五智国分寺
今年の上越の春の訪れは異常に早かった.積雪が例年の半分以下だったことから,そんな印象にが生じるだろう。山村部の知り合いを尋ねると,今年は雪下ろしは一回きりだったから,楽な冬だったよ!体も懐も。
谷浜入り口にある,急傾斜の耕作地から柏崎方面を見る
谷浜駅近く
無人になった集落,宇津尾集落行止まり地点から更に,山への仕事道をたどると,はっきりとした掘割りがある。この道は脈が有りそうだと確信し,歩を進めると小沢に電力会社の巡視路の橋が架かったところで,踏み跡が途切れた。右往左往しながら橋を中心に180度の範囲をさぐると,車の排気音が聞こえてきた。そちらに向かうと,篠竹薮に薄らと踏み跡らしきものを見つける。
どこに出るかは全く分からなかったが,建物が現れ,道路が出てきた。道路の標識をみると儀明とあった。儀明は中の股に続く県道である。近くで農作業の方にうかがうと,私が来た道がつい最近まで宇津尾への道であったらしい。又,少し下がった場所からも宇津尾への道が有ったというが,こちらは大正時代までしようしていたらしい。
11日は西高東低になり,山村部は雪になった。