狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「予期せぬ敗北」、悔しがる発狂新聞!

2012-02-15 08:55:30 | 県知事選

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宜野湾市長選を振り返る沖縄タイムスの特集記事が昨日から始まっている。伊波氏の「予期せぬ敗北」(記事より)がよっぽどショックだったのか、その余波は今日(15日)の紙面にも及んでいる。(涙)

一面トップを「真部局長処分せず」と大見出しで怒りを表すだけでは収まらず、社会面トップもこの有様である。

≪講話不問「考えられぬ」≫

識者ら「介入今後も」

伊波氏を支援する沖縄タイムス等地元メディアが大々的に報じた「講話」が不問にされたのでは腹の虫が収まらない・・・佐喜真氏に対するネガキャンペーンの切り札だったはずだ・・・そんな沖タイの歯軋りが聞こえるような見出しである。

沖縄タイムスによると、知名度抜群で革新のエースである伊波氏の落選は「予期せぬ敗北」であり、今回の市長選は勝って当たり前で、むしろどれだけ大差をつけて勝つかが問題だったようだ。

それを裏付けるように昨日の選挙戦回顧特集では、佐喜真陣営の取り組みを「大敗覚悟」とか「薄氷の勝利」で表し、戦う前からの敗北が目に浮かぶようなレポートをしている。

選挙戦最終日の11日夕。 佐喜真陣営の打ち上げ式に集まった支持者は、伊波洋一陣営の3分の1ほどだった。 まれにみる動員の少なさに、市外から駆けつけた自民党県議は「期日前投票の集計も正確にできない。 戦略がない」と目はうつろだった。選対は、うまく機能していないように見えた。市内全域を飛び回る佐喜真氏の日程把握もままならない。1月中旬に受けた新党改革からの推薦を、告示日に報道陣から指摘されるまで知らない選対幹部もいた。期間中、ある幹部は「もっと早くから戦略を立てるべきだった」と“敗戦”を見据えた発言すらこぼした。≫(沖縄タイムス 2月14日)

さらに同じ日のコラムでも「予期せぬ敗北」を悔しがっている。

[大弦小弦]選挙戦にトライアンギュレーションという…
沖縄タイムス       2012年2月14日 09時39分

 選挙戦にトライアンギュレーションという手法がある。県知事選にもかかわった選挙プランナー三浦博史さんによると、「三角測量」などの意味を持ち、米国での選挙プランナーでネガティブキャンペーンの第一人者、ディック・モリスが使い始めた言葉だという

 ▼考えが違う相手候補の目玉主張を取り込むことで、争点をぼかし、残った相違点で勝負するという戦術を指している

 ▼宜野湾市長選で新人の佐喜真淳氏(47)が元市長の伊波洋一氏(60)を破り、初当選した。佐喜真氏は「県外移設」を訴え、基地問題での争点化を避け、雇用・経済政策を前面に掲げた。長く対立してきた革新陣営は目玉主張を取り込まれ、術中にはまった格好だ

 ▼自民、公明が県内移設反対に転じ、革新陣営は一昨年の参院選、知事選に続き3連敗。基地問題でかわされると、有効な手だてが打てていない。革新のエース伊波氏を落とした打撃は大きい

 ▼超短期決戦とはいえ、伊波氏に頼るしかなかったことに革新陣営の苦しい事情がうかがえる。人材発掘や世代交代という課題があらためて突きつけられた

 ▼敗戦の総括はなかなか難しい。責任のなすり付けあいに終始しかねない。革新共闘の存亡の危機に、冷徹な敗因分析が不可欠だ。それは自主投票で終わった民主党にも求められている。(与那原良彦)

               ☆

このコラムも与那原記者が漏らすゴマメの歯軋りにしか聞こえないが、民主党は建前では自主投票とはと言っていたが、デニー玉城、瑞慶覧長敏ら県選出の民主党衆院議員は伊波氏推薦に回っている。 

伊波氏が選挙運動では圧倒的に佐喜真氏を上回っていたことを、沖縄タイムスの特集はこう報じている。

(敗北の知らせを受け)
地域回りや街宣、ビラ配りなど、目に見える運動量は上回っていると見られていただけに、選対の受けた衝撃は大きい。さまざまな敗因が取りざたされているが、まだ誰もはっきりした答えを出せていない。・・・・・・・

・・・労組関係者は「インターネットを利用したり、若い人を使って同世代票を掘り起こした佐喜真陣営に比べ『若者対策』が不足した。 ネガティー部キャンペーンも払拭できなかった」と分析する。≫(沖縄タイムス 2月15日)

沖縄タイムスは伊波氏の「予期せぬ敗北」について「まだ誰もはっきりした答えを出せていない」などと惚けてはいるが、八重山教科書問題に続いて「ネット」に敗北を続けている。 沖タイはこの厳然たる事実を認めたくないのだろう。

露骨なネガキャンペーンをネットに暴露された労組関係者の「インターネットを利用したり、若い人を使って同世代票を掘り起こした佐喜真陣営に比べ『若者対策』が不足した」という自己反省が敗因の全てである。

ネットから情報を得る若い世代は発狂新聞の「真部講話」のネガキャンペーに扇動されることなく、一方の市職労による露骨な選挙介入に怒りを表したのが、伊波氏の「予期せぬ敗北」の原因である。

八重山教科書問題に続いて、伊波氏の敗北が、発狂新聞がネットに敗北したという厳然たる事実を県民に知らしめたことになる。

 

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