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バンドウユミ  Private Blog
  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

『 カラヴァッジョ展 』

2016-06-09 08:11:50 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
気づけば会期終了間際。このタイミングは混んでるだろうな・・・とは思ったのだけれども。
「観に行く!」決行日は6/7(火)。東京は朝から雨。

 『 日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展 』

まさしく恵の雨。空いてた。平日昼間ってのもあるけどもね。
「やっぱり(一緒に)行く」と言い出したダンナさんのお仕事終わりに上野で合流。
ちょいちょい上野に色々観に来ているにも関わらず、実は国立西洋美術館に入るのは初めてだったりする私。
修学旅行生に混じって入館前に写真を撮りに走る。

 「弓をひくヘラクレス」

 オーギュスト・ロダン「地獄の門」

 同「アダム」

 同「エヴァ」

  同「カレーの市民」

このタイミングで雨が何とか上がった、とは言え曇り空。「カレーの市民」の写真は左のが空模様含めてそれっぽい。
そして

 「考える人」

 
そして入館。特別展示に足を踏み入れるなり感じる不思議な感覚。
この感じはアレだ。「草間彌生展」観に行った時とかの、あの圧力に似てる。
言ってみれば脳が揺らされてるような感じ、かなぁ。

結論から言えば、観に行って本当に良かった。うん。

「影」を強調されがちだけれども、基本的には「光源」の扱い方がとんでもなく巧み。
そしてカラヴァッジョ本人と、その画法を模倣し継承した カラヴァジェスキ との、あの圧倒的で明確な「差」。
遺された言葉やエピソードから窺える、その粗野粗暴ともとれる人物像と、凄まじいまでの才能。
つまりは天才。それも「桁違いの」。

世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」他、日本初公開となる作品も多々展示。その総数51点。
うちカラヴァッジョの真筆は11点。とんでもないボリューム!

 

 

フライヤーが2種類用意されてる。これも珍しいかと。
私も含め殆ど全ての人が両方がっちりゲット。

このフライヤーにも出てる「ナルキッソス」。その場で足が動かなくなるほど美しかった・・・。





もちろんその後常設展も堪能。頭の中がお腹いっぱいになりました。
入館前に遅昼で食べたしらす(生+釜揚げ)丼も超美味しかったです・・・(シミジミ

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カラヴァッジョ展 (dezire)
2016-06-12 16:00:58
こんにちは。
私もカラヴァッジョ展を見てきましたので、楽しくブログを拝見しました。『バッカス』の個性的で強いインパクトをしそませた一見穏やかで静かな表現、『エマオの晩餐』の闇を切り裂くような光の表現、『ナルシス』の刹那的に美しく表現、死の間際のマグダラのマリアが神と一体感になった法悦に浸っていることを見事に表現した『法悦のマグダラのマリア』など、心に強い衝撃を与える作品の数々に圧倒されました。

今回のカラヴァッジョ展からカラヴァッジョの絵画の魅力と美術史を塗り替えたかを考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。
返信する
コメントありがとうございます (ゆず)
2016-06-15 09:24:35
>dezireさん

当ブログにお越しいただきありがとうございます。
早速先程そちらにお邪魔して記事拝見いたしました。
考察すごい!
返信する

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