団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

みんな仲良くという幻想は捨てたほうがいい

2022年04月27日 | 人間関係

多くの人は身近な人との親しいつながりが大事だと思っている、

だから友人や同僚との関係を壊さないように神経が磨り減るく

らい人づきあいに気を使う、その結果大事なはずの相手との関

係を重苦しく感じるという矛盾した意識が生まれる。

 

これは社会学者の菅野仁氏(1960~2016)の著書「友

だち幻想」のなかの言葉である、いわゆる同調圧力である、そ

の原点が小学校に上がる頃に誰もが耳にした「一年生になった

ら友だち百人できるかな」という歌で、友だちをたくさんつく

ることが望ましいと刷り込まれた人は多いはず、学校はみんな

仲良く、みんなでひとつだという友だち幻想が強調される場所

になってる。

 

しかし菅野氏が指摘するようにみんな仲良くの重圧から解放さ

れない限り、60代、70代の高齢者になっても人付き合いの

悩みは続くものである、そう考えると友人や同僚に誘われても

気がすすまなければ断る勇気も必要だし、みんな仲良くという

幻想は捨てたほうがいい。