今か今かと待ち望んでいた、関田峠への道が開通した。上越市のホームページでは5月の24日が開通予定でしたが、24日には峠への道は通行止でした。バリケードに書かれていたのは、6月上旬開通とだけありました。そんなことから遅くとも6月7日にはとの思いで、10日に行ってみました。7日に開通したのでしょうか、案の定、峠付近にはマイクロバスが数台、その他、県外からの車で埋まっていました。関田峠のブナ林の根明けを待ち望んでいた人が、大勢いることを創造されました。しかし、予想していたブナの根明けは散々なものでした。今年は4月に降雪があったから、なんとか雪が残っていましたが、6月のブナ林の根明けはあまりに遅すぎました。また、このブナ林を見せるのは良いのですが、残った残雪でそり遊びなどさせて、美しいブナ林の景観を壊すのはいかがなものと思いました。マイクロバスで来られた児童学習の団体なのでしょうが、原始的なブナの吐息を味わうには、そのような活動は控えてもらいたいものです。意味のある自然体験とはどういうものでしょうか。
あまりの車の多さに喧騒を避け、黒倉山方面の信越トレイルを少し歩きました。
筒石峠分岐
筒石峠には小さな池があり、ここにはサンショウオとモリアオガエルが住んでいます。
残雪の残る池にはサンショウオの卵が。(餃子の形をしている)
お昼過ぎ、関田峠のブナ林は元の静けさを残していた。写真をとる方が3人ほど。
2年ぶりの美尻ブナ。