歩行であれば何ら問題のない道を,車での通過はようやくのこと,朴の木の集落入り口の県道に出た.ここからS字状の急勾配の道を登りつめると,朴の木集落の集会所前にでる.真冬の積雪時期に来ると,ここの集落は雪に埋もれて,目当ての瞽女宿を見つけられずに難儀した.瞽女宿「田京」さんのお宅の入り口の手前からは,昔から使用された伏野に抜ける山道がある.伏野にいくにも,伏野からきても,瞽女宿「田京」さん宅が起点になったとおもわれる.朴の木には3軒の宿が斉藤の瞽女宿地図には記載されているが,現在残っているのは「田京」さん宅のみになってしまった.
高尾~朴の木への道すがら,R405が棚田越しに見えた
瞽女宿「田京」
本来ならば朴の木から二本木,伏野方面には先ほどの記載とおり,瞽女宿「田京」さん宅前の山道を歩き,峠を越えていくのであるが,車は通れぬばかりか,道が現在も抜けている保証もありそうもないようだ.時間をみて歩いてみようとは考えているが.
国道405に戻り,二本木,伏野を覗いてみる.これら集落は谷深く,煎じ詰めれば菱ガ岳に突きあたる.その菱ガ岳の山麓に須川集落がある.宿は二本木,伏野にそれぞれ一軒づつ有ったようだが,いずれも今はなくなったとのことだった.
二本木の集落と棚田,深い谷底にそってある
須川集落はスキー場と温泉がある
須川集落は,現在はスキー場と温泉が売りである.この豪雪地にはこれといって産業もなく,関田山脈に閉じ込めら,危うい急斜面に張り付くように民家が点在する.ここには瞽女宿「新端」があり,健在である.
瞽女宿「新端」この家の前のあぜ道を瞽女達はきたのだという
須川から菱ガ岳を右前方に見て左,東にむかう.上山,上舟倉,菖蒲,月池,桶田,浦田,と進む.いずれも瞽女宿はあったものの,今はもう無い.室野にでてようやく,健在な瞽女宿に行き着く.
室野,瞽女宿「山平」の冬
続く
高尾~朴の木への道すがら,R405が棚田越しに見えた
瞽女宿「田京」
本来ならば朴の木から二本木,伏野方面には先ほどの記載とおり,瞽女宿「田京」さん宅前の山道を歩き,峠を越えていくのであるが,車は通れぬばかりか,道が現在も抜けている保証もありそうもないようだ.時間をみて歩いてみようとは考えているが.
国道405に戻り,二本木,伏野を覗いてみる.これら集落は谷深く,煎じ詰めれば菱ガ岳に突きあたる.その菱ガ岳の山麓に須川集落がある.宿は二本木,伏野にそれぞれ一軒づつ有ったようだが,いずれも今はなくなったとのことだった.
二本木の集落と棚田,深い谷底にそってある
須川集落はスキー場と温泉がある
須川集落は,現在はスキー場と温泉が売りである.この豪雪地にはこれといって産業もなく,関田山脈に閉じ込めら,危うい急斜面に張り付くように民家が点在する.ここには瞽女宿「新端」があり,健在である.
瞽女宿「新端」この家の前のあぜ道を瞽女達はきたのだという
須川から菱ガ岳を右前方に見て左,東にむかう.上山,上舟倉,菖蒲,月池,桶田,浦田,と進む.いずれも瞽女宿はあったものの,今はもう無い.室野にでてようやく,健在な瞽女宿に行き着く.
室野,瞽女宿「山平」の冬
続く