豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の課題を整理すると…北斗市

2016-06-09 17:20:03 | ファース本部

昨日はZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義について記述しました。
おおまかに言うと、年間の使用エネルギーと太陽光発電での創エネルギーの収支がゼロにする事です。
家の温熱性能を外皮(外に面した壁や窓)の断熱性や日射熱の取得や遮蔽も加味します。

当然、太陽光発電パネルの設置は必須となります。
家に温熱性能の無いスカスカ外皮や日射熱が入る家でも、何台ものエアコンを稼働させるに足りる太陽光発電パネルで、その量が見え合えば制度上のZEHは成立します。

この太陽光発電は、発電パネルの耐用年数、パワーコンディショナーの定期取り換えやメンテナンス、廃棄後の処理などを考慮すると出来るだけ少ない量にすべきです。
その分を暖房の場合には、断熱性能を上げ日射熱の蓄熱量などを向上させます。
冷房の場合は、日射遮蔽や屋根が受ける直達日射を避ける天井断熱性能を上げます。

地価の高い市街地の場合は、屋根面積に限りが出てきます。
また全ての屋根が写真のような南向片流れ屋根になってしまうことでしょう。
日本家屋の伝統的な寄棟、入母屋、切妻などの屋根が無理になります。
ZEH先ず、家の温熱性能を最初に在りきでなければ唱えるべきではありません。

また現在のZEHの熱量計算は、J(ジュール)で表記しています。
Jとは1秒当たりのWです。つまり1Wワット換算するには60J×60分=3600Jです。
1kwは、更に1000倍になります。これでは数値の桁数が多過ぎるため、ギガジュール「GJ」とかメガジュールの「MJ」の単位となり、よけい難しくしています。
太陽光発電や電力料金はkw表記なのです。単位は、最初からW表記が適当と思われます。

2020年の省エネ義務化時に新築住宅は、ネットゼロハウスの半数を目指すとしています。
それには家づくりに携わるモノの解り易い仕組みや制度の研究も必須と思われます。
さて今日は昨日の休暇分の相談業務が多くあり、色々と奮闘しておりました。

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