5月9日に行われた韓国大統領選挙の結果、文在寅候補が得票率41・08%で当選した。
立候補したいずれの候補が当選しても反日・反米で親中・親北政権だといわれていたが、最も反日色の強い文在寅政権だ誕生したことになる。
しかし第二位の安哲秀は23・3%、第三位の保守系の洪準均は21・8%となり、後者二人の票と、あと二人の有力候補の得票数をあわせると文在寅の得票より多く、「圧勝」とは言えない。
いずれにせよ反米・反日・親北大統領の誕生に、トランプ・安倍の日米両政府は内心困惑しているだろう。
文在寅は選挙中次のように訴えていた。
「アメリカにNOと言おう、THAAD配備は見直す。北への制裁は問題解決にはならず、開城工業団地を再開し、拡大し、北朝鮮との交流を拡大させ、金正恩との対話に道をつける。いろいろな批判が金正恩に対してなされているが、対話の相手は彼しかいない」
慰安婦に関する日本との最終合意については「見直し」を主張しており、日本との関係をどうするかという態度表明はいまのところない。
だが、お得意の「ちゃぶ台返し」による合意破棄は間違いない。
慰安婦問題の他にも竹島問題、徴用工問題、歴史問題等々山積しており、わが国とって今まで以上の反日的政権がお隣に誕生したことになる。
先の大戦で、韓国と台湾は同じ日本国民として戦った。
台湾は親日国で、日本人が忘れた日本精神を受け継ぐ人が多いが、一方の韓国は世界でも有数の反日国家だ。
この違いは何処から来るか。
台湾では日本人が忘れかけた日本精神が残っているという。
韓国では、子どもの頃から反日教育を行っており、その悪影響で、現在の日本・日本文化は好きでも、過去の日本は許せないという反日的韓国人を生み出しているという。
2017.5.9 16:59
更新
台湾・蔡英文総統、日本政府への謝辞を日本語でツイート 「心強いご支持に感謝」 WHO問題で
台湾の蔡英文総統は9日、世界保健機関(WHO)の年次総会への招待状が届いていない問題で、日本政府への謝辞を日本語でツイッターに投稿した。蔡氏は「日本政府による心強いご支持に対して感謝したいと思います」とした上で、出席に向け「諦めずに頑張るつもりです」と書き込んだ。
菅義偉官房長官が同日午前の記者会見で「台湾が何らかの形で参加することが望ましい」と述べたことに対する謝意とみられる。(台北 田中靖人)
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英文総統が感謝を表明したのは台湾のWHO総会参加に中国が圧力を加え、これに対し菅官房長官が、中国に気兼ねせず台湾の参加を支援したことに対する謝意という。
台湾のWHO総会出席問題が再燃 招待状届かず 背景に中国の圧力か
台湾には日本人が忘れてしまった「日本精神」を受け継ぎ誇りに思う人も多い。
その中に恩には報いる精神がある。
戦前、わが国は優秀な日本人技師らを台湾に派遣した。
土木技師八田與一は、台湾の土木改良に貢献した日本人である。
台湾は八田與一の恩に報いるべく像を建立、顕彰した。
ところが不届き者により八田像が毀損されたが、直ちに修復された。
恩に報いる日本精神を受け告いだ台湾人として、恩人の像を無残な姿で晒したくなかったのだろう。
【動画あり】損壊された台湾の八田與一像、修復終え除幕式 台南市長「台日の感情、試練経てさらに良くなった」
現在の日本人が忘れた日本精神に「受けた恩は石に刻め。かけた情けは水に流せ。」というのがある。
八田與一の像は「受けた恩は石に刻め」の精神を台湾人が受けた恩として今に伝える顕彰碑である。
「受けた恩は石に刻め」について過去ブログに次のように書いた。
2002年、総理大臣になった小泉純一郎は所信表明演説で「米百俵」の故事を引用した。
「米百俵」の故事とは、長岡藩、小林虎三郎の逸話だ。
戊辰戦争後、長岡藩は石高を減らされ、武士も領民も餓えていた。
見かねた親藩の三根山藩が米百俵を贈った。藩士はこれで当面の飢えはしのげると思っていた。
虎三郎は米は分配せず売って金に換え、学校を作るという。
藩士からの抗議があったがこれをを拒否。
そしてこう答えた。
「米百俵で何日食いつなげるか。あっと言う間に無くなってしまう。学校を作って教育に充てれば、何十年後には、千俵、万俵になってかえってくる」と。
「今の痛みに耐えて明日を良くしようという米百俵の精神こそ、改革を進めようとする今の我々にとっとも必要ではないだろうか」と。
この米百俵の故事は、長岡藩史には今も残されているし、受けた恩を刻む碑もある。
だが、米百俵を送った側の三根山藩の藩史にはその記述は無い。
敢えて書かなかったのだ。
この地方に伝わる言い伝えにこんなのがある。
「刻石流水」
「受けた恩は石に刻め。かけた情けは水に流せ。」
☆
親日国家の台湾は、八田與一像を建立し、日本人の恩に報いた。
反日国家の韓国は慰安婦像を造り、日本人に嫌がらせをした。
「どういう人間を下劣だと言うのか。-いつも恥ずかしい思いをさせようという人間を」。(ニーチェ)