豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

エネルギー消費効率(APF)を思考する…北斗市・本社

2023-05-07 15:01:48 | Weblog
エネルギー消費効率(APF)を思考する…北斗市・本社
5連休のゴールデンウィークも今日は最終日です。
連休と言え住宅相談は、盆正月ゴールデンウィーク関係なく寄せられます。
今日は「エネルギー消費効率」に関する相談がありました。

エネルギー消費効率(APF)とは、年間アベレージでのヒートポンプ効率のことです。
一定期間内の効率をCOPと云い昔は、このCOPしかありませんでした。
しかしCOPでは、チャンピオンデータを表記する事もあり、APFが一般化しました。

ヒートポンプのエアコンは、外部から熱を汲み上げ、その熱を室内気温に加温します。
したがって、加温温度は約10度なので室温5度の時は、吹き出し温度が15度になります。
断熱住宅は、エアコン温度に敏速に反応します。

断熱性能の悪い家では、いつまでも暖かくならず、APFが向上しないため多くのエネルギーを使用する事になります。
冷房も同じで日射熱などを遮蔽して、室温を上げない工夫が省エネ冷房となります。

私は、APFを見据えた住宅システム研究開発を行ってきました。
断熱性能とエアコン冷暖房のAPFは、ほぼ確実に比例いたします。
このAPFには、湿気の持つ熱も勘案しなければなりません。

湿気は、潜熱と云う寒暖計に表記されない熱なのです。
高温多湿の夏場には、気温30度、湿度80%の日々もあります。
この時の80%の持つ潜熱は55.3度にも及び、潜熱55.3度+気温30度=85.3度に。

エネルギー消費効率(APF)の向上には、気温と湿度にも意識を向けなければなりません。
写真は8畳用のエアコンですが、ファース工法はこれ1台で30坪の冷暖房が可能です。

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