豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ファースシリカと換気扇…北斗市・本社~函館空港~羽田空港~東京都内

2024-09-02 19:12:28 | Weblog
ファースシリカと換気扇…北斗市・本社~函館空港~羽田空港~東京都内
ファースシリカとは、シリカゲルの吸放出効能を意図的に数値に処方したものです。
お菓子や海苔などの梱包などに同封されるシリカゲルは、乾燥剤として用いられます。
乾燥剤と云う事は、集めた湿気がそこに存在すると云う事です。
その湿気を乾燥した際に、放出するように処方して「ファース工法」の床下に200㎏以上も敷設したのがファースシリカです。

住宅延べ床面積1㎡あたり1.5㎏、40坪(132%)の住宅では約200㎏となります。
ファースシリカ200㎏で約160リッターの水分を溜め込み、吸放出する機能を持ちます。
乾燥時には吸った湿気を放出し、多湿時は湿気を吸って家屋内の湿度を一定化します。

ファース本部は、このファースシリカを換気扇に使用する装置の特許出願を行いました。
100㎜くらいの隙間を空けて20段の段々を創り、そこにメッシュを張ってファースシリカを散布することで外気から吸入した空気の湿気を一定化します。

前橋工科大学の実験教室でも実証実験を行い、北海道の冬と真夏の群馬県前橋市での灼熱の夏、寒波の冬でも充分に効能を発揮することを証明しました。
愛知県春日井市本社研究所のある、富士シリシア化学のドクターにも監修して貰いました。

北海道で市販品となる「空気浄化式換気扇」の製造を行う事になり、現在は市販品の作製を行っています。建築基準法で換気法が制定され、換気扇設置が義務化となりました。
この換気扇で雨の日も、乾燥した日も湿度のやや一定化した空気を導入できます。

画像は、ファース本部北斗市本社の実験ハウスで計測中のシリカゲル換気扇の外部側です。
現在、これを量産の出来る軽い鋼鉄製でつくるための試作品を作製中です。
今日は、シリカゲル博士と云われる専門家の話も聴いてきました。

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