【シドニー共同】在沖縄米海兵隊は5日午後、オーストラリア東部沖で同隊所属の新型輸送機オスプレイの事故があり、行方不明の海兵隊員3人の捜索・救助活動が…
☆
6月に沖縄県で開かれたアイドルグループAKB48の「選抜総選挙」イベント開催費の一部に、政府の沖縄振興予算が使われていたことが5日、分かった。名目は観光振興だが、自民党行政改革推進本部長を務めていた河野太郎外相は、一過性のイベントでは効果に持続性がないと問題視。支出面での見直しの必要性を指摘していた。
開催費に充てたのは沖縄振興予算のうち、県が自主的に使途を選択できる「沖縄振興一括交付金」。2017年度は1358億円を計上した。
県は17年度に入り、AKB関連イベントへの交付を求め計画を申請。内閣府は会場設営費などとして計2800万円の助成を認めた。
河野氏によると総事業費は1億4千万円余りという。
☆
AKB総選挙が沖縄で開催されたことは知っていたが、一括交付金が流用されていたことは知らなかった。
沖縄2紙が報道しない自由を駆使したからだ。
それにしてもアイドルグループイベントに国民の血税である一括交付金を流用した沖縄県、そして翁長知事は一体どういう了見なんだ。(怒)
沖縄振興交付金が使われていたことを指摘したのは、外務大臣就任前の河野太郎衆議院議員。
沖縄に直接関係の無い河野議員が、がブログで明らかにした。
ところが外務大臣就任後のコメントでは、これに触れていない。
沖縄2紙に遠慮なく、不適切は不適切と、鋭く切り込んで欲しい。
内閣改造で、沖縄関連の大臣が3人入れ替わった。
小野寺防衛大臣、江崎沖縄担当大臣と河野外務大臣の3人だ。
早速沖縄タイムスが新大臣に辺野古問題のコメントを求めているが。
だが、大臣が変わっても、日米合意で進行中の辺野古移設が変わるはずは無い。
小野寺防衛大臣が「大臣が変わっても辺野古移設は変わらない」と答えたのは想定内のコメント。
だが一歩踏み込んで考えると、次のような皮肉とも受取れる。
大臣が変わったからといって日米合意の辺野古移設が変わらない。
同様に、知事が仲井真知事から、翁長知事に変わったからといって、辺野古埋め立てが変わるわけは無い。
「大臣が変わっても…」辺野古問題で国と対立する沖縄県 官邸主導の強行路線変わらず 2017年8月4日 11:20
江崎沖縄北方相、新基地と振興策リンク否定 「官房長官が一生懸命取り組んでいる」 2017年8月4日 07:58
江崎大臣が言うまでも無く、沖縄関連は留任の菅官房長官が全権委任で行っている。
菅氏のもう一つに肩書き「沖縄米軍基地負担軽減相」をを見ればおのずと分かる。
菅官房長官は、こう述べている。
「沖縄基地負担軽減担当相を兼務することに関しては「多くの基地が沖縄に集中している中で、負担軽減をさらに加速させると同時に、沖縄の皆さんに説明を尽くしながら(米軍普天間飛行場の)辺野古移設を推進していくことも極めて大事だ」(留任の菅義偉官房長官「『仕事人内閣』で結果出す」)
【東京】小野寺五典防衛相は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還条件について、「県側の認識がなかったとの指摘は受け入れがたい」と述べ、説明を受けていないとする県の指摘に反論した。その上で「辺野古移設完了後も、普天間飛行場が返還されないという状況はまったく想定していない」と強調した。防衛相就任を受け、記者団の共同インタビューに答えた。
稲田朋美前防衛相が、2013年の統合計画に明記されている返還条件「民間施設の使用の改善」を巡り「米側と協議が整わなければ普天間は返還されない」と国会答弁し、県議会で波紋を広げた。
小野寺氏は前回在任時の統合計画発表前に、事務レベルで県側に同条件が記載された案文を示したと説明。06年の再編実施のためのロードマップでも同様の記述があることや、県側が14年9月の県議会で同条件を説明する答弁をしていることから、県側が認識していたと指摘した。
普天間飛行場の19年2月までの5年以内の運用停止については「難しい状況になっている」との認識を示した。小野寺氏は、13年末に仲井真弘多知事(当時)から5年以内の運用停止の要望と、辺野古の埋め立て承認を得た経緯を説明。「(5年以内は)地元の協力が得られることが前提だが、知事が交代し、政府との間で訴訟が起きている」と述べ、県に責任を求めた。
辺野古の新基地建設工事を巡り、7月に県が提訴し再び法廷闘争となったことには、「国としてなすべき主張を行っていく。このことに尽きる」と述べ、工事は進める考えを示した。
小野寺氏は「できるだけ早い時期に沖縄を訪問したい」と述べ、対立する翁長雄志知事と意見交換したい考えも示した。県に寄り添う姿勢を示すことで、理解を得る狙いがある。
東子さんのコメント
すり替えも一種のフェイクニュースだと思う。
「米と交渉、条件満たす 普天間返還で防衛相説明 2017年7月8日 12:30」
普天間飛行場 稲田朋美 返還条件 防衛省 辺野古新基地 基地負担
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-530852.html
>新基地完成までに米側と交渉し返還条件を満たすとの考えを示した。
>辺野古の運用開始までに普天間は返還させるとして「辺野古移転後も普天間が返還されないということは全く想定していない」と主張した。
>県が返還条件について説明を受けていないと主張していることに対しても、条件が明示されている2013年4月の嘉手納基地より南の米軍基地の返還・統合計画を当時の小野寺五典防衛相が仲井真弘多知事に説明していると指摘した。
「小野寺防衛相、普天間「5年内停止難しい」 県との法廷闘争踏まえ 2017年8月5日 06:30」
小野寺五典 防衛相 米軍普天間飛行場 5年内返還 辺野古新基地
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-548974.html
>普天間飛行場について返還8条件が満たされない場合に、稲田朋美元防衛相が「返還されない」と明言したことについては「辺野古移設完了後も普天間飛行場が返還されないという状況は全く想定していない」との認識を示した。
>同時に前回の防衛相就任時に米側と合意した嘉手納基地より南の返還・統合計画に関連し、県が返還条件の説明がなかったと指摘していることに対しては「指摘は受け入れ難い」と主張。その上で、公表前に案文を事務レベルで説明し、その上で当時の仲井真弘多知事に統合計画の内容を説明したと強調した。
「普天間飛行場返還:県の指摘「受け入れがたい」 小野寺防衛相インタビュー 2017年8月5日 06:16」
普天閒飛行場 小野寺五典 防衛省 翁長雄志 仲井真弘多
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/123543
>小野寺氏は前回在任時の統合計画発表前に、事務レベルで県側に同条件が記載された案文を示したと説明。
>06年の再編実施のためのロードマップでも同様の記述があることや、県側が14年9月の県議会で同条件を説明する答弁をしていることから、県側が認識していたと指摘した。
埋立承認前に示した返還8条件が満たされれば、普天間は返還されると、稲田前防衛大臣も小野寺防衛大臣も一致して言っている。
返還8条件が満たされても、返還されないとは、言っていない。
にもかかわらず、「やっぱり、最初から普天間を返還する気がなかったのだ」となる思考回路が、さっぱり理解できない。
「辺野古を造っただけでは、返還されない」のを「辺野古を造っても返還されない」にすり替えでいるだけ。
それに、騙される人の多いこと、多いこと。
「辺野古を造っても返還されない」にすり替えるのは、だから「辺野古を造っても無駄→辺野古を造らない」にするため。
返還8条件のうちの「辺野古移設」「民間空港の使用」、2つを蹴る県。
誰が、返還を妨害しているか、一目瞭然。
【参考】
「稲田氏発言が波紋 普天間返還条件 未達成なら「返還なし」 - 琉球新報 - 2017-07-04 13:11」
http://ceron.jp/url/ryukyushimpo.jp/news/entry-527148.html#commenttop