高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

天王寺蕪に変身

2006-02-19 | 農業・食育・食文化について

 去年の9月に天王寺蕪を植えた保育園で、発表会が行われました。

060218_1054  その発表会で、天王寺蕪が長野の野沢菜になるまでのお話しを劇にしてくださいました。4・5歳の年長さんが演じる劇には、お百姓さんや種屋さんも登場し、劇中で天王寺蕪の歌や浪速野菜の歌を大きな声で歌っていました。また、まいど・おおきに・まかせときなどの大阪弁も多く使われていて、客席の笑いを誘っていました。

 子供達が昔の大阪の姿や言語・伝統野菜を身近に感じてくれている姿に、心が凄く熱くなりました。少しつつでも良いので、大阪の子供達にも良い大阪の伝統や食を引き継いでもらいたいものです。ほんの少しのきっかけをこのような素敵な劇に仕立ててくださった、担当クラスの先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。。

♪ わては天王寺の蕪です~。漬物・煮物・干し蕪。おいしすぎてすんまへん~。 大阪出る時連れって~。♪

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松村先生と事業計画書

2006-02-17 | 創業について

 エスパコンサルティングの松村先生と今年最初の面談がありました。

 昨年の12月にお会いしたときに、次回まで事業計画書の一番の基本となる理念・ミッションをまとめてご報告することを約束していました。先生のことは何度かこのブログでも書いていますし、リンクにはありますので一度ご覧になってください。飲食店専門でコンサルティングを行われていて、いろいろなところから講師の依頼があるとても優秀な先生なのです。

 私が松村先生にお会いしてこのようなお付き合いをさせていただいている一番の理由は、先生が決して利益最優先の経営指導をされないからなのです。創業しようと思い、いろいろと無料のコンサルタント相談なんかにも行きました。飲食業の現状を把握している方も少ないし、方法論が先行しているコンサルタントの方ばかりだったのです。そんな中で、松村先生は何が出来るのかでは、何をしたいのかの大切さを気付かせてくれた方なのです。そして、したいことを実現するための現実的な行動プランを共に考えてくれる・私の中から引き出してくれるのです。

 そして、ようやくバラバラだった思いが1つにまとまるテーマが決まりました。

 「浪速地野菜の料理を通して生産者さん・食文化の発展及び、食育・人々の健康増進に貢献する。」

 このフレーズを導くために、いろいろな方から学んだり・語ったり・体験したり。とてもしんどい時もあったし、辛い時、不安な時も沢山ありました。でも、最近になってようやく、自分の方向性に少しの自信と大きなやりがいを感じています。

 まだまだ、自分の創業はこれから先は長い。次回の面談までには、よりリアルな事業計画書を完成させないといけません。いよいよ、場所の選定や店舗の広さなどを絞り込んで行きます。がんばりまっせ!!

 

 

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職業聞き取り学習ー料理人というお仕事ー

2006-02-15 | 農業・食育・食文化について

 今日は、高槻にある阿武野中学校にて職業聞き取り学習の講師として参加しました。

060214_1305

 今回は中学校2年生を対象に、いろいろな職業の方が講師として参加して生徒達にその職業のことについて話をするというもの。最近、中学ではこのような学習が採用されているそうです。少なくとも私が中学校の時にはこのような授業はなかったし、自分が興味のあることについて話が聞けることはとても有意義だと思います。

 参加した講師の方は私を含めて9名。消防士や美容師、鉄道関係、動物愛護の方などバラエティーに富んだ職業の方々。生徒の代表の子が、講師である私達の控え室に出迎えに来てくれて、教室まで案内してくれました。

  久しぶりの学校の教壇。大学時代の教育実習以来です。 十数人の男子と3人の女子が、私の体験話につきあってくれました。 料理というテーマに話をするととてもまとまりそうに無いので、私が料理人として大切にしていること・して欲しいことを話しました。

 それは、学ぶ姿勢(謙虚な姿勢)・協調性・目標を持ちつづける強い意思・集中力です。他にもたくさん大切なことはあるのだけれど、キリがありませんので。まだまだ自分も出来ている訳ではないのですが、この4つは料理だけじゃなくて、生きていく上でも大切にしたいと思っています。

 講義直前まで料理人として夢や感動を与えることの出来る喜びを伝えるか、修行中の厳しい現実を伝えるか迷いました。そして、後者を私は選びました。なぜなら、私が見てきた多くの料理人達がその職を離れる時は、(理由はいろいろとあるにせよ)心が折れた時に辞めてしまうからです。器用・センスが良い・手は早い・段取りが良い、そんな才能豊かな料理人でも、その激務や一時の遊びなどの誘惑に負けて、その才能をふいにした人を沢山見てきました。それとは逆に、仕事の出来が悪くてクビになった人をほとんど見た事ありません。要は、料理人としての自身の目標さえ持ち続けることができれば、ある程度の技術は自然と身に付くのだと思うのです。

 如何に辛くて辞めたくなった時や目標を見失った時に乗り越えることが出来るかが大切なのです。そうするためには、自分自身を見つめ直して(自身の長所・短所)・考え・自分の中から答えを出す必要です。なぜ料理人になるのか・どのような料理人になるのか・どうしたらそれが実現できるのかを自分自身と対話しながら確認する作業がとても大事になって、そうしないとなかなk厳しい修行時代を乗り切ることは大変なのです。

 私の話が終わった後に、生徒からの質問ー儲かりますか? どのくらい修行しないといけませんか?などなど。後日、生徒から私宛に手紙が届くそうなので、どんなコメントが書いているかドキドキです。少しは生徒達に思いが届いたかな??

 そして、最後に生徒の皆にお願い事。料理人にならなくても、普段の食事を大切にしてくださいね。食べることを楽しんでくださいね。

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大有研世話人会

2006-02-13 | 大有研の活動

 日曜日に大有研の世話人会がありました。

 今回は、20周年パーティーの感想や来週に行われる総会に向けての話し会いでした。

 ミュージカルはとても好評、料理もなんとか皆さんに喜んで頂けたようです。ただ、もう少し参加者の方に大有研からメッセージや思いを伝えるツールが必要だったという課題は残りました。また、折角このパーティーで多くの方に賛同を頂いたので、これからの活動の中でもっと積極的にふれあいの場を持って行こうということになりました。

 今年は、大有研内のふれあいを深めて、外部にも発信していくことを目標にします。生産者見学はもちろん、農塾、荒れた耕地を再生させるプロジェクト農、各地の有機農業研究会とのコラボレーションなど、大有研が培ってきたものを活かせるチャンスは沢山ありそうです。その実現のためにも、地盤固めをしようということなのです。

 世話人会の帰りに、お土産を買って帰宅。

 グラマシーニューヨークのケーキ。20040730guramasiguramasin_1

 

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 特にタキシードという名前のチョコのケーキがとても美味しかった。中のチョコムースとピスタチオムースが柔らかくて、チョコ好きの方には是非食べて見てほしいです。上のケーキは、クリームは濃い目で好きだけど、スポンジがあんまり美味しくなかったような気がします。スポンジはやっぱり、ポアールが1番のお気に入りです。

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第2回 オーガニック料理教室

2006-02-11 | イベント案内

 3月5日に第2回目のオーガニック料理教室を行うことになりました。

 場所と時間は前回と同じです。たぶん、今回のテーマは春の息吹を感じる有機食材のお料理です。

 3月の初旬なので山菜はまだでまわってないかもしれませんが、ようやく冬の終わりを向かるこの時季に少し苦味のある野菜を食べてもらって体にも春の訪れてを感じてもらおうと思っています。

 今は菜種の黄身酢掛けなんか、見ためにも春らしく良いかなと思っています。

 前回が好評たったので、今回は定員も決まっていて事前に申し込んで頂くのようになりそうです。又、詳細が決まりましたらお知らせしますので、是非参加してくださいね。

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