会場である
江戸東京博物館さんは
4/25(日)~5/11(火)臨時休館中です。
開催初日であり、臨時休館直前の4/24(土)に駆け込みで鑑賞してきました。
マナー講座を受講した
刀剣博物館さんが、同じく両国が最寄駅なのです。
浮世絵の風景画と言えば「北斎」。
その背を追いかけつつ、対抗心を燃やす「広重」。
風景画で双璧を為すこの二人の浮世絵師の作品が一堂に会する展示。
なんと撮影可(フラッシュ不可)!
個人的に北斎の絵の妙は「デフォルメと空間認識」ではないかと思ってる。
とんでもない努力家であることはその足跡から見てとれる。
やっぱり圧巻。
さて、北斎の「冨嶽」と広重の「富士」。
同じ構図の作品が存在していて、ですね。
北斎
広重
と、こうなるわけで。
思うに北斎は「こういう絵を見せたい」の熱がすごいが故に構図を練り、フィクションを織り交ぜる。
広重は目で見た「現実」を「自分の目」というフィルターを通して描く。
ただし対抗心が故に若干のシニカルさが加味される、と。
こんな感じかなと。あくまで個人的感想。しかも軽い。
双方ともすんごく高度なことやってるのは明確です。
どうやったらあんなの描けるのか、皆目見当もつきません。
努力し続ける天才って厄介・・・。←羨
広重遺愛の品(旅枕・袂落とし・煙草入れ・脇差・掛札)
この脇差がですね、クジラの骨でできているそうで。
なんて書いてあるんでしょう・・・。
開催初日の土曜日にしては驚くほど空いていました。
翌4/25(日)から緊急事態宣言発出に伴い臨時休館というタイミングだったからだと思います。
めちゃくちゃ時間的制限が厳しい状態ではありましたが、最寄駅で別件があったことも含め、どうしても寄りたかったのです。
ましてや都内の殆どの美術館博物館が閉まってしまい、緊急事態宣言中は私にとってはほぼ闇です。
予定していた2件が飛びました。
せめて、と駆け込んだ形になりましたが、観に行けて良かったです。
感染症対策とステイホーム、まだ何とかがんばれます。
【追記】
江戸東京博物館さんに新しいレストランがオープンしてました。
テーブルに設置のメニュー。
特別展記念メニュー「赤富士コシャリ」。