おかげさまで大(?)成功でした。
母は「初めてにしてはよく出来てる」「美味しい」と言ってくれたし、
父も帰ってきてから味見してくれて、「ちょっと薄味だけど美味しかった」と言ってくれました。
料理中はほとんど文章塾・ブログ仲間のいづみさんがブログに載せてくださった
レシピとにらめっこ(は、言い過ぎか?)。
とにかくものすごく参考になった、というより頼りっきりでした。
味付けの『七ちゃん』『倍八ちゃん』を作るときだけ、行正り香さんの『はじめての、和食BOOK』を参考にしつつ。
『七ちゃん』『倍八ちゃん』というのは、料理家の行正り香さんの著作『はじめての、和食BOOK』に登場する和食の「味のルール」みたいなものです。
他にも『六ちゃん』『ごまちゃん』『卵ちゃん』などがいます。
『七ちゃん』というのは、だし・砂糖・みりん・しょう油の分量比を「7:1:1:1」にするというもの。
特徴は「おふくろの味」、「調和のとれた煮物を作るのが得意」だそうです。
肉じゃがは、この『七ちゃん』で作りました。
失敗だったのは、父の言葉にもありましたが、少し薄味だったこと。もう少し辛み(しょっぱ味)があったほうがご飯のおかずには合うような気もしました。
でも母が病気で辛いものや濃い味付けのものは舌がピリピリしてしまうので、これで良かったかも、という気も。
最初煮込み始めたとき、味見してみて、「これ、ヤバイくらい薄味過ぎるんじゃ?」と気付いた時は焦りました。
あせって自分の部屋で寝ていた母に相談してみたら、
「何の味が足りないと思う? 甘さ? しょっぱさ? それによって調味料を足すんだよ」
と言われ、少し冷静になって
「しょっぱ味が足りない」
と気付き、ほんの少しずつ、しょう油を足していきました。
ちょっと全体に味付けしては味見し、味付けして、味見、を2回くらい繰り返して、
「まあ、これくらいでいいか!」
と開き直り、肉じゃがの味付けは終了。もう手は加えない。
しかし、今度は20分煮込んでもジャガイモやニンジンが柔らかくならない。
再び母に泣きつき、
「落とし蓋をしたら?」
と言われ、そうすることに。
落とし蓋をして、しばらく煮込むとジャガイモがホクホクのいい柔らかさになった。
「おぉ~」
落とし蓋作戦、成功。
ニンジンも、許せる柔らかさに。
で、一方の「小松菜のおひたし」は、とてもうまくいったと思います。
特に味付けが良かった。
小松菜は『倍八ちゃん』で味付けした。
『倍八ちゃん』というのは、だし・みりん・うす口しょう油の割合を「16:1:1」にし、お好みで塩やうまみ調味料を少量足すというもの。
『素材の味が引き立つ、さっぱり味』といううたい文句。
最初この味付け汁を作ったときは良い出来だったのだが、欲が出て、
「少ししょっぱ味を入れると、もっとおいしくなるんじゃあ?」
と塩をひとつまみ入れたら、
「しょっぱ!(>_<)」
となり、途方に暮れることに。
どうしようかとこの時は本気で悩んだが、作った味付け汁を少し捨てて余っている出し汁を入れればいいことに気付き、それを実行してなんとか事なきを得た。
そんなこんなで料理は食卓に並び、家族の口に。
とりあえず成功。
えがったえがった。
今度はお味噌汁と、卵料理に挑戦しよう。