私たちの人間社会はそれぞれ小さいもの、そのせまい社会のな
かで暮らしながらその外側にある広い社会も基本的には大して
違いがないだろうと想像している。
学校、会社、町内、親戚、友人それぞれの人間関係のなかで当
然のように様々な力関係がある、そんななかで心にもないお世
辞をいったりすることがある、それは他人に認めてもらいたい、
嫌われたくない、仲間はずれにはされたくない等色んな思惑が
はたらき、暮らしてるのが人間社会である。
しかし老後になるとなぜか、しがらみから解放されることは間
違いない、それに長く生きてきてると自分なりの考え方や価値
観が構築されて、それはすでにゆるぎないものになってる、だ
から他人の目を気にすることも他人に気を遣うことも少なくな
るものだ、それこそ老後の人生での新しい発見だと思っている。