江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

9月11日、白露を過ぎてもなお暑し

2012年09月11日 22時11分12秒 | Weblog
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暑い9月11日に、江戸東京博物館20周年記念展…「二条城展」に行った。

二条城の二の丸御殿大広間の「松鷹図」重要文化財は迫力があり、「その目は徳川幕府の栄光と終焉を見ていた」とは、今回のキャッチコピー。かっこいい。

徳川が築いた京の城、そして狩野派の障壁画に彩られ他歴史空間を展示するのがコンセプト。

しかし、なぜ歴史的遺跡等には大いに関心を示すが、絵画等には特段の関心を持たない吾輩がなぜかような展覧会に、しかも暑い中に、しかもおじさんなんかと一緒に行ったのか。

それは、私の友人で骨董品マニアがおり、その彼氏が所有する屏風が今回の展覧会に展示されているから、
是非見に行ってよと、「専用招待券」を送ってきたから。
憲政記念館の展示品を借用に行く担当者から苦労話を聞かされていたから、どういうものか興味もあった。

そこでその友人と共通の友人で、絵画芸術に見識のある(?)定年退職友人氏と一緒に見に行くことにしたのだ。
 ちなみに、同氏は某有名超一流企業の大幹部を務めた企業人で、吾輩なんかと世界の違うえらい(?)人だが、たまたま壁画鑑賞もいいねと、ご一緒することになったのだ。

二条城の壁画は確かに、洛中洛外屏風図とか私でも名前の知っている文化財があるが、それと匹敵するのが、「個人蔵」として展示されている歴史絵巻の屏風なのだ。

 いやーたまげたね。彼は国宝・重要文化財程度のお宝を持っているのだ。いまから40数年前、田舎から同じように紅顔の美少年で上京したのに、現在はかような格差がある。 時間の流れは不可逆だね。
  往時茫々。

江戸東京博物館で約1時間半鑑賞すれば、それで終わり。
 はっきり言って、太田道灌前後の中世史の江戸関東の地勢、城跡等に関心を持っている吾輩からは、近世史の徳川時代の文化財・壁画屏風などはさほど関心がない。

 それはそれとして、平日の昼間の博物館には、おばさんたちの見学者は向学心と文化意欲に燃える人が多いが、おじさんは少ないね。おじさんは何しているのかね?本当に居場所があるのかと心配してあげるよ。

博物館を出て、例の屏風の持ち主に電話。すると同氏は明日からイタリア旅行とか。優雅だね。来月に隅田川の屋形船下りを楽しもうよと約束でさようなら。

それでもまだまだ時間が余る。だって12時に両国駅前の割烹「霧島」で昼定食ちゃんこ1000円を食ってすぐ博物館だから。

そこで、隣の国技館でちょうど相撲をやっているではないか。

それならと当日のいび番安い椅子席を買って相撲見物としゃれたわけ。
同行の美術鑑賞・経済学者氏は相撲など予想外みたいだが、吾輩は毎年初場所等毎年相撲見物しているから、おもしろいからいいよと、半分時間つぶしに一緒に行こうよと拉致して連れて行ったという訳。
ちょうど十両の土俵入りから見ることができた。

 何んでも百聞は一見に如かず。同氏も美術館もいいが、案外相撲ファンになるかもね。初体験はおじさんにも必要。

相撲の話は写真で見てよね。
コメント
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