第二十一篇
ひとの目を見れなくなった私は
べつに彼がキライなのではなくて
べつに彼女に恋しているワケではなくて
今にも崩れそうな自分を
見透かされてしまいそうで怖いのです
だからといって目をそらしても
かえって 昨日の夜
自分の中からなくしたはずのものを見られてしまったようで
責める目線が 無言のまま
いつまでも裸の身体に突き刺さっているような気がします
小さな頃に叩き込まれた
してはいけないこと 見てはいけないもの 考えてはいけないことは
今の私が人の中で生きようとするときに
いつもこの足を引っ張っています
幾つもの夜を越えるうちに自らに刻んだ人生の真理は
そのときはとても尊いものに思えたけれど
昼間の私の生活にはただの足かせにしかなりません
どうして私は一つになれないのでしょう
どうして私は幾人もの人間になれないのでしょう
どうして世の中はこうも一つ一つが違うのでしょう
どうして世の中はこんなに変わっていくのでしょう
すべてはそのすべてを否定するために生き続けています
ひとの目を見れなくなった私は
べつに彼がキライなのではなくて
べつに彼女に恋しているワケではなくて
今にも崩れそうな自分を
見透かされてしまいそうで怖いのです
だからといって目をそらしても
かえって 昨日の夜
自分の中からなくしたはずのものを見られてしまったようで
責める目線が 無言のまま
いつまでも裸の身体に突き刺さっているような気がします
小さな頃に叩き込まれた
してはいけないこと 見てはいけないもの 考えてはいけないことは
今の私が人の中で生きようとするときに
いつもこの足を引っ張っています
幾つもの夜を越えるうちに自らに刻んだ人生の真理は
そのときはとても尊いものに思えたけれど
昼間の私の生活にはただの足かせにしかなりません
どうして私は一つになれないのでしょう
どうして私は幾人もの人間になれないのでしょう
どうして世の中はこうも一つ一つが違うのでしょう
どうして世の中はこんなに変わっていくのでしょう
すべてはそのすべてを否定するために生き続けています
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