豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

施主ファーストの家づくり…北斗市

2020-05-06 14:15:08 | ファース本部

 

日本の建物は1,200年前建造の法隆寺のように、世界最古の木造建築が現存しています。

江戸時代や明治の日本の住宅は、100年200年寿命が当たり前でした。

高温多湿の夏、乾燥時期の冬などと日本の風土に見合った建物は、

何千年もの歴史を積み重ねながら構築されてきました。

 

匠の技といわれる大工職人達の木を削って建物をつくる技能は、長い歳月を経て、磨き上げられて来たのでしょう。それが高度成長期には住宅を大量生産大量消費が推進されます。

新建材を組み合わせて短期間で建造して30年未満で粗大ゴミにしてしまいました。

 

古来の技能を有した日本の大工がつくる家には、真の100年住宅の真髄が籠っています。その真髄とは、人と自然に対する優しさが保有されているのです。

多くの方々は、立派な大学の住宅専門分野の工学博士と、何十年も家を造り続けて来た街の大工さん、このどちらの話しを信用するかを問えば聴くまでもなく高名な工学博士です。

 

確かに学識者の先生は、私達が及びつかないような高度な実験と理論に基づいています。

その基本の上に立って多くの公的な仕様書が確立させてきたのです。

私達や大工さん達は、その仕様書に添って住宅の建築を行なっており、当然ながら指導書を作っている学識者の意見に重きを置くのは当然の成り行きです。

 

ところがその先生達は、自分で木を刻むわけではありません。

自分で断熱材の充填施工を行なうわけでもありません。

お施主さんと細かい打ち合わせに参加するわけでもありません。

 

家づくりは、公的な仕様で表現出来ない多くの要素を含んでいます。

地域工務店は、受注、施工して引渡し、その後の事象の総てに責任を負っています。

お金を支払ってくれるお施主さまの心情や家庭環境など、多くの複雑な背景も存在します。

 

写真は岡山県倉敷市の林建設さんの作業風景です。

FAS加盟工務店は、いつもその環境下において施主ファーストの家づくりを行っています。

 ファース本部オフシャルサイト毎日更新

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 温度だけが熱ではない…北斗市 | トップ | 聖人君主で出来ない会社経営…... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ファース本部」カテゴリの最新記事