はっきり言って、実はノーマーク。
手にする機会の少ない週刊青年誌に連載中のコミック原作。
では何故選んだか。
『
アイアムアヒーロー 』
第48回
シッチェス・カタロニア国際映画祭(2015年)
コンペティション部門・観客賞
コンペティション部門・最優秀特殊効果賞
第36回
ポルト国際映画祭(2016年)
コンペティション部門・観客賞
コンペティション部門・オリエンタルエキスプレス特別賞
SXSW 2016(2016年)
ミッドナイターズ部門・観客賞
この「観客賞」の列挙が、その根拠。
観客が 面白い と評価したこれは、観てみたいと思うに十分。
トレイラーも興味をそそってたことだしね。
『GANTZ』の
佐藤信介監督作品。
脚本は『図書館戦争』の
野木亜紀子氏。
私は図書戦クラスタでもありますが、野木さん、こっちのが脚本断然いいです。
時は2016年。
突如として日本を襲った謎のウィルス「ZQN」によるパンデミック。
練馬区在住の漫画家(現在はアシスタント)鈴木英雄。彼の日常もこの時崩壊する。
お守り的よりどころである銃砲所持許可証と散弾銃を抱え必死に逃げる途中で、女子高生・早狩比呂美と出会う。
標高の高いところでは感染しないという情報をもとに、二人は富士を目指すことに。
原作は2009年、らしい。
比呂美を演じる
有村架純さんの、この作品における絶大な癒し効果!!
有村セラピーと命名してしまいそうなほど。
そして相変わらずうまいなー、主演・
大泉洋さん。
この人のお芝居は、例えどんなシチュエーションであろうとも、そこに「リアル」を紐づける。
大泉さんを「先生」と表現する知人がいますが、その気持ち、なんかわかります。
サスペンスホラー、なんですけども。
パニックムービーとしてホントに一級品。これは特に海外でウケるわけだと納得しました。
クライマックスの主人公は、まさにタイトル通りです。
ただねー・・・食欲本気でなくなりました。肉食いたくなくなります・・・お察しください・・・。
R15+ですからね。個人的には「G」つけた方がいーんじゃないかとも思いますが。
でも全然問題なく作品として成立してるのは、制作の方々の力量そのものであると思うのです。
某大きな人の映画はダメダメでしたもんマヂで(猛毒
グロイのダメな人はともかくとして、面白い邦画です。是非に。