おっちーの鉛筆カミカミ

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第二十八、二十九篇。

2006年01月29日 18時24分27秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
   第二十八篇


 「信じたい」
 本当にそう思っている相手ほど
 裏切られるのが怖くなって
 わたしは信じることができないのです




   第二十九篇


 あらゆることを方便によって肯定する癖がついてしまってはいないか
 それが他人に対することだけならまだいい
 だけど、その対象を自分にまで広げてしまうのはどうか
 自分に対して甘えを持つことは、自分の成長を妨げることになる
 理屈ばかりがうまくなると、人はその理屈を駆使して、あらゆる面倒なことを避けるようになりやすい。
 ひとはそうかもしれない、だけど僕はこれが正しいと信じるから自分だけはこれを貫く。
 ・・・そんな気持ちってあんまり人に認められることは少ないけど、やっぱりすごく大切なんだと思う。
 大勢の人がすることが、正しいとはかぎらない
 いや、もしかしたら、間違っていることの方が多いのかもしれない
 今なんて、何が絶対正しいかなんてことは誰にだってわかるような時代じゃない。
 だからこそ、どんな考え方でもいいから、一つ、絶対っていえる信念を持つことが、現代の世の中を元気に生き抜くには大切なことなんだと思う。
 誰かに「ただの独りよがりじゃん」なんて言われてもいい
 とにかく、心の底から信じられるポリシーを自分の中に築き上げること
 そうすれば、まず、自分の身体が動き出す

 一つのことを成し遂げる途中で
 自分の中に湧き上がってくる方便に負けるな
 自分に甘えるな
 自分の中では何となく納得できるかもしれないけれど
 現実の世界には、何も残らない
 僕は、間違いなく現実の世界の中で生きているんだ
 ときどき「この世にあるのは自分の心だけ」なんて錯覚起こすけど、そんなのはあくまで錯覚。
 そんな気持ちに流されてたら、結局は現実がむなしくなって、深みのない自分の心の中に逃げ込む回数がどんどん増えていくだけ。
 そう、自分の心の内で、僕の自由になる部分なんてのは、ほんとに思ったより全然少ない。
 だけど、外の世界には、なんだかんだいっても無限の可能性が間違いなく存在するんだ。
 その無限の可能性が、僕の心の中にも実は存在している無限の可能性を刺激して、僕自身の可能性を広げてくれる。
 だから生きることって楽しいんじゃないか
 悩んでしまったら、とにかく動いてみること
 がたがた言わないで最後までやり通してみること
 それからいろんなこと考えてみた方が、きっと、楽しい。


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