樹脂スプレー発泡断熱材…北斗市・ファース本部
平成元年に樹脂スプレー発泡断熱工法で家づくりを行った時は、誰もが驚きました。
開発者の私が一番に驚いたのです。
断熱性能、気密性能、シームレス状にスッポリと家を包み込むことで極めて安定した温熱環境をもたらします。
この樹脂スプレー発泡断熱工法は、公的な認定を交付されるまで5年間の歳月を経ました。
グラスウール断熱が日本の断熱工法の基軸となっていたからです。
特にグラスウール断熱を前提に基準を整備してきた研究者からは、散々な悪評でした。
しかしながらこの工法で家づくりを行ったお施主様には、大好評だったのです。
家中の何処へ行っても暖かい、涼しい、省エネで心地よいと喜んで貰いました。
平成5年に公式認定を受けてからは、類似の樹脂スプレー発泡工法が次々と出ます。
紛い物も多くあります。
独立気泡率96%のエアクララを、シームレス状にスッポリと家を包み込むには、写真のように20㎜くらいのスキン層を何枚も重ね合わせなければなりません。
膨らし粉のような添加物を入れると、あっという間に膨らんで、独立気泡率30%くらい(0%がスポンジで連通気泡と云う)のフワフワの断熱材となります。
私達は空気の熱伝導率と同じ値の断熱効能を得て、それを50年から100年サイクルで保持できる性能を目指して研究開発を行っています。
CO2排出や温暖化効果ガス等を限りなく0%に近づけた樹脂を使用しています。
水発泡も温暖化効果ガスゼロですが、とにかく断熱性能を確保出来なのです。
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