与那国町長に公開質問状 「キャンキャンわめく」 「一戦を交える覚悟を」 発言問題視 市民ら撤回要求
【与那国】与那国町の新港計画を巡る住民説明会や改憲派のフォーラムでの糸数健一町長の発言について、「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」と住民1人は14日、同町役場で糸数町長に公開質問状を手渡した。17日にエマニュエル駐日大使が軍用機で同町を訪れることに対しても、町として自粛を要請すべきだと要望した。
イソバの会は港湾新設計画を巡り、4月に開催された比川自治公民館での住民説明会で、糸数町長が報道陣に「(一部の住民が)キャンキャンわめいている」と発言したことを問題視。「建設的な対話を求めたが、土台を町長自らが壊した」と指摘し、謝罪と撤回の意思がないかを問うた。
また3日に都内であった改憲派のフォーラムで、町長が「旧宗主国として台湾に対する責任を放棄してはならない」「全国民が一戦を交える覚悟を」と発言したことについても批判。台湾とは対等な関係であり、東アジア一帯の平和を危うくする発言だと指摘した。
個人として質問状と要望書を手渡した男性は、糸数町長が比川地区での港湾新設を政府に要請していることについて、環境への影響や道路網の整備についての考えがあるのかを質問。「島の将来に関わる重大な事案は、時間がかかってもまず議会や住民に情報を伝え、さまざまな意見を聞いた上で判断し、国に伝えてほしい」と要望した。
本紙は町を通じて糸数町長にコメントを求めたが、多忙を理由に断られた。
(八重山支局・矢野悠希)
(写図説明)糸数健一与那国町長(左)に公開質問状を手渡す「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」の山口京子さん(左から2番目)ら=14日、与那国町役場(同会提供)
与那国町長、反対意見は「キャンキャンわめいている」 新港建設計画めぐり糸数町長一問一答「発言者は一部に偏っている」
与那国町の比川自治公民館での住民説明後、糸数健一町長は報道陣の取材に応じた。今後国側から働きかけがあった際に住民に説明するかと問われると、「私の意見を国に伝えた上で、町民がどう考えるかを聞く」と答えた。新港建設計画に反対する人の意見を「キャンキャンわめいている」とさげすむ発言もあった。主なやりとりは次の通り。(八重山支局・矢野悠希)
-住民意見をどう受け止めたか。
「いろいろな意見、思想信条がある。全体的には国防、安全保障のことで国家の専権事項。私は協力する立場ではあるが、ごり押しすることはない」
-国の専権事項と言うが、町長が政府に要請したこともある。
「政府のインフラ整備予算の争奪戦が始まっている。国防どうのこうのじゃない。宮古や石垣はのほほんとしてるが、与那国は最前線だ。他の島々と違うのは強く申し上げたい」
-国や県から具体的な話があれば住民に説明し、それから決めるのか。
「そうでもない。私の意見を国に伝えた上で、町民がどう考えるかを聞く。状況を見てストップをかけるのもありじゃないか」
-マスコミを外に出した理由は。
「(報道陣がいると)萎縮して話さなくなる人が大多数。発言者は一部に偏っている。キャンキャンわめいている。これが現実ですから」
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noo********
4/29(月) 7:32
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狭い地域の、ましてや離島の首長さんとして、胃の痛む思いも常のことだとお察しする。ですが、沖タイの記者の煽りっぽい質問にも冷静に回答しておられる姿勢に信頼や羨望すらも感じた。うちの島(宮古)の首長さんも、いつまでも琉球王朝の王気分の首長の顔色を窺わず、もっと島のことを島民のことを直視して動いてほしい。
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yjh********
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4/29(月) 8:17
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沖縄本島の中部、普天間基地から程近い場所に住む沖縄県民です。
現実直視できない、危機意識の欠落した現沖縄県知事に比べて、与那国の糸数さんや石垣の中山さんは立派だねー!
市民・町民の安全確保、島々の豊かな未来を考えてくださってる。
是非どちらかに県知事になって欲しいです。
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biq********
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4/29(月) 8:15
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国であれ何であれ使えるものは使って、地元を食わせる。離島の首長としてはこれもあるべき姿ではあるな。
沖縄県も国が辺野古埋め立てを強行するというなら1兆円でも2兆円でも辺野古の海に予算を投げ込ませ、本土のゼネコンへの資金還流を阻止するぐらいの強かさが欲しい。
沖縄の心を訴えても本土の共感は得られない。与那国町長を見習って、沖縄県は本土からむしり取った金で島の未来を作るぐらいの気概を持つべき。
沖縄県はもっと強くならなければならない。
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jam********
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4/29(月) 8:12
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本来、地元主導の港や空港などのインフラ整備にはほとんどの住民が賛成。それに国が関与しているとなると条件反射の様に「攻撃対象になる」と本気で考える住民もいることも現実。その希少な思考回路を造り出すマスコミの影響力はやはり強大だと思う。
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keirin
keirin
4/29(月) 11:24
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南側にもう一つ港があれば利便性があがるのは間違いない。それも国から莫大な予算が付くなら町長としてはやらない選択は考えられないだろう。
ただ、特定重要施設として活用するには島の形が変わるほどの大規模工事となる。あの浜は大潮になるとほとんど干上がるほど水深が浅いがフリゲート艦が入港するためには20m近く掘り下げなければいけない。ましてや急激に落ち込んでいる島の外側に防波設備は作れない。
また、出入口が狭い水路一本ということも有事の際には大きなリスクとなるだろう。
そう考えると与那国に特定利用港を設けるよりも、足の速い艦なら3時間で行ける石垣島の西側により大規模な軍港を設ける方が理に適っていると思えるのだが。崎枝赤崎の辺りなら波当たりも弱く、最適かと思われる。
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nyo********
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4/29(月) 9:33
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良識を持った正論だと思います。
偏りのない現実を見つめたこの姿勢が大事だと思います。
並行して避難施設の拡充も重要だと思います。
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kak********
kak********
4/29(月) 9:36
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治安が悪い方向に向かっている時に街に警察官が駐在員1人しかいない、その時自治会長や首長は安心できるよう交番とか警察署の設置を求めるだろう。なのに何故安全保障事項になると一部の県民や地元メディアはこれに反対することばかり行うのか。
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fxn********
fxn********
4/29(月) 14:23
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国防の最前線として要塞化が必要かもしれないが一般人の居住は難しくなるかもね。万が一有事となれば一般人を守っている余裕などなくなるでしょう。一般人を居住させながらいざとなったら守りますと約束できるのかな。
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雨夜花
雨夜花
4/29(月) 8:39
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率直に言って、比川の軍港計画は規模が大きすぎて、さすがに心配になります。
加えて、租納や久部良のような島の北側の港ではなく南側なので、台風時の高波による被害がとても気になりますね…
比川の海岸にあるあの高い防潮堤ですら、大きな台風の時には高波がどんどん越えてくるので。
今回の計画は自衛隊から出た話ではなく、与那国町役場からの要請で始まった計画のようですので、まずは久部良港の拡張か、あるいはもう少し規模を縮小した計画から建設・運用した方がいいように思います。
自衛隊にとっては、港湾よりもヘリコプターなどの基地の方が需要があるのではないでしょうか?
狭い島ですから、慎重に計画を進めて欲しいと思います。
既に製糖工場は赤字続きなほど、島の基幹産業である農業は衰退していますし、土木工事で潤うのは一時的なので、与那国の行く末がとても心配です。
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han********
han********
4/29(月) 7:29
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本来ならばそのマスコミの仲間である「きゃんきゃん」組をも排除すべきだろうがそうはいかないのも歯がゆいとこでしょう。与那国に限らず普段は離島の情勢に興味も持たない現県政を支える活動家や市民団体
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新聞「アイデンティティ」2月1日号に拙稿「沖縄を歪めた沖縄戦後史の大ウソ」が掲載されました。
沖縄を歪めた戦後史の大ウソ
~『沖縄「集団自決」の大ウソ』~発刊をめぐり~
江崎 孝 (ブロガー:「狼魔人日記」管理人)
沖縄の祖国復帰以来、約半世紀経過した。 だが現在も沖縄には、二つのタブーがある。「米軍基地問題」と「沖縄戦」だ。
そこで、本稿では、8年前の「集団自決」を巡る最高裁判決で被告の大江健三郎・岩波書店側が勝訴して以来、一件落着と思われている沖縄戦の「集団自決」問題について検証して見る。
大江健三郎・岩波書店「集団自決裁判」(以後、大江・岩波訴訟)とは、元沖縄戦戦隊長および遺族が、大江健三郎・岩波書店を名誉毀損で訴えた裁判のことである。
沖縄戦の集団自決について、事実関係はこうだ。
大江健三郎(岩波書店:1970年)の著書『沖縄ノート』に、当時の座間味島での日本軍指揮官梅澤裕元少佐および渡嘉敷島での指揮官赤松嘉次元大尉が住民に自決を強いたと記述され、名誉を毀損したとして梅澤裕氏および赤松秀一氏(赤松嘉次の弟)が、名誉毀損による損害賠償、出版差し止め、謝罪広告の掲載を求めて訴訟を起こした。本訴訟は最高裁に縺れ込んだが結局、2011年4月21日、最高裁は上告を却下。被告大江側の勝訴が確定した。
■沖縄タイムスの印象操作
沖縄には約20数年前の最高裁判決を盾に巧みに印象操作し続けている新聞がある。 その新聞こそ、「集団自決軍命説」の発端となった『鉄の暴風』の出版元沖縄タイムスである。
印象操作報道の一例として、2023年5月29日付沖縄タイムスは大江・岩波「集団自決」訴訟の最高裁判決について次のように報じている。
《沖縄戦時に慶良間諸島にいた日本軍の元戦隊長と遺族らが当時、住民に「集団自決」するよう命令はしていないとして、住民に命令を出したとする『沖縄ノート』などの本を出版した岩波書店と著者の大江健三郎さんに対する「集団自決」訴訟を大阪地方裁判所に起こした。国が07年の教科書検定で、日本軍により「自決」を強制されたという表現を削らせきっかけになる。11年4月に最高裁への訴えが退けられ、元戦隊長側の主張が認められないことに決まった。(敗訴が確定)》
沖縄タイムスの主張を要約すれば、「『集団自決』は軍の命令ではないと主張する元軍人側の主張は、最高裁で否定され、被告大江・岩波側の『集団自決は軍命による』という主張が最高裁で確定した」ということだ。
だが、事実は違う。
沖縄タイムスは、戦後5年米軍票から米ドルに通貨を切り替えるという米軍提供の特ダネと交換条件で、1950年に米軍の広報紙として発行された。
以後同紙編著の『鉄の暴風』は沖縄戦のバイブルとされ、同書を出典として数え切れない引用や孫引き本が出版され続けてきた。
しかし残念ながら元軍人らによる大江岩波集団自決訴訟は敗訴が確定し、集団自決問題は国民・県民の記憶から遠ざかりつつある。
このように、大江岩波訴訟で被告大江岩波側の勝訴が確定し国民の「集団自決」問題が一件落着した思われている今年の9月、筆者は『沖縄「集団自決」の大嘘』と題する書籍を出版した。
さて、すでに決着済みと思われている沖縄戦「集団自決問題」に今さら本書を世に問う理由は何か。
その訳を述べよう。
確かに沖縄の集団自決問題は大江岩波訴訟の結果すでに決着済みと思われている。
この現実を見たら、多くの国民や沖縄県民は、集団自決論争は終焉したと考えても不思議ではない。
だが、岩波大江訴訟で確定したのは、「軍命の有無」ではない。最高裁判決は大江健三郎と岩波書店に対する名誉棄損の「損害賠償請求の免責」という極めて平凡な民事訴訟の勝訴に過ぎない。
肝心の「軍命の有無」については、一審、二審を通じて被告大江側が「両隊長が軍命を出した」と立証することはできなかった。
その意味では原告梅澤、松ら両隊長の汚名は雪がれたことになる。しかし沖縄タイムス等反日勢力は問題をすり替え、あたかも両隊長の「軍命」が確定したかのように、次の目標として「軍命の教科書記載」を目論み、あくまでも日本を貶める魂胆だ。
ほとんどの国民が集団自決問題を忘れた頃の2022年7月10日付沖縄タイムスは、こんな記事を掲載している。
《「軍命」記述を議論 9・29実現させる会 教科書巡り、2022年7月10日
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」を巡り、歴史教科書への「軍強制」記述の復活を求める「9・29県民大会決議を実現させる会」(仲西春雅会長)の定例会合が4日、那覇市の教育福祉会館であった。3月の検定で国語の教科書に「日本軍の強制」の明記がされたことについて意見を交換。社会科の教科書で記述の復活がないことから、今後も活動を継続していく意見が相次いだ。》
■歴史は「県民大会」が決めるものではない
『沖縄「集団自決」の大ウソ』を世に問う第一の目的は、沖縄タイムス編著の『鉄の暴風』が歪曲した沖縄戦歴史を正し、「残酷非道な日本軍」を喧伝する沖縄タイム史観の教科書記述を阻止することである。最高裁による確定後、歴史の是正を巡る状況はさらに新たな展開があった。
『鉄の暴風』が主張する「軍命論」を粉砕する決定的証拠が出てきたのだ。 仮にこの証拠が大江岩波訴訟の前に登場していたら、裁判の判決も逆だった可能性すらある。
これまで「軍命論争」には、「手りゅう弾説」~大江健三郎の「タテの構造説」など数多くの証拠、証言が論じられた。その中で「援護法による軍命説」は、法廷では一つの推論に過ぎず決定的ではないと言われ、証拠として採用されなかった。
■「援護法のカラクリ」が暴く軍命の大ウソ
「戦闘参加者概況表」(裏の手引書)
ところが「援護法と軍命のカラクリ」を一番熟知する沖縄戦遺族会から決定的証拠を提供していただいた。 「軍命が捏造であることを示す」県発行の「戦闘参加者概況表」(裏の手引書)である。
この証拠を事前に入手していた「軍命派」の研究者達が、「軍命を捏造した」と白状し、さらに証拠の捏造に「恥を感じる」とまで言い切っている。これ以上の決着はないだろう。この一件こそが本書を世に問う最大の目的である。
次に「『沖縄集団自決』の大ウソ」を出版するもう一つの目的を述べておこう。
本書に収録の記事のほとんどは、約20年間ブログ『狼魔人日記』で書き綴った記事を編集したものである。だが、何事にも終りがある。
ブログ『狼魔人日記』の継続に終りが来た時、収録されて記事は広いネット空間に放り出される。 そして、そのほとんどが人の眼に触れる機会もないだろう。
古来、歴史とは文字に書かれ事物・事象が歴史として刻まれるという。 その伝で言えば、ネット上の記録など歴史としては一顧だにされないだろう。
ネット上の記録を紙に書いた記録にする。これが本書出版のもう一つの目的である。
誤った歴史が教科書に載ることはあってはならない。読者の皆様は印象操作に惑わされず、事実を追求して欲しい。拙著がその一助になることを願っている。完
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