豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

50㎜外断熱ファース・ボード…北斗市・本社

2024-09-14 16:44:14 | Weblog
50㎜外断熱ファース・ボード…北斗市・本社
住宅断熱においては、躯体の外側に張る断熱方法を外断熱工法と云います。
構造用部材の総てが断熱材の内側に位置するため、それらが蓄熱層となります。
一般的なグラスウール断熱は、軸間に充填しますが典型的な内断熱工法となります。

内断熱は、冷房や暖房を行い際に急速に設定温度になるメリットがあります。
外断熱は、躯体が熱を吸収するため設定温度になるまでは相応の時間を要するのです。
私は、その外断熱のために躯体の外側に50㎜もしくは30㎜の専用ウレタンボードを張り付け、その内側から樹脂スプレー発泡断熱材を行う方法を開発して特許化しました。

外断熱と内断熱の双方の利点を生かすために工夫した、住宅樹脂断熱工法です。
グラスウール断熱材の熱伝導率0.04w/mkであり、ウレタンボード断熱材0.023w/mkと倍近い断熱効力があります。

画像の50㎜外断熱ファース・ボードは、ファース本部ハウジング事業部(フクチホーム)が使用するファース工法専用部材です。
このファース・ボードの外側には、日射熱遮熱シート、内側にスプレー発泡断熱材の密着性の強いシートを張り込んであります。
内側からのスプレー発泡断熱材も同じ0.023w/mkであり、極めて高い断熱性能が出ます。

スプレー発泡断熱材に拘るのは、外断熱ボードだけだと気密性能を担保する事が困難です。
スプレー発泡の場合は、シームレス状に家を包み込んでしまうため、C値(隙間相当面積係数)がゼロとなります。実際は窓や設備関連の部位に僅かな隙間が生じます。

湿度管理を行う事を目的にした断熱気密工法であり、隙間相当面積係数は0.3㎝/㎡以下にしなければなりません。ファース工法は、ほぼこの数値をクリアしております。
このファース工法の家づくりは、全国各地で建築されています。

 「#ファースの家」「#北斗市」「#函館市」「#断熱」「#気密」「#全館空調」「#空気サラサラ」「#SDGs」「#LCCM住宅」「#ZEH住宅」「#健康寿命を延ばす家」
「#ファース工法」「#福地建装」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする