おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

『ルナをみて』ちょうど あとがき のようなひとり言

2008年12月07日 00時54分53秒 | 小説・短編つれづれ

 なんとなく書いたという感じでしょうか。
 ただ最初に月って絵で描かれる時は大きいけど、実際見える月は小さいよなあという長年抱いていた疑問のようなものがあって、それを冒頭にもってこようと決め、それを女の子にしゃべらそう、そうだ女の子二人の会話にしよう、というところまでは決めて、書き始めたんです。

 それからあとは、指の進むままに、登場人物のやりたいようにやらせ、しゃべらせました。

 月星人(もしくは他の天体の知的生物を登場させたい、というのは書く前から決まっていたことです。
 本当は紀美たちと異星人がもっと直接関わり合う、一大スペクタクルへの展開も用意していたのですが、長くなりそうだし、面倒なのでコンパクトに収めることにしました。

 それでこのサイズに収まりました。

 最後の段落の紀美の台詞、『るなをみて』結構重要な台詞なんです。
 とってつけたわけではなく、この文章を書いた「言いたい事」の一番分かりやすい表れになっております。

 

 それにしても思うのは、僕はいろんな方々から影響を受けて生きているなあ、ということです。

 この文章ひとつにとってもそう。
 文章塾・ブログ仲間の文章の影響がモロに出ていますね。

 でもそれはたぶんいいことだと僕は思っていて、真似じゃだめなんですが、これはそういった影響が自分のとなりとなったから書けているんだと思うんです。
 それでなかったら、僕は自分の文章としてこれをブログに載せられません。

 そういうわけで、ありがとうございます。

 お陰さまで、ぎゃんばらせていただいております♪

 

 それから今回の『ルナをみて』、僕自身は嫌いな出来じゃないんですよぅ~


ルナをみて

2008年12月06日 11時20分45秒 | 小説・短編つれづれ
 初夏。風が涼しい夜の公園。
 私は紀美と一緒に公園の「お山」の天辺で空を眺めていた。
「あの月……見えるじゃん?」
「うん」
 今日は満月より、少し欠けてるかな。
「実際見るとちっちゃいよねー」
「……」
 えっ? どういう意味?
「ほら、マンガとかじゃすごくおっきくない?」
「……」
 なるほど。うん、わかるよ。
「そう考えると、夕日とかもおんなじなんだけどねー」
 でもさ、あのね……
「……こうすれば、」
「えっ?」
「こうすれば大きく見えない?」

 夕子は両手の指でかぎかっこを作って、その中に月を丸ごと収めていた。
 紀美は一瞬夕子の指の間を覗いて、自分でも夕子と同じことをやってみた。
「……。え~、そんなの錯覚だよー。サギサギ。夕子の詐欺師~~~」
「ひどーいっ」


「地球って大きいな」
「そうですか?」
「そうだよ! だってあんなに……」
「……そうですね」
「大きいよ」
「大きいです」


「月って生き物がいそうだよね」
 紀美が言った。
「……。そう?」
 なんともいえない表情で夕子が応う。
「でも月には実際に人が行ってるし、調査もたくさんしてるんじゃないのかな?」
「夕子は甘いな」
「なんでよ」
 夕子は少しムッとする。
「人の目には見えないほど小さな生き物かもしれないじゃない」
「なにそれ? 微生物ってこと?」
「やっぱり甘い」
「なによ」
「ミクロン単位の人間がいるの。月には」
「はぁっ?」
「目に見えない人間ってことね、簡単に言えば」
「そんなのいるわけないと思うよ?」
「そいつらは小さすぎて踏んでも分子のすき間に入ってつぶれない」
「聞いてないしー」
「聞いてるよ。だって地球の常識なんて、他の星に行っても通じると思う?」
「……どうだろ。でもそんなの私たちの考えることじゃないんじゃないかな」
「冷たいなー夕子は。少しは私の妄想に付き合ってよ」
「ふふふ、だって紀美の想像ってぶっ飛んでるから」
「私はこの妄想でノーベル賞とるんだ」
「意味わかんないし」


「私はいつか地球に行ける乗り物を作ります」
「……遠いぞ」
「一生を掛けても」
「力を合わせれば、あるいは実現できるのかもしれないな」
「……はい」


 夜も更け、公園からの帰り際。
「ねえ夕子、」
「ん、なに?」
『るなをみて』
「えっ、なぁに?」
「なんでもないっ」
「ちょっと紀美さん!?」
「じゃぁ明日ね!」
「……うん。あした」
 これからもっと暑くなるけど、夏バテしないように、体力つけなきゃな。

障害者手帳の再申請が受理されました。

2008年12月05日 00時01分50秒 | 日々つれづれ

 いやあ、ひやひやしました。

 もしかして手帳もらえなかったら就職どうしようかって。
 だから今まで来年以降のことは白紙だったんですが、これからようやく先が見えてきました。

 手帳はおととい、保健所にて受け取りました。

 よかったよかった。

 これから就職活動が始められます。

 でも、ゆっくりいくように言われています。
 なので焦りません。

 ほんとに来年度から仕事が始められたら、万々歳だと思っています。

 今は体調も精神面もいい感じなんですが、やはり無理をちょっとでもすると、もろい感じがします。
 疲れが溜まると、頭痛とか、目まいがしたりして、しかもそれを吹き飛ばすほどの心の強さはない。
 これも病気のシグナルなんだそうです。

 今日はそろそろ寝ます

 明日は午前中、地域生活支援センター「たいむ」にて、パソコン教室があります。
 その様子を、うしろから観察しようと思っています(笑)。

 それじゃあ、TSUTAYA DISCASで借りてきた『フレンズ』とかいうアメリカのドラマでも観ながら寝ようかな。

 ではでは。


"Laugh away" ちょうど「あとがき」のようなひとり言

2008年12月04日 00時09分55秒 | 小説・短編つれづれ

 この "Laugh away" という文章はYUIさんのナンバーのひとつ、"Laugh away"の、ビデオクリップにインスピレーションってやつを感じて、書き始めたものです。
 題名もそのまんま貰ってしまいました。すみません。

 最初に出てくる黒板に書かれたクラスメートの文字はそのビデオクリップに映っていた内容そのままです。^^

 でも書き始めてみると、美嘉さん作の小説『こんぺいとう』や、昨日今日と観ていた深海誠さん監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』に色濃く影響を受けているなーと感じながらの作業でした。

 この文章、自分では結構気に入っています。
 本当は導入部をもう少しなんとかしたかったのですが……

 自分としては、今書いている長編を早く書き進めて、皆さんのお目にかけられるようにしたいです。

 そのときはまた、よろしくお願いします。^^

 ではでは。


Laugh away

2008年12月03日 15時14分38秒 | 小説・短編つれづれ

『つまんないクラス、バイバイ』

 黒板に書かれたクラスメートの文字

 そう、今日は終業式。

 ひとつが終わるから、始まる
 終わらないと「始まり」は来ない。

 でも「終わり」は「寂しい」。
 切ない思いが胸を締め付ける。

 みんなは、こんな思いないのかな

『新しいクラスに期待』

 みんなそう思ってるのかな。
 そうなのかな……

 私は……

 

 今日で別れがやってくる。

 俺は告白なんてできやしない。

 かと言って、違うクラスになったら、話す機会さえなくなるだろう

 どうしたらいいんだ……

 悩んだまま、夜が明けた
 今日は終業式
 眠らなかったら朝は来ないんじゃないかとも思った。
 今が永遠に続いてくれたらいいのに

 仁子との別れの日。
 その日は今日なんだ……
 ついに来てしまった。
 もう逃げられない

 学校に行きたくない
 休んでしまおうかとも思った。
 でも最後になるかもしれない。
 仁子の顔を、見たかった。声を聞きたかった
 最後なんて嫌だ。

 彼女に会ったらなんとかなるかもしれない。
 奇跡が起きるかもしれない

 そんな根拠のない仮想にとらわれ、俺は学校に急いだ。

「こんな日に遅刻!?」

 小さな奇跡は起きた。
 校門に向かって走っていた俺に声を掛けたのは、仁子だ。

「人のこと言えねーだろーが」

 軽口を返すのも、今日で終わりなのか

「そだね。急ご」

 仁子の方もあまり余裕はないらしく、足の回転を速める方に
神経を注いだ。

『セーフッ!』

 校門に飛び込んで、二人声を上げた。
 自然に笑みがこぼれる。

「仁子、敏雄、相変わらず仲いいね。でも早くしなよ?」

 そこにクラスメートの和美が声を掛けた。

「分かってるぅ」

 仁子と和美は仲がいい。
 昼休みはいつも一緒に弁当だ。

「講堂にね。急いで」
「うん、ありがと」

 終業式を終え、教室内は大騒ぎだ。
 春休みの遊びの計画を立てる者、携帯で記念撮影する者……
 その中に……

「あのさ、仁子ちょっといぃ?」
「ん?」

 俺はまだそのとき気付いていなかった。
 これから俺と仁子の間に重大な事件が訪れることを。

「圭一がさあ、お前に用があるんだって」
「なに?」

 仁子に声を掛けたのはクラスメートの之治だ。
 之治と圭一は、いつも一緒にいるグループ。
 ちなみに之治と俺は、以前ちょっとしたトラブルがあってあまり仲が良くない。
 圭一と俺の間も、クラスメートながらほとんど接点はない。
 あまり話す機会がなかったのだ。
 圭一はこう言ってはなんだがおとなしいやつで、クラスでもほとんど目立つ存在ではない。
 一方の之治はなにかとしゃしゃり出る性格で、何度も言うようだが俺とはそりが合わないのだ。

「ほら圭一」
「圭一くん何?」
「えっとさ、」
「うん、」

 胸騒ぎがした。
 これからひどく嫌なことが起こる。
 そんな予感がした。

 俺は話をしていた友達をそっちのけで、圭一と仁子たちの様子に注目していた。

 圭一は仁子の方を見なかった。
 目が宙に泳いだり、床を見詰めたりして、自分からなにかを切り出す様子がない。
 仁子の方も少し困ったような顔をしている。

 その様子に、之治が我慢できなくなったらしい。

「圭一、仁子のこと好きなんだって! だから俺たちと一緒に春休み遊んでくれよ!」

 心臓が瞬間止まりそうになった。
 圭一はまばたきもせずにただ仁子の方を見詰めている。
 俺もまばたきせずに仁子のことを凝視した。

 次の刹那、仁子と俺の目が合った。

「ごめん!」

 仁子は教室を飛び出していた。

 俺は一瞬なにをすればいいか分からなかった。

「追いかけろよ」

 そう言ったのはさっきまで俺と話していた友人だった。
 俺に、言ったのだ。

 呆然と立ち尽くしている圭一と之冶が横目にチラッと見えたが、気にもならなかった。
 俺にとって仁子はどういう存在なのか、そして仁子にとって俺は……自らに問いながら迷いながら、俺は仁子の後を追って教室を飛び出した。

 好きなんだ、愛しいんだ。触れたいんだ。いくらでも話したい。
 いつまでも一緒にいたい。
 彼女は俺にとって……

 自分より大切な、唯一つのもの。
 守りたいもの。

 そうなんだ。

 そうなんだ。

 俺は校庭に飛び出した。
 仁子の姿を探す。
 あちらを見る。そちらを見る。
 いない。どこにも見慣れた姿は見えない。

 どこにいった?
 俺は不意に校舎の上を見上げた
 いたっ!

 屋上の金網に寄り掛かって、遠くを見ている。
 なに考えてるのか。

 思わず手を振った。
 仁子はまったく気付く素振りもなく、遠くを見ている。

 仁子の姿は見える。はっきりと。あそこに居る
 周りに人。
 だけど声を出して呼べない。仁子のことを。
 大きな声で、『仁子!』と呼べばいいのだ。
 だけどそれができない。

 触れたい。
 俺は仁子の姿に小さく手を伸ばした。


ダイスパニック

2008年12月02日 00時00分03秒 | 文章塾
 そこは大きなホールだった。
 沢山の人々がテーブルについて騒ぎながら、何かしている。
 何をしているのだろうか? カチャカチャ小さな物が当たり合うような音もしている。
 男女2人のペアが…どうやらサイコロを振っているようだ。
 一心不乱に何度も振り直す。
 その度に一喜一憂。
 歓声があがる毎に、周りはそれに反応する。
 すごい眼で声のした方を睨み付ける。
 そして即、それぞれ印象深い独特の迫力で、またサイコロを振り直す。
 その繰り返しである。

 ある瞬間、一際大きい叫び声が聞こえると、次第に部屋の中は静かになり、音がしなくなった。
「…おめでとうございます! トップはこの御夫婦です!」
 若い夫婦が壇上に上がり、ハニカミながら他の客に軽く会釈する。
「賞金1億円はあなた方のものですよ!」
「ありがとうございます」
 夫婦は深々と頭を下げた。
 他の参加者は落胆の表情。
「それでは続いて第2位…1千万を目指して頑張っていただきましょう!」
『ザワザワ…』

 また全員がカチャカチャと振り始めた。

「1千万円はこのご夫婦!」
「3位…百万円の賞金はこのお2方の頭上に輝きました!」
 ゲームは終わった。
 夫婦のペアで20面サイコロを振って、ゾロ目が出たら賞金がゲットできるこの企画。
 豪華客船たいたにっく号の中で開かれた、金持ちの道楽である。

「大金貰っちゃったな」
「百万なんていざ使ったらすぐに無くなるわ」
 実はこの2人、本物の夫婦ではなかった。
 特に男の方は3等客室で旅する貧乏美大生である。
 女は金持ちの令嬢。2人はこの船の旅で出会い、恋に落ちた。
「でも『1』が7つ揃った時には寒気が走ったわね」
「俺達、ツイてるよ」

 この先、この客船で起こる悲劇を、2人は想像すらしない。
 そして、その過程で2人の絆がどんなに深まるかも。
 2人は知らない。

 ちなみに、あのゲームで1位をとった夫婦は『4』のゾロ目、2位の夫婦は『13』のゾロ目で賞金を手にした。
 この夫婦達の運命を、作者は知らない。


   *  *  *


 「第30回文章塾という踊り場」お題「ぞろ目」「いいふーふ」への投稿作品です。〆切は、2008年11月22日でした。
 塾生の皆さんから寄せられたコメントと、それに対する僕のレスはこちらから。 

Webクリエイター能力認定試験(初級)、合格なるか?

2008年12月01日 01時23分05秒 | 日々つれづれ

 今日は略して「Webクリ」の試験を受けに行ってきました。
 出来はまずまず
 たぶん落ちてはいないと思うんだな、たぶん

 そこで!

 せっかくHTML習っているので、これからブログHTMLエディターで作ってみることにします。
 今まではどうやって操作したらいいのか分からなかったのですが、HTMLを習ったことで、ようやく意味が分かってきた。

 このエディタにはいろいろと機能があります。
 ワードで文書作成する感覚に近いものが作れる。
 でもその裏にあるのは、HTMLの精神。

 よく芸能人のブログとか、だったり字のがあったりするじゃないですか。
 あれどうやるか不思議だったんですよね~
 今使ってみてなるほど、です。こうやってたんだな。

 そういうわけで明日から――明日更新するかは判らないですが――それこそ芸能人のブログなんかを見て勉強して、目にも楽しいブログにできたらいいな♪ と思っています。

 いやー読みにくかった~(苦笑)