。
こういう世の中にならないことを願いつつ。