団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

自分が幸せだと実感すれば幸せ

2022年04月20日 | 幸福

富も名誉もすべて手に入れてしまった人が、それでも満足でき

い、他人の目からみれば十分に幸せと思われるのに満たされ

ない思いを抱く人がいる。

 

実際、幸せに尺度はないのかもしれない、超富裕層で何十億も

資産があっても心が満たされない人、質素な生活でも今日一

日元気に過ごせたと感謝して眠りにつく人、人それぞれである。

 

いつも自分のなかに不満探しをするのが人間の悲しい現実、生

活の成功者と人生の成功者は違うものである、だから成功

足は必ずしも比例しない、人間はどんな瞬間にも満足しない

のかもしれない、本当はごくありふれた日常のなかにさりげな

ひっそりと幸せが隠れているものだ、それに気づいて自分が

幸せだと実感することこそ大切だと思う。


ひとり上手な生き方

2022年04月19日 | 生き方

今は人間関係がゼロでも生きられる時代かもしれない、ネット

のおかげで多くの人がつながっており孤独の定義も変わってき

た、友人がいないから幸せになれないわけでもない。

 

群れない、束縛されない、友人はひとりでもいい、数は関係な

い、大切なのは自分自身、ふだんはひとりでいい、そうすると

会いたい人と会う喜びが増すものである。

 

人生は思いどうりにならない、だからこそ思いどうりに生きれ

ばいい、周囲の雑音に惑わされることはない、人生を動かすの

は自分自身、自分の生き方は自分で決める、ひとりの時間を明

るく楽しいものにするには、たまに人と会うぐらいがちょうど

いい、それがひとり上手な生き方かもしれない。


老後の人生での新しい発見

2022年04月18日 | 老後の生き方

私たちの人間社会はそれぞれ小さいもの、そのせまい社会のな

かで暮らしながらその外側にある広い社会も基本的には大して

違いがないだろうと想像している。

 

学校、会社、町内、親戚、友人それぞれの人間関係のなかで当

然のように様々な力関係がある、そんななかで心にもないお世

をいったりすることがある、それは他人に認めてもらいたい、

嫌われたくない、仲間はずれにはされたくない等色んな思惑が

はたらき、らしてるのが人間社会である。

 

しかし老後になるとなぜか、しがらみから解放されることは間

いない、それに長く生きてきてると自分なりの考え方や価値

が構築されて、それはすでにゆるぎないものになってる、だ

他人の目を気にすることも他人に気を遣うことも少なくな

のだ、それこそ老後の人生での新しい発見だと思っている。

 

 


幸せを感じてるシニア女性の声

2022年04月17日 | 老後の生き方

何をもって幸せとするのかは価値観が人それぞれなので何とも

いえないが私が思う幸せな人というのは自分の身近にささやか

な歓びを感じる人だと思う、それはささやかな歓びである、け

ど最大の歓びでもある、そんな幸せを感じてるシニア女性の

を集めてみた。

 

■72歳で離婚するまで夫に反論することも出来ない日々だっ

た、今はすべて自分の責任だが満足(72歳)

 

■95歳で自立して暮らせること、子供たちがそれぞれ定年ま

で会社を勤め上げ、孫、ひ孫の顔まで見せてくれたこと、持ち

家があり、年金で暮らせるだけの生活ができること、すべてあ

りがたいと思っている(95歳)

 

■満州で生まれ8歳で日本に引き揚げた、両親は私が10代の

うちに続けて亡くなったので親の2倍以上生きられるなんて

えてもいなかった(82歳)

 

■人と交わって暮らしているときに幸せを感じる、月に一度、

園芸教室、体操教室に通い、週3回知人宅の草取りをして月

2万円をいただいている(76歳)

 

■ 30、40代は子育て、50代は介護、60代は夫との

別、一所懸命生きてきました、70代に入り身も心も軽く

なった分幸せを感じています(72歳)

 

■天職だと思う仕事を定年までやり遂げ、子供たちの応援の

もと我慢していた結婚生活にピリオドを打つことが出来た、

最高!(68歳)


アンパンマンの生みの親が遺した言葉

2022年04月16日 | 生き方

アンパンマンの生みの親のやなせたかしさん、アンパンパンの

人気が高くなったのは69歳の時だった、富も名誉も手にいれ

て他人の目から見れば幸福、ただ健康には恵まれず70代には

白内障、心臓病、80代にはすい臓炎、ヘルニア、腸閉そく、

腎臓がん、膀胱がんを患っており膀胱がんにいたっては10回

以上再発を繰り返し、人生の後半は病気との闘いだった。

 

100メートル歩くと疲れて倒れてしまう、入退院手術の繰り

返しで全身ボロボロ、気分は青春だが体がついていかない、眼

も耳も性欲もすべて衰弱、無念残念悔しい、やなせたかしさん

88歳時の心境である、そして2013年94歳で亡くなるま

で富と名声は手にいれたが体力的にはつらい日々だったと思わ

れる。

 

総額400億円といわれる莫大な遺産、家族がいなかったので

アンパンマンミュージアム、やなせスタジオに寄付されたと噂

されてる、そんなやなせたかしさんが晩年「青春は人生の最後

のほうに来たほうがいい」という言葉を遺している、まさに人

生後半の心境を語った深い言葉である。


ひとりの時空を楽しむ生き方

2022年04月15日 | 老後の生き方

孤独には孤立,孤食、孤独死とあまりいいイメージがない、か

といって多くの人に囲まれていれば幸せ、多くの友人がいる人

が精神的に満たされてるとは限らない。

 

ひとり暮らしの老人が近隣の人と疎遠だとすべて寂しい人と決

めつける傾向があるけれど一人暮らしでも日々の生活に喜びを

見出し、幸せに生きてる高齢者が多いことも確かである。

 

みんな仲良くが幸せという同調圧力にはうんざり、寂しさを紛

らわすために無理に人との関わりを持つほうがよっぽど惨めで

ある、それよりも年をとってからの人間関係に一喜一憂するよ

り、ひとりの時空を楽しむ生き方、それも老後の一つの生き方

である。

 


老後は平凡な一日が一番と思う時

2022年04月14日 | 老後の生き方

毎日楽しいというわけではない、今日はなにもなかった、つま

らなかった、特に今はコロナ禍で起伏のない日が多いけれどみ

んな高齢になれば、そんなに楽しいことがあるわけではない、

そう思いながら平凡な一日が終わる。

 

そういう生活のなかで幸せに気づくのはなにかあった時だ、自

分や家族が病気になった時に「ああ、平凡な一日が終わること

が一番の幸せ」と思うものだ、だからそのことさえわかってい

ば生き方を間違えることはない。

 

人生にはいろんなことが起きるもの、嬉しいことも悲しいこと

もつらいことも必ずあるものだ、それでも単調であってもあた

りまえの一日が終わる、そのことが一番大切である。


穏やかな最期とは家族の問題でもある

2022年04月13日 | 

人工呼吸器をつけた人にはは痰がつまらないように数時間ごと

に痰を吸引するが意識のない人ですら苦しさに体を震わせる、

動いて管を引き抜いてしまわないよう手にはミントがはめられ

縛り付けられてる、11年前に亡くなった父の晩年がそうだっ

た。

 

医師に「なにもしないと明日まで持ちません」と延命治療の選

択を迫られ時間の猶予もなかった「治療をしないでいいです」

とは言えないものである、治療中止を希望したら見殺しにした

気分に苛まれると思い延命治療を選択したが今だに後悔してい

る。

 

医師は治療をしないと敗北、治療することが使命感であること

は理解できる、しかし本当は点滴を減らし水分を抜いて乾かし

たほうが患者にとって苦痛が少なかったのではと思っている、

父の時の反省点を踏まえ2年前に亡くなった母の晩年は延命

療を選択しなかった、穏やかな最期とは家族の問題でもあるこ

とを痛感してる。

 


人生の楽しみの時間を求めて

2022年04月12日 | 老後の生き方

長い人生で順風満帆で思いどうりの人生を歩んできた人が

るかもしれないが、ほんの一握りのような気がする、実際

自身も振り返ってみると窮地に陥ることが何度かあった、

ぜ悪条件ばかり重なるのだろうか、平穏に過ぎればそれに

したことはないけれど、そうは上手くいかないのが人生のよ

な気がする。

 

そんな時大切なのは辛さや悲しさを長く引きずらない、ただ

それだけで人生の楽しみの時間が増えるような気がする、人

間いつかは死ぬ、いつどんな死に方をするのかはわからない、

じたばたするかもしれないし、しないかもしれない、それで

も生きてる間は誰もが楽しく暮らしたいと思ってるはずだ。

 

だから老後は過去の楽しかったことを記憶しておいていつも

その実感として生きればいい、生きてる限り人生の楽しみの

時間を求めて生きる、それこそ老後の生き方で大切なことだ

と思っている。


自分を生きてる人は強い

2022年04月11日 | 生き方

サラリーマン漫画の「釣りバカ日誌」にでてくるハマちゃんは

建設会社のサリーマン、会社で尊敬されてるわけでもなく年収

も高くはない、だから彼より高い評価を受けている人は世の中

にたくさんいるけれどハマちゃんは「釣りバカ」で満たされて

る、他のところでちょっと評価が低くても気にならない。

 

これは上田紀行氏の著書「生きる意味」に書かれており、ハマ

ちゃんを一点豪華主義で生きてる人と表現している、満たされ

ていればほかの事にそんなに拘らない、一点豪華主義の人の満

足度は高いので自分を生きていると言える。

 

私たちは子供から大人になるにしたがってハマちゃんのように

一生の友となるようなものに出会れば人生の満足度は高いかも

しれない、それは人それぞれ違う、例えばつらいことがあって

も患者の笑顔が見ればほっとするという看護師、犬や猫といれ

ばやすらぐという人、音楽が一生の友という人、孫の成長が楽

しみという人、登山をした時の達成感がたまらないという人、

料理が生きがいという人、いずれにしても一つでもそういうも

のを持ってる人、一点豪華主義で自分を生きてる人は強いと思

っている。