高田瞽女ミュージアムで22日、虚無僧尺八演奏会が行われた。
演者は佐藤和昭さん。演目は越後明暗寺発祥曲(山谷)
佐藤さんはリターン組である。東京で仕事をし、親が無くなり無住になった葛屋に帰ってきた。その葛屋を
退職金を叩き、リニューアルしたのだという。また、親が残した少ない田畑も耕し、晴耕雨読の生活を楽しんでいる。
その葛屋でイベントを催すのが、佐藤さんの夢なのだという。
今回のミュージアムでの演奏会は、その夢への一歩なのだろうと、私は思う。
尺八の音は雁木に共鳴し、郷愁を伴いながら、館内へと誘う
シルエットの佐藤さんが颯爽と現れ、演出は最高潮である
佐藤さんの虚無僧尺八の師は、世界的な演奏家である。
普段は言葉少ない佐藤さんも、この日は饒舌である
ミュージアム前の雁木通りを演奏する。
町家通りには、虚無僧姿がよく似合う
きものの小川前にて
一度は離れた故郷を大切に思う佐藤さんの演奏は、心に染み入るものだった。
佐藤さん、次の演奏会をお願いします
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