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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

県教委は「治外法権」か?

2012-01-08 08:18:08 | 八重山教科書採択問題

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沖縄の八重山地区で起きた教科書騒動により、暴かれた事実が複数ある。

従来当たり前と思い込んでいたことが実は誤りであると気が付かされた幾つかの神話のことだ。

その神話の筆頭がこれ。

■首長や政治家は、「教育の政治的中立」を守るべき■

「教育の中立性」を隠れ蓑に、政治家が教育に口を出すことは従来タブーとされてきた。

戦前は教育勅語の徹底など国が教育に熱心に関与してきた。

教育勅語の内容は今読んでみても現在の教育に欠ける優れた教育の指針であるが、

「戦前は政治が教育に強く介入したため日本が軍国主義国家になった」という強い思い込みに駆られたGHQは、政府とは独立した教育委員会制度をわが国に持ち込んだ。

だが教育委員会制度の導入にはある重要な前提が不可欠であり、その前提のないまま、「戦前の教育は悪だった」というGHQの思い込みを無批判に取り入れたわが国の教育制度は、羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く結果となった。

「教育の政治的中立」といえばいかにも民主的だと聞き馴らされてきたが、教育とは国の最重要課題であり、国や首長が教育に関心を持ち意見を述べることは政治の教育への介入ではなく、政治の責務であるはずだ。

ところが教育委員会制度の導入は、各都道府県の教育委員会という一種の「治外法権組織」を作ってしまった。

昨日のエントリーの教育委員会に関連して対照的な読者のコメントを引用する。

■石垣住人 さん   
県教育委員会の職員は、知事の部下ではありません。念のため。
知事の態度は、至極全うです。

■涼太さん
県教育委員会も、県義務教育課も県の行政機関であり、行政は国会で決めた法律に則って行うべきです。
したがって、東京都の石原知事の様に公務員である教師は、日の丸、君が代を尊重しろと指導することは問題ないと思います。
今回の場合、沖縄県教育長、義務教育課長が違法行為を行っているわけで、沖縄県知事がチャント法律を守りなさいと、指導することは問題ないと考えます。
石原東京都知事ならやるでしょう。
その前に、他の県ではこんな馬鹿なことは起きませんね。

 ■本島保護者さん   
正式な情報公開請求によって、県教育長のトップの月額報酬がなんと基本給だけで73万円だと明らかにされています。
それに見合う仕事をしていますか、彼は?
この報酬は我々県民の血税から支払われていますが、今までの異常な行動に対し、行政のトップたる県知事が何の言及もしないというのは、明らかに職務怠慢と言えるでしょう。
それとも、教育行政とは、労働団体や教職員組合の介入は認めるが、行政府のトップや、PTA、民意で選ばれた政治家の介入や意見は聞かなくてもよいというのでしょうか。
「教育」という名を騙ることによって、教職員や労働団体、平和団体以外は、何人も介入を許さないという聖域を作らせてはならないと思います。
このままでは「反戦平和・命どぅ宝」を叫べば何をしても許されるという状況に「教育」を加え、更に同調圧力に加速させるだけです。
順法精神を忘れ、イデオロギー成就に走る者は、職を辞し、プロ市民として活動にまい進すべきでしょう。
子供を、そして教育を道具に使う連中よ、恥を知りなさい。

コメントの対象となっているのは昨日のエントリーの「・・・仲井真県知事は、部下である大城教育長や狩俣課長の明らかに沖教組の影響を受けた政治的言動に対し、我関せずの態度を貫いてきた。」のくだりと思われる。

確かに大城教育長の直接の上司は教育委員長であり、県知事ではない。

で、今年から新任の教育委員長は小児科医である新任の安次嶺馨氏である。

素人を教育委員に参加させるという点では小児科医の安次嶺氏を教育委員にするのも理解できるが、県教育委員長の任期は1年限りだ。

新任の素人教育委員長が、大城教育長や狩俣課長の上司として、わずか1年で一体なにができるというのか。

なにも出来ない。

なにも出来ないどころか、問題が起きれば全て沖教組寄りの大城教育長や狩俣課長らの事務方任せで教育委員長は一種の名誉職であるというのは知る人ぞ知る事実である。 これが県教育長や教育委員長の実態だ。

ということは県教育委員会の事実上の最高権力者は大城教育長であり、石垣住人さんが言う通り、県知事が教育に関心を示さないのが当然ということになる。

では、県知事も関与できない大城教育長の事実上の監督者はだれか。

県教育委員会の監督官庁は文科省だが大城教育長が指揮する沖縄県教委は文科省の指導も拒否しているのが現状である。

結果的に大城教育長は誰の指揮も受けない「独裁者」の地位にいることになる。

選挙の洗礼を受けていない公務員の大城教育長が、誰の関与も受けない独裁的立場にいることを民意が許すはずはない。

ここに教育委員会制度の大きな落とし穴が在るのである。

 

 

このように県知事が教育に関与しないということが「教育の政治的中立」という美名の下に是認されてきた。

だが、教育が、国家の基本的かつ最重要の政治課題であることは論を待たない。

そもそも、GHQが政治からの独立の意味で教育委員会制度を導入した前提には、教員は専ら教育に専念し政治的活動はしないものという、勝手な思い込みがあった。

だが、戦後のわが国の教育界の実態はどうだったのか。

日教組のドンと言われる輿石東民主党幹事長は、2009年1月14日に行われた日教組の会合で「教育の政治的中立はありえない」と述べている。

教育をそっちのけで政治活動に走る日教組の狂奔は政治的中立な教育界とは程遠いものがあった。

政治的に左傾した教育界とその影響を大きく受けた教育委員会に、首長が「政治的中立」を言い続けることが、さらに日教組の政治活動に加速させる結果となった。

各都道府県の教育委員会が首長の権限の及ばない「治外法権化」することに対し、筆者は今回の教科書騒動の間、首長が教育に無関心を装うことこそおかしいと述べてきた。

県教育委員会が政治的中立は名ばかりで、すっかり日教組の牙城と化した現象は、沖縄だけでなく全国的な傾向であった。

そして「教育委員会をぶっ潰す!」と叫ぶ首長が圧倒的民意を得ることになる。

筆者も「極悪複合体」(反日左翼複合体)の牙城と化した県教育委員会はぶっ潰すべきと考える。

大阪維新の会を率いて大阪の改革を目指す橋下市長は府知事時代に教育委員会が事務方任せであることを問題にして、実力ある教育者を教育委員にした。

そもそも選挙で有権者の支持をうけた首長が教職員組合や労働団体に迎合して教育に対する意思表明を遠慮するとしたら、この首長は当初から重要政治課題である教育を、無責任にも、放棄したことになる。

従って中山石垣市長が教育改革に意欲を見せる玉津氏を、三顧の礼を尽くして教育長に抜擢したことは、市長の政治に対する強烈な意思の表れと見ることが出来る。

勿論、玉津教育長の登場は石垣市民の民意の現れである。

これは、石垣市民が支持した大浜前市長が、沖教組寄りの歴代教育長を任命したことと同じ民意の表れである。

中山石垣市長は、長年ペンギン市長の意を汲んで沖教祖の言い成りになることを職務としていた歴代市教育長に代わって、玉津教育長という代理人を通じて閉塞した八重山地区の教育界に大きな風穴を開けることに一応の成功を果たしたことになる。

仲井真県知事が、全国的にも問題が山積する沖縄の教育界に「教育の政治的中立」を隠れ蓑に「われ関せず」を続けるなら、橋下大阪市長が教育委員会制度の歪な実態に改革を断行しようという教育改革の全国的な動きに乗り遅れることになる。

むしろ中山石垣市長と玉津教育長のコンビが長年沖教組の専横に委ねてきた八重山地区に教育改革を断行した意義は大きく、県知事は石垣市を見習って県教育委員会にも指導力を発揮して欲しいものである。

・・・が、地元紙に極度に迎合する仲井真知事に教育委員会への指導力を期待するのは無理である。

束になった既成政党の攻撃にも負けず、マスコミのバッシングにも負けず、日教組や自治労を敵に回して民意を勝ち取った橋下大阪市長のような突破力のある人物が沖縄の政界にも登場することを期待する。

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コメント (8)

県教委の大失態!文科相通達を把握できず

2012-01-07 12:46:52 | 八重山教科書採択問題

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発狂新聞が、八重山教科書問題で「不都合な真実」を徹底して隠蔽していることは今では大方の読者の知ることであるが、その一方そのため「現場の専門家の教員が教科書選定するのが正しい」と今でも思い込んでいる県民が多い事も事実である。

文科相は平成17年、日教組による独善的教科書採択を是正すべく各都道府県の教育委に通達を出していたが、沖教組のお仲間の県教委は今年の8月、通達の意味をよく理解できず、通達に従って教育改革を試みた八重山採択地区協議会に不当な圧力を加えていたが、これは重大な県教委の判断ミスであった。

実は、これこそが今回の八重山教科書問題のそもそもの発端であった。

 八重山教科書:竹富教委に「責任」迫る
 沖縄タイムス  2012年1月7日 09時40分

 【東京】八重山地区の中学公民教科書採択問題で、中川正春文部科学相は6日、竹富町教育委員会に対しあらためて教科書無償措置法による無償給与はできないとした上で「(町教委には)責任を取っていただくことになる子どもたちに具体的に支障が出ない措置を考えていただきたい」と述べ、町教委が自費購入した教科書を無償で生徒に配布するよう求めた。閣議後に会見した。

 同省は、町教委が地区協議会の答申(育鵬社版)と異なる東京書籍版の採択を堅持する姿勢を示していることから、町教委に対し、昨年末までに対応方針を報告するよう県教育委員会を通じて求めていた。町教委は県を通じて同年12月28日に従来の採択を変えない方針を報告。中川氏は同日付で「適切に対応していただきたい」と連絡したとしている。

                             ☆

文科相の「責任を取っていただくことになる」という厳しい発言に対し、慶田盛竹富町教育長のコメントは取材されいない。

この時期になっては慶田盛氏が何を言っても、引かれ者の小唄にしか聞こえない。

7日付け八重山毎日によると、慶田盛氏は中川文科相の発言を受けて「なぜ、無償措置法で竹富町だけを有償とするのか。憲法で定められている義務教育の無償を守ってほしいと思っておりこの点で疑問を感じている。県教委と話し合いをしながら対応したい」とコメントした。≫

教育行政の最高責任者に「責任を取っていただくことになる」といわれては、後は頼みの綱の県教委に縋る以外に打つ手はないだろう。

だが、その県教委が当初から文科省の通達の意味を理解しておらず、結果的に通達違反の不当な介入を八重山採択地区協会に行ってきたことは、8月の時点で産経新聞の取材で明らかになっている。

             ☆

今回の八重山教科書問題でも仲井真県知事は、部下である大城教育長や狩俣課長の明らかに沖教組の影響を受けた政治的言動に対し、我関せずの態度を貫いてきた。 石垣市では、1人奮戦する玉津市教育長を与党である石垣市議が強力に支援したが、県レベルでは県議会の与党である自民党県議は、同じく「教育の政治的中立」を盾に、玉津氏を支援するどころか足を引っ張る発言をする有様であった。

だが教育が、国家の基本的かつ最重要の政治課題であることは論を待たない。

筆者は今回の教科書騒動の間、首長が教育に無関心を装うことこそおかしいと述べてきた。

選挙で有権者の支持をうけた首長が教職員組合や労働団体に迎合して教育に対する意思表明を遠慮するとしたら、この首長は当初から重要政治課題である教育を、無責任にも、放棄したことになる。

従って中山石垣市長が教育改革に意欲を見せる玉津氏を、三顧の礼を尽くして教育長に抜擢したことは、市長の政治に対する強烈な意思の表れと見ることが出来る。

勿論、玉津教育長の登場は石垣市民の民意の現れである。

これは、石垣市民が支持した大浜前市長が、沖教組寄りの歴代教育長を任命したことと同じ民意の表れである。

中山石垣市長は、長年ペンギン市長の意を汲んで沖教祖の言い成りになることを職務としていた歴代市教育長に代わって、玉津教育長という代理人を通じて閉塞した八重山地区の教育界に大きな風穴を開けることに一応の成功を果たしたことになる。

             ☆

「反育鵬社派」が繰り返す「教員による一社絞込み」について、県教委は文科省の通達をうけ、県下の各教育委に対し、「是正通知」を出しておきながら、県教委自身が「是正通知」の意味をよく把握していなかった。

つまり県教育委員会が平成17年に1社に絞り込む形での採択をしないよう求める通知を出していながら、この通知の意味をよく把握せず、今回の採択から不適切な採択方法を改善しようとした八重山採択地区協議会に対し、「混乱している」として採択延期を求める不当な「介入」をしていたのだ。

この部分は県教委が文科省の通達をそのまま各地区の教委に通知しておきながら、不勉強と不作為のため通達とは逆の指導をし、八重山採択地区協会の適法な選定にいちゃもんをつけたことを示す重要部分であるため、昨年の8月にエントリリーした記事を再度掲載する。

特に、「8・23協議会」の前日22日付け産経記事は、県教委の違法行為を示す重要な証拠である。

           ☆

≪南の島で16年の長期にわたり、極左政権をしいたペンギン市長の遺した異物が腐敗し臭気を放ってきた。

いち早くその異臭に気がついた玉津教育長は腐敗物の除去という教育改革に取り掛かった。

その手始めが、今回の教科書採択に関する沖教組の違法な採択法である。

だが腐敗が続くと腐臭に麻痺して腐敗に気がつく人は少ない。 

「腐敗臭 みんなで腐れば臭くない」とでも言おうか。

 八重山地区の教科書採択を正常化しようとする玉津教育長の試みは、沖教組と沖縄2紙の異常な報道により、連日の激しいバッシングを受けた。

さらに沖縄2紙の恫喝に怯えた県教育委が、石垣市にわざわざ乗り込んで異例の「指導」をしようとした。

が、玉津会長の改革こそが腐敗を除去する正常化の改革であるため、大義を失った県教育委は、玉津会長に拒否され会議を傍聴するだけで追い返された。

県教育委は何の自主判断もなく沖縄2紙に従ったため、面目を潰され世間の物笑いとなった。

だが、本来8月4日に決まる予定の教科書選定を、23日まで延期させた事実は、誰が見ても明らかに県の不当介入である。

沖縄紙は県の不当介入が国会で追及されている事実を一切報道しない。

さらに県の狩俣課長は八重山地区で行われていた教員の「順位付け」で独断的に教科書選定していた事実を違法と認識していなかったというから言葉を失う。

職務怠慢ともいえる県の態度には驚かされるが、産経新聞が、県教育委員会が平成17年に1社に絞り込む形での採択をしないよう求める通知を出していたことを追求すると、「初めに採択する教科書を決めておいて、1つだけを答申したら問題だ」と説明を一転させたというから何をかいわんやである。

県教育委は、おっとり刀で石垣市に駆けつけ、「違法な指導」をしようとし拒否され大恥を晒したが、担当課長が違法の事実さえ把握していなかったとは、とんだ恥の上塗りをしてくれたものである。

これではまるで、ヤクザを取り締まるべき警察がヤクザの先棒を担いで、ヤクザに立ち向かおうとする人々に圧力をかけるに等しいではないか。

こんな恥さらしは前代未聞だある。

これも沖縄紙が大騒ぎしてくれたおかげでペンギン市長が残した腐敗物が炙り出された想定外の成果といえる。

沖教組、教育委、沖縄メディアがグルになってこれまで独占してきた違法な教科書採択法。

これが白日の下に晒されたことは今解の教科書騒動の大きな成果ということが出来る。

沖縄2紙が騒げば騒ぐほどボロが出る、というのが沖縄左翼の現状である。

■県教委の失態を示す重要記事

産経新聞 2011.8.22 21:37
沖縄県教委、自らの通知把握せず 「1社絞り込み是正を」 八重山の教科書採択
 来春から使う中学校教科書の採択をめぐり、沖縄県の八重山採択地区協議会が、採択権限のない現場の教員らが1社に絞り込んだ答申を基に教科書を採択していた問題で、県教育委員会が平成17年に1社に絞り込む形での採択をしないよう求める通知を出していたことが22日、分かった。ところが県教委はこの通知を把握せず、今回の採択から不適切な採択方法を改善しようとした同協議会に対し、「混乱している」として採択延期を求める「介入」をしており、矛盾した対応は批判を招きそうだ。

 県教委が17年3月に県教育庁義務教育課長名で、各採択地区協議会と各市町村教委あてに出した通知は、「地区採択協議会における調査会などで、いわゆる『1種絞り込み』を是正すること」と求めていた。

 八重山採択地区協議会は通知から4カ月後の同年7月の中学校教科書採択と、昨年の小学校教科書採択で、教員ら調査員が「採択教科書」として1社に絞り込んだ答申書を作成、その通りに教科書を採択していた。

 県教育庁義務教育課の狩俣智課長は、今月19日に産経新聞が同協議会の1社絞り込みによる採択方式について、是非を尋ねたところ、「決め方について国も県も定めておらず、その地区の協議会が了とすれば、それも一つの決め方だ」とし、通知と矛盾する認識を示していた。

 しかし、22日に通知の存在を指摘すると、狩俣課長は担当課長としてこの通知を把握していなかったことを認めた上で、「こまごまとしたところまで把握することはできない。担当が把握していると思う」と釈明。「初めに採択する教科書を決めておいて、1つだけを答申したら問題だ」と説明を一転させた
             

             ☆

玉津会長は騒動の当初から、従来の教科書採択法を改革するとは言ったが、特定の教科書を採択するという予見はただの一度も発言していない。

どの教科書が採択されるかは今の段階では、筆者にも不明だが、問題は、どの教科書が採択されるかを通り越して、民主主義とは何であるかという教育の根幹に関わる問題にまで発展している。

県教育委の狩俣課長は、沖縄メディアのデタラメ記事が正しいと信じ込んで、違法行為を是正しようとする玉津会長ら八重山協議会に不当な圧力を加えた。

少なくとも4日に決定予定の教科書採択を23日まで延期させた罪は大きい。

無能な公務員は「不作為」という過ちをしばしば犯す。 

だが狩俣課長は不作為どころか、違法行為を護持しようとする勢力に加担し、これを是正しようとする玉津会長らに不当な圧力を加えた。

「不作為」ならともかく公務員が違法行為に加担することは、紛れもなく犯罪である。

狩俣課長をはじめ、八重山地区協議会の教育改革に圧力を加えた県教育委の担当者らは、当然相応の処分を受けてしかるべきと考える。

県民に重要情報を与えず、デタラメ記事を垂れ流して、県民を惑わした沖縄タイムスなど沖縄メディアの罪が限りなく大きいことは言うまでもない。

「子供たちの視線」云々を叫ぶ沖教組や沖縄メディアが、協議会委員の投票という極めて民主的な手法で選定した教科書に「座り込み」などで反旗を翻すとなると、子供たちに「自分の気に入らないものは暴力ででも反対してよい」と教師自らが示すことになる。

こんな皮肉が通用するのも「ペンギン王国」の遺産なのだろう。

無理が通れば道理引っ込むとは、県教委の不当介入のことである≫

 

 

【おまけ】

■八重山毎日 2012年1月7日

「竹富町の適切な対応を」
中学校公民教科書問題
会見で中川文科相
 八重山地区の中学公民教科書問題で中川文科相は6日の記者会見で
「竹富町が規定に基づき多数決で決めた方針に従わないであれば、
責任をとっていただくということになると思う。適切に対応してい
ただきたい」と述べた。
 会見で中川文科相は「竹富町教育委員会が無償措置法の規定によ
る協議の結果と異なる採択をするということであれば、当該教科書
(東京書籍)については無償措置法により、国が無償給付をするこ
とができない」と従来通りの見解を示し、「子どもたちに具体的に
支障が出ないような措置を竹富町で考えていただきたい」と町の対
応を求めた。
 中川文科相の発言を受け、同日午後、慶田盛安三竹富町教育長は
本紙の取材に「なぜ、無償措置法で竹富町だけを有償とするのか。
憲法で定められている義務教育の無償を守ってほしいと思っており
この点で疑問を感じている。県教委と話し合いをしながら対応した
い」とコメントした。
 

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コメント (5)

中国の腐敗はニュースになるの?

2012-01-07 07:45:39 | 未分類

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犬が人を咬んでもニュースにならないが、人が犬を咬むとニュースになるという。

ならば、中国で汚職が蔓延してもニュースにはならないと思うのだが・・・。

中国の腐敗はニュースになるの?NHKさん。

 中国 公務員など14万人超処分
NHK 1月7日 1時21分  
中国共産党は、去年1年間で14万人を超える公務員や党の幹部を規律違反で処分したと発表し、経済発展の影で官僚の腐敗が深刻化していることを改めて示しています

公務員の汚職などを監督する中国共産党中央規律検査委員会の発表によりますと、規律に違反したとして処分された公務員や党の幹部は、去年1年間だけで14万2000人余りに上りました。処分された人数が14万人台となったのは2年連続で、経済発展の影で官僚の腐敗が深刻化していることを改めて示しています。違反の内容別の処分人数は明らかにされていませんが、商取引を巡る収賄が際立って多く、土地や資源の開発を巡る汚職もかなりの数に上るということです。記者会見した中央規律検査委員会の幹部は、腐敗の背景として、取締りのための法律と体制の不備や幹部の資質の問題を挙げたうえで、「短期間で腐敗を根絶させるのは難しい」と述べました。中国では、共産党から独立した司法機関がないなど、外部からの監督機能が働かないため、大きな職務権限を持つ官僚が不正に手を染めやすく、国民の不満が広がっています。

         ☆

昨年起きた中国の「パクリ新幹線事故」は、腐敗の積み重ねの結果だと書いたが、その時も中国の腐敗については、以前に書いたブログを引用し次のように書いた。

 いまさら腐敗を認めるなんて、笑わせてくれるぜ。

中国共産党90周年式典で腐敗など社会の問題認める (07/01 14:56)

これってブラックジョークの一種? だって中国の存在そのものが腐敗ではないか。

腐敗を撲滅するには、中国そのものを撲滅せねばならならぬだろう。》

               ☆

中国が一党独裁を維持したまま腐敗を根絶させるなんて、ブラックジョークに過ぎない。 

>共産党から独立した司法機関がないなど、外部からの監督機能が働かないため、大きな職務権限を持つ官僚が不正に手を染めやすく

人治国家の中国がいくら法治国家を気取って腐敗役人を処分しても、所詮はトカゲの尻尾きりに過ぎず、人治国家中国の本体そののものを解体させなければ、中国の腐敗は根絶できない。 

そもそも最高権力者だった江沢民一族や、小平一族の腐敗は一体誰が追及できるのか。

ついでだから中国の腐敗の結晶といわれた「パクリ新幹線事故」についての当時のエントリーを抜書きしておく。

 ≪パクリ新幹線を予定より前倒しで6月30日に開業させたのは、7月1日の」中国共産党90周年式典に」間に合わせ、世界に中国の威信を示すためであった。

ところが、皮肉なことにその式典で、改めて中国社会に腐敗が存在するのを認め、腐敗の撲滅を宣言せざるを得ぬほど中国社会は腐敗しきっていた。

(中略)

果たせるかな事故翌日の夜、中国当局は、中国東部の大半を管理している上海鉄道局の局長、副局長、共産党書記を解任したと発表した。

具体的な解任の理由は明らかでないが、事故について聴取されるとしているという。

開業前の2月には、高速鉄道を推進していた劉志軍鉄道相が汚職捜査の対象になって解任されている。

汚職まみれの鉄道相の下で推進してきたパクリ新幹線に手抜きがなかったと断言できる人が果たしているだろうか。

中国政府当局も証拠隠滅に必死である。≫

           ☆

漢字や仏教を筆頭に中国の真似をした近代までの日本ではあるが、宦官制度と科挙制度だけは導入しなかった。

わが国のの先人には取捨選択の知恵があったといえばそれまでだが、宦官はともかく科挙制度は身分出自を問わず科挙試験を通ったものは国の高級官僚になれるという点では明治期の文官試験や現在の公務員一種試験等に通じるものがあった。

だが、科挙には試験内容の問題の他に、一旦官僚になれば一族が末代まで食えるという中国本来の汚職体質がセットになり、皮肉にもわが国が近代国家を目指して高等文官試験を実施した明治期に、中国は(清朝)は科挙制度を廃止している。

わが国は中国が科挙制度を廃止したほぼ同じ時期に科挙と類似した高等文官試験制度を導入したが、士農工商の身分制度を配し、努力するものは報われるという近代思想に基づいていた。

そしてその精神は脈々と現在の公務員制度に受け継がれ、選抜された優秀な公務員がわが国発展の重責を担ったことは紛れもない事実である。

中国と違って、わが国は正直で勤勉な国民性と明治期以来の議会制立憲君主制により、法治国家を全うしたため、現在の中国のような腐敗国家とは比べ物にならない世界にも類を見ない腐敗の少ない国家となった。

ただ、明治期以来の公務員制度も一世紀以上経つと制度疲労が生じ、政治を差し置いて高級官僚が政治を動かすという弊害が生じ、政治家主導による「公務員制度改革」が叫ばれて久しい。

公務員改革を掲げた民主党政権も見掛け倒しで終わりつつあるが、橋下大阪市長率いる大阪維新の会が大阪という一地方ながら公務員改革に真正面から取り組んでおり、その勢いは燎原の火のごとく中央へそして全国へと飛び火する勢いである。

おっと、脱線が過ぎたが橋下徹大阪市長について論じると、脱線も止まる所を知らず・・・・で、本日のテーマは一体何の話だったか?

そうそう、中国の腐敗だった。(笑)

収拾が付かなくなるのでこの辺で終止符にしたい。

 

【おまけ】

■八重山毎日新聞 2012年1月6日

教科書訴訟の期日決定
那覇地裁で2月8日
 八重山地区の公民教科書問題で、石垣市内の児童生徒の保護者2人
が2011年9月8日の全教育委員協議の有効性の確認を求めて石垣市
教育委員会(玉津博克教育長)を相手に起こした行政訴訟は5日まで
に、公判期日が那覇地裁で2月8日午前11時と決まった。9・8協議
の有効性をめぐる議論は、法廷の場で決着する見通しとなった。同
協議が、無償措置法13条4項の「協議」に当たるかどうかが争点と
なる。

記者席
今年初の朗報
△…石垣市長室を訪れ、中山義隆市長と面談した広島カープの嶋重
  宣選手は「全国ニュースにもなりましたよ」と仲嶺忠氏ら市議2 
  人の「尖閣上陸」に言及した。親交のある仲嶺氏との電話での
  やりとりで「おれだよ」と告げられとことを報告しながら「ま
  さか、本当とは思わなかった」。身近かな人の動向を全ニュー
  スで知ったことに驚きの様子だった。


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コメント

治外法権化する沖縄!「警察を呼べ!」ケビン・メア氏

2012-01-06 08:53:23 | 八重山教科書採択問題

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【動画】QABテレビ  2012年1月5日 18時30分
環境影響評価書 不備発覚 受理めぐり混乱

環境影響評価書 不備発覚 受理めぐり混乱辺野古の基地建設を巡る環境影響評価の提出で、年末年始、混乱がありました。防衛局は5日に不足していた8部を提出しましたが、欠落部分が見つかったため、県は飛行場部分の5日中の受理はできないと発表しました。

手続きを整理しますと、年末に提出された16部は2つの手続きに対するものでした。ひとつは環境アセスに基づく埋め立てに関するものです。県条例による飛行場建設埋め立て部分4部は5日受理されました。

5日は20部必要なものが8部足りないということで防衛省から提出がありましたが、不備が見つかったため受理できないという判断になったということです。

沖縄防衛局から提出された評価書8部は5日昼前、県の環境政策課に運び込まれ、早速、形式的な審査を始めました。しかし、夕方になって、評価書の中に数十ページにわたる欠落部分が見つかったため、書類は受理できないと発表しました。

欠落していたのは、方法書段階での住民意見知事意見とそれに対する見解で、県では5日中に防衛局に対して補正を求めることにしています。

また、県が一旦受理した埋め立て部分についても同様に欠落していたことがわかりました。しかし土木建築部では、このまま補正を求めることにしていて対応が分かれています。

県では評価書が補正されるまでは知事意見提出までの期間を確定できないとしています。

                ☆

>住民意見知事意見

知事の意見はともかく、県庁を占拠した暴徒の意見を「住民意見」とは、一体誰が認めたのか。(怒)

書類に不備が有れば粛々と修正手続きをすれば済むことで、これを「住民」と自称する暴徒に一々伺いを立てるのもおかしなもの。

上記画像には削除されているが、暴徒の群れやマスコミに包囲された県知事が「行政手続きの一環だから修正して受理する」と発言したあと、「評価書の搬入方法は「不可解だ」などとマスコミや暴徒にゴマをする姿こそ異様である。

評価書の未明搬入、知事「不可解だ」

知事は県庁内を占拠した暴徒の乱暴狼藉を異様とは思わないのか。

暴徒が公務の執行を公然と妨害したことを異様に思わないのか。

異臭に慣れ親しむと臭覚が麻痺し、異臭を異臭とは感じなくなる。

県知事は異常なマスコミと暴徒が県庁内を蹂躙することを正常とでも思っているのか。

暴徒の公務妨害についての読者の○○○さんの電凸コメント。

県庁の環境政策課に電凸してみた所、県議にもプロ市民にも立ち会う権限などないどころか県議が誰かは把握しているが、プロ市民はどこの馬の骨なのかも知らんそうです。
セキュリティはどうなってるのか?
このコメ欄で革マルの旗も見た覚えがあるという書き込みも見ました。
だとすると最悪時限式発火装置、良くて盗聴器程度仕掛けられてもおかしくない事態だと思うのですが・・・
県民の皆様は徹底的に県庁を問い詰め、何故警察を呼ばなかったのか、地元議員にも抗議の声を上げさせるべきではないかと思います。

プロ市民が県庁を占拠し、職員や知事までもが彼らの乱暴狼藉を黙認しているが、地元の発狂新聞は、彼らの暴状を黙認するのみならず、「評価書搬入事件」では被害側の防衛局を、「姑息」「卑怯」「騙まし討ち」などと連日思いつく限りの罵声を浴びせている。

発狂新聞のキチ外報道には慣れっこになっているが、「沖縄」を腫れ物扱いする本土各紙が、プロ市民の暴挙には目を閉ざして、発狂新聞に迎合するように被害者側の防衛局を集団バッシングする姿こそ異様である。

「 一犬虚に吠え万犬これに和す」

これを地でいくようなもの。

日本のマスコミは沖縄を「全体主義」どころか「治外法権」の島だと思っているのか・・・

と思っていたら産経新聞が新聞の矜持を示してくれた。

日本のマスコミにも異常と正常の区別が出来る記者がいると知って一安心である。

それがこれ。

沖縄は反戦平和の解放区か

安藤慶太

2012/01/03 13:07更新

 今回はまず米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書を沖縄防衛局が沖縄県に届けた問題について取り上げたい。昨年12月28日のことだ。沖縄県庁を防衛局の担当者が訪れ、辺野古移設に向けた環境影響評価書を提出したのだが、その搬入方法が段ボールで搬入したこと、またそれが未明の出来事だった点が盛んに問題にされたのだった。

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記事本文の続き 

■そもそもの問題は

 未明の搬入劇に「暗闇の奇襲」「常軌を逸した行動だ」「奇異だ」「正々堂々としていない」「卑劣」「姑息」などと書面を届けた沖縄防衛局は散々に叩かれている。

 メディアのそうした取り上げぶりを見て「防衛省がまた馬鹿なことをやったのか」「何も明け方に届けなくてもいいのに」と思う人もいるかもしれない。

 だが私には非難されるほどの非が防衛局にあったとは思えないのである。

 それは、そもそも県庁に陣取り、実力行使で搬入を阻止を企てる反対派がいたからである。非難する人々はこういう人たちに目を向けず、全く咎めないのである。そちらの妨害は全く問題にされず、防衛局の行動だけが悪者に仕立て上げられているのだ。

■はじめに妨害ありき

 米軍基地問題をめぐってのそもそも論をいえば、鳩山由紀夫元首相の脳天気な発言の数々、防衛局長の「これから犯す」発言など、政府与党の対応に大いに問題があったことは確かである。この欄でも鳩山発言は散々叩いたこともある。

 だが、それはあくまで沖縄への米軍基地の駐留存続を前提にした批判であって「米軍は沖縄から出て行け!」といった主張に与した批判ではない。

 《本来、政府職員が持参して提出すべきものを配送業者に委ね、これが失敗すると、通常の業務時間外の未明(午前4時過ぎ)に県庁守衛室に運び込む……。(中略)

 反対派住民の抗議行動による混乱を避けたい、というのが政府の言い分である。仲井真弘多知事は評価書提出は行政手続きであるとして認める意向を表明していた。しかし、そのやり方はとても正常とは言い難く、拙劣に過ぎる。普天間問題の解決を目指す政府の誠実さ、真剣さを問う声が上がるのは当然だろう》(毎日新聞社説より)

 私だってこういうやり方が正常だとは思わない。しかしなぜ、この社説は反対派の妨害については全く目を向けないのだろう。防衛局ばかりをなぜ批判対象としてフレームアップするのだろう。フェアな見方ではないと私は思う。

 《那覇市中心部の県庁前には、午前7時すぎから続々と市民が集まり、赤色の紙に黒字で「怒」と書かれたカードを掲げた。評価書の到着を阻止しようと正面玄関や通用口にまで陣取り、荷物が搬入されるたびに運送業者を取り囲み、中身を確認しようともみ合いになる一幕も…》

 荷物が搬入されるたびに運送業者を取り囲み、もみ合いになる一幕も、とある。阻止活動なるものが、相当激しく行われていたようだ。

■県庁にも同調圧力

 気がかりなのは沖縄県庁の庁舎管理である。テレビ映像を見ていると、押しかけた反対派は、やりたい放題である。事実上、県は彼らを庁舎内で十分に制止できていない。県庁がまるでプロ市民の解放区のようになっていて、そのすさまじい同調圧力には、県も手をつけられない印象をもった。

 県知事まで反対派に取り囲まれ、運ばれた書類を受理するのか、否かと野次られながら詰め寄られていた。言質を取ろうと回答を何度も何度も迫り、そこにマスコミも群がっている。ステレオタイプの情報が発信される背景にはこうした事情も関係あるようだ。。

■これは「いじめ」である

 先の社説は政府が未明に提出した点を捉まえて「拙劣に過ぎる」と批判していた。「政府の誠実さ、真剣さが問われる」ともしていた。ならば政府はどう提出すれば彼らは納得したのだろうか。

 恐らく、どんなやり方をしても所詮は同じことだったに違いない。

 例えば、政務三役が出向いて提出すれば彼らは納得したのか。そんなはずはない。正面から来れば「悪びれもせず…」と取り囲んでとっちめられ、無言ならば「説明責任を果たしていない」と食ってかかるに違いない。で、出し抜けば今度は「だまし討ちだ!」である。郵送にすれば「誠意がない」といえるし、提出できずに帰れば「逃げて帰った」というだろう。しゃべってもしゃべらなくても、食ってかかって突き上げることに変わりはない。どうにだって批判は可能なのだ。

■八重山報道との共通点

 いずれにせよ、沖縄の言論空間の歪さをあらためて感じた光景だった。昨年、このコーナーでも散々書いた、八重山の教科書採択をめぐる問題における報道ぶりと全く同じ話だ。

 批判を浴びせている人たちは、石垣市と与那国町が育鵬社を採択したのが気に入らないのである。そこで徹頭徹尾、ケチを付け、バッシングを浴びせ貶めつぶしていく。基地報道と全く同じである。

 紙面は連日、あたかも育鵬社を採択すれば明日にでも戦争が起こるかのような展開だった。読者は育鵬社に対する偏見を持ち、石垣市と与那国町のやり方が如何に民主主義のルールを逸脱しているかと思うに違いない。

 竹富町がいかに子供達のことを思っているか。石垣市と与那国町がそれに反して酷いことをしているか。こうした点を記事を通じて連日強調していく。これでもかこれでもかと紙面による糾弾が続く。読者はいずれ間違いなく公正な判断などできなくなっていくに違いない。

■全てはあべこべ

 しかし、事実は全くあべこべだったのだ。法律を破っているのは竹富町だったのである。民主主義を盾に取り、石垣市と与那国町を攻め続けていた連中のやっていることこそが実は民主主義を蹂躙していたという話だ。

 日本政府も明確に竹富町の違法を指摘した。このまま行けば、竹富町の生徒は教科書を無償で受け取ることはできない。報道は大変なミスリードだったのである。つくづくこういうメディアしか存在しない沖縄の言論状況を気の毒に思う。

■竹富町予算に注目

 年が明け、竹富町はどのように今の事態を収拾するつもりなのだろう。とりわけ教科書の予算を町で負担するか否か。ここに私は注目している。

 「子供達に育鵬社の教科書は、指一本ふれさせない」と竹富町教委幹部は口走ったそうである。普通、国の検定に合格した教科書について自治体幹部がここまで口を極めて批判するなど、あり得ない。この一事だけでも信じられない思いだが、竹富町は再三の指導にもかかわらず、採択を変えるつもりがないことをあらためて年末に確認したそうである。

■竹富町に与えられた選択肢

 これは違法を改める気がないということである。竹富町が現状の判断を押し通す限り、国の無償措置の対象とはならないことは聞いているはずで、ならばその責任は自分たちで一切負うべきである。

 竹富町が取りうる選択は大きく分けて次の4つが考えられる。

 (1)自分たちの町の予算で教科書を買う。

 (2)教育委員のポケットマネーで買う。

 (3)「町が負担する話ではない」と何も対策を取らず子供達(実質は町民)に買わせる。

 (4)今一度、町の採択をやり直し、法律に従った採択を行う。

 考え直すなら法律に基づく判断をすれば無償措置の対象になることはいうまでもない。

 ■町予算での購入は違法支出でしょ

 だが、仮に町で予算化するといってもいろいろと面倒な論点がある。本来そう簡単な話ではないのである。例えば町当局が教科書の費用を予算に計上したとする。それを町議会は唯々諾々と認めるつもりだろうか。あるいは住民はこういう支出を認めるつもりなのだろうか。町で予算化して教科書を買うというやり方は、常識に照らせば、違法な支出だとなるだろう。

 そもそもこういう事態を招いた責任の大半は、どこにあるか。

 それは一部の町教委の幹部の言動にある。

 逆上せあがって、育鵬社教科書に対する偏見に満ちた不必要な発言と行動を繰り返し、法を犯して、なおかつそのことを頑として認めない。結局、町として引っ込みがつかなくなってしまったのはひとえにこの幹部の不見識に大半の原因があると私は思う。

 ならば、町が法を犯した責任は一義的に当該幹部が負うべき話ではないか。それをなぜ、町が予算を付けて公金で代償を背負わなけれなならないのか。

 「自分たちの判断は間違っていたとは思わないが、国は私たちを違法だと決めつけている。私たちは納得していないけれども、このまま、町で何の予算も確保しなければ、子供達が自費で購入するという事態が生まれる。それは回避しなければならない」

 オーソドックスに考えれば、せめてこう言って予算を通すようお願いするのが順当であろう。町の予算は当該幹部の私物ではないのである。だが、当該幹部が何も責任もとらず、あるいは「自分は何も悪くない」と非を認めぬまま、予算を通すことが許されるだろうか。問題はここにある。普通の感覚では到底通らない話だ。

 町当局を監視する立場にある町議会がきちんと予算の是非を質すべきであって、町議会の存在意義と真価が問われる事態である。竹富町がどのような判断をするのか。それをしっかり見守らねばならない。(安藤慶太社会部編集委員)

              ☆

【おまけ】

八重山教科書問題では沈黙を守っていた左翼活動家、もとい、「沖縄版言論封殺魔」の目取真俊氏が暴徒の片割れとして県庁に乱入し、暴挙の証拠写真を多数撮っているので、リンクしておく。

1月4日の沖縄県庁での抗議行動

一方、「ゆすりたかり発言」で一躍有名人になったケビン・メア全米国務省日本部長が、評価書問題について「なぜ誰も警察を呼ばないか」とご立腹の様子。

Theリーダー インタビュー、元米国務省日本部長 ケビン・メア氏(産経新聞) - goo ニュース

2012年1月5日(木)08:00

Theリーダー インタビュー、元米国務省日本部長 ケビン・メア氏
(産経新聞)

 ■「選挙のために政策考えるのは間違い」

 ケビン・メア米国務省日本部長のインタビューでの発言は以下の通り。

 --民主党の鳩山政権をどう見ていたか

 「日米の安全保障体制での対応を含め、いろいろなことで問題を起こした。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題は特にそうだが、鳩山氏は(米中との関係を等距離にするという)『日米中正三角形』の話を出した。日米安全保障体制の基盤をあまり理解していないと感じた。普天間移設では『計画を見直さなければならない』といい出し、とても困った」

 --米政府はいらだっていたか

 「鳩山氏が政府としての行動を理解するために少し時間がかかるというのはわかっていた。いらだったというわけではない。しかし、民主党が社民党と連携しており参院選があるから、2010年6月まで何も決断できないという話があり、それにはいらだっていた。選挙があるから決断できないというのは日本政府がよくいうことだからだ。しかし、民主国家である以上、選挙がなくなることはない。それではいつになっても決断できない」

 --菅政権への評価は

 「東日本大震災で責任をとらないだけでなく、きちんと対応しなかった。(停止させた)原発が再稼働できるかどうか議論になったときも、菅直人首相は電力会社に罰を与えたいということを思い描き、電力がないと国民が困るということを理解していなかったかもしれない。電力は経済の血液であり、エネルギーは戦略的問題だ」

 --米国と比較し、日本の政治のリーダーシップの何が問題か

 「米国にもリーダーシップの問題はある。大統領選が始まっているが、国のためでなく、自分の党に何が有利に働くかしか考えない傾向がある。しかし、日本の一番弱い点は、リーダーがあまり責任を取りたくない、決断できないということだろう。最近では、普天間移設問題で、環境影響評価書を沖縄県庁に届けるのに、わずかな人が反対した。反対したのは200人と報道されたが、なぜ200人だけが国の安全保障を妨害できるのか。なぜだれも警察を呼ばないのか。それは、政治家や官僚が、みな同意できるように交渉したい、コンセンサスを作りたいと考えているからだ。でも利害衝突がある以上コンセンサスをつくるのは不可能だ。決断しようとしたら衝突を避けることはできない。重要な問題であれば必ずだれかが反対する。反対されるから決断できないと考えるのが今の政治の弱点だ」

 --野田政権はどうか

 「かなり楽観的だ。民主党の現実派が浮上したと思う。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉でも決断し、次期主力戦闘機(FX)選定や、武器輸出三原則もある程度見直すことも決めた。問題は党がまとまっていないなかで、消費税増税など直視しなければならないいくつかの課題に集中し、指導力を発揮できるかどうかだ」

 --今後何を期待するか

 「選挙のためにどういう政策をとるかと考えると、間違いだと思う。選挙だけでなく、日本のいろんな問題を解決するのに何をすべきかに集中すべきだ。国民にそれを見えるようにすれば、支持率は上がる」(岩田智雄)

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名護市長の二枚舌!「交付金不要」⇒「不交付は神経逆撫で」 

2012-01-05 06:48:58 | 普天間移設

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【動画】QABテレビ 2012年1月4日 17時50分
環境アセス 「評価書」県が一部受理へ

沖縄防衛局が年末の未明に県庁に運び込んだ環境影響評価書入りの段ボール箱が、仕事始めの1月4日、県職員によって開封されました。

評価書の埋め立て部分について、県は受理する方針です。段ボール箱は、県議会議員や市民団体の代表立ち会いのもと、4日の午前11時過ぎに開けられ、職員が箱の中身を確認しました。

評価書は、埋め立て部分と飛行場部分に分かれていますが、飛行場部分について、県条例で必要とされている20部には不足しているため、市民団体のメンバーらは、「全部が揃うまでは受理できないはずだ」と訴えていました。

しかし県は、午後5時半すぎ、市民団体に対して、「環境省の法解釈も踏まえたうえで、埋め立て部分に関しては法律の要件を満たしている」として、搬入された12月28日に遡って受理する方針を伝えました。

                 ☆

県が公務を執行しようとする現場に、一部のプロ市民があたかも県民の代表のような面で立ち会ったり職員の仕事に指図するのは、どう見ても普通ではない。

大体、自分達で暴力的に評価書搬入の妨害をしておきながら「全部が揃うまでは受理できないはずだ」とは、まるでヤクザの言いがかりではないか。

いやいや、最近のヤクザは時と場所を考えるので、テレビカメラの前であのような傲慢な態度はとらない。

それに県の職員も職員だ。 

動画で見る限り県職員とプロ市民は馴れ合いになっているようにも見える。

組合員の県職員とプロ市民が馴れ合いで職務を妨害しているとしたら、県庁はもはや「極悪複合体」に組織の中枢部を乗っ取られたと言われとても仕方がない。 県職員がプロ市民と馴れ合うようでは県民への大きな裏切りである。

県職員が政治活動に走るようであれば、橋下大阪市長の断固たる処分に見習うべきだ。

橋下市長、労組幹部の謝罪受ける写真に注目

大阪市交通局の職員が勤務時間中に組合活動をしていた問題で、大阪市の橋下徹市長は4日、市労働組合連合会(市労連)の中村義男執行委員長と面会した。中村執行委員長は問題の経緯を認めたうえで、「当然あってはならんことで、組合としても処分した」と謝罪した。

            ☆

これまで筆者は、沖縄タイムス、琉球新報などの沖縄メディアに対して何度も「恥を知れ!」と罵声を投げつけてきた。

その沖縄メディアに絶大な支援をされた稲嶺進名護市長は、元々恥という概念を知らないことが判明した。

稲嶺市長は、伊波前宜野湾市長が知事選で敗退して以来、伊波氏に取って代わり、すっかり「反米基地のヒーロー」の座を独り占めした。

何かと言うと政府高官が名護詣でを繰り返し、そのたびに稲嶺市長は傲慢不遜な態度で対応し、政府方針の「辺野古移設」には頑なに反対意見を述べていた。

その度に稲嶺市長の口を突き出した独特の顔がメディアのトップを大々的に飾った。

昨年の2月には、米軍再編交付金が「飴とムチ」と言われる中で、名護市は財政が健全だから米軍再編交付金など不要だと豪語していた。

ところがである。

要らないと豪語していた「飴」の供給を止めると言われた瞬間、稲嶺市長は何と言ったか。

あまりにもひどい。こんなことをやれば市民、県民の感情を逆なですることになる」と言ったのだ。恥もなく。

稲嶺市長の「反米軍基地論」が、ゆすりたかりの方便であったことが判明した瞬間だ。(爆)

そういえば「メア発言」で沖縄メディアが集団発狂したときも、稲嶺市長は一際大きな「狂声」を張り上げていた。

人は痛い所を突かれると己を失うものらしい。


2010年12月25日(土)「しんぶん赤旗」

防衛省
名護市に交付金停止
「沖縄の感情逆なで」 稲嶺市長が批判

 防衛省は24日、沖縄・米軍普天間基地の「移設」先として計画している名護市に対し、米軍再編交付金の交付を停止することを通告しました。同市が、「移設」先となる辺野古への新基地建設に反対していることが理由です。

 政府は2008年度までに約18億円の米軍再編交付金を名護市に交付しています。今回、交付が停止されるのは2009年度繰り越し分と10年度分の約16億8000万円。

 今年1月の選挙で誕生した稲嶺市政は、5月の日米合意で確認された辺野古での新基地建設に反対の姿勢を貫いています。9月の市議選でも基地反対派が勝利しました。

 24日の記者会見で北沢俊美防衛相は、「新しい市長が普天間移設に反対を表明したから交付しない方向で調整中だ」と述べました。基地反対に懲罰的な施策をとることで、菅政権はあくまでも新基地建設を進める意思を示した形です。

 名護市は再編交付金を財源に、小中学校グラウンドや市道の整備などのため、09年度約6億円、10年度約9億9000万円を計上しています。市の担当者は、「市民生活に密着した分野で事業が始まっているものが多いだけに影響は大きい」と話しました。

 同日、記者会見した稲嶺進市長は、前市政からの継続事業に限っての交付申請だったにもかかわらず拒絶された事実をあげ、「あまりにもひどい。こんなことをやれば市民、県民の感情を逆なですることになる」批判しました。

 同日に閣議決定された11年度予算案では、名護市への再編交付金は盛り込まれました。しかし、再び交付が停止されることが予想されます。

                ☆

恥知らずの稲嶺名護市長が「交付金はいらない」と豪語していた証拠がこれ。

 名護市長「再編交付金なくても大丈夫」 良好な財政状況アピール
2011年2月8日      
稲嶺進名護市長からのメッセージを掲載した名護市の広報誌「市民の広場」2月号
 【名護】
沖縄防衛局が名護市への米軍再編交付金の支給を停止したことに関連して、稲嶺進名護市長は広報誌「市民の広場」2月号で、「再編交付金がなくても市は大丈夫」とのメッセージを掲載した。記事では、同交付金を活用する予定だった事業を別財源に組み替えていることや、市の財政状況が良好であることなどをアピールしている。
 市によると、交付金の停止によって「市の財政は大丈夫か」「事業が実施できなくなるのでは」といった不安が市民から多数寄せられているため、今回の記事を掲載した。
 久志小中学校の小中一貫教育校整備事業など再編交付金を活用する予定だった4事業を別財源に組み替えたことや、2010年度に約14億1千万円を基金として積み立てたことを説明した上で、「市では財政健全化に取り組み、現在の財政状況は極めて良好」と説明する。
 実際に市の単年度の黒字額を示す「実質単年度収支」は、05年の約1億9800万円から09年には約5億4860万円に上昇。借金の程度の基準となる「実質公債費比率」も同期間に15・3%から11・8%へと低下している。市の貯金となる「積立金」は05年の約15億9450万円から11年1月現在で52億6970万円まで増えている。
 稲嶺市長は「県内で再編交付金の交付対象市町村は4市町村のみ。交付されないから事業ができなくなるとか、市財政が破綻する心配はまったくない」と説明している。

              ☆

「再編交付金がなくても市は大丈夫」

交付中止と知るや、「あまりにもひどい。こんなことをやれば市民、県民の感情を逆なですることになる」

これが一年もたたないうちに同一人物の口から発せられた言葉だとは、凡夫の筆者には到底理解できない

閻魔様にお願いしたい所だが、さすがの閻魔様も稲嶺市長の舌を探すのには苦労するだろう。

 

【おまけ】 11:55

石垣市に長期滞在中の黄門様からのお言葉です。

         ★

おはようございます。

沖縄で民意、民意、県民総意、・・・と騒ぐ者どもがいますが、
橋下市長の写真のように毅然とした態度で臨むことはできないのは、
沖縄紙新聞らを恐れているからでしょうか。

敢然と挑む狼魔人様のブログ発信に心から敬意を表します。

さて、本日の結語に
>閻魔様にお願いしたい所だが、
>さすがの閻魔様も稲嶺市長の舌を探すのには苦労するだろう。
この手の者らの舌、二枚舌とか三枚舌とかいわれているように、
普段から何枚かあって、抜いても、また生えてきて、
新たな舌を使い分ける特徴がある。
厚顔無恥、恥も外聞もない者らの舌です。
この者ら、いわば、質が悪いケダモノのような「ヒト」の一種です。

配下の者に縫い物が得意なものがいますので、
べろっとした唇上下にチャックを縫い付け閉めておくように指図します。
舌を抜くよりも、より効果的でしょう。

石垣島より、匿名

 

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コメント (9)

異変は南からやってくる!石垣市議ら4人尖閣上陸

2012-01-04 08:27:51 | 八重山教科書採択問題

 

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            ☆

「釣魚島諸島(尖閣諸島)は古くから中国固有の領土であり、中国は同地に対して争いようのない主権を有している。釣魚島諸島の領土主権を防衛しようという中国政府の決心は固く、決して変わらない」

これは3日、石垣市議ら4人尖閣上陸したことに対する中国政府の抗議声明である。

 中国政府が非難「日本の右翼分子」…石垣市議らが尖閣に上陸


尖閣諸島に対する中国の公式声明と見ていい発言であるが、慶田盛竹富町教育長が文科省の指導に逆らってまで採択に拘っている東京書籍版公民教科書には、尖閣諸島の領有権について中国の主張を何の批判もつけず「中国が尖閣の領有権を主張しています」と、そのまま掲載されている。

■東京書籍版
沖縄県先島諸島の北方に位置する尖閣諸島は日本の領土ですが、国がその領有を主張しています。」

一方、慶田盛竹富町教育長が「子どもたちには渡さない」と必死で抵抗する育鵬社版教科書には、中国の領有権主張を根拠のないものと批判している。 

■育鵬社版
沖縄県八重山諸島北方の尖閣諸島は、日本の領土です。しかし、中国は1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化するに及びはじめて尖閣諸島の領有権を問題とするようになりました。ただし、中国が挙げている根拠はいずれも領有権の主張を裏付けるに足る国際法上有効な論拠とはいえません」。

現在騒動になっている八重山の教科書問題は尖閣問題である!

だとしたら竹富町教委や県教委が正当だと固執する東京書籍版教科書の記述が、中国の主張に有利な記述であることは誰が読んでも明らかである。

県教委や竹富町教委を含む「極悪複合体」が反日左翼複合体とも呼ばれるゆえんである。

いやいや、尖閣の領有権や自衛隊に関する記述を見れば、これだけ国に反乱を起こしてまで中国寄りの教科書に固執する慶田盛教育長は、中国の工作員と呼ばれても仕方がないのではないか。

 

「米軍基地の記述は少ないが、中国の脅威を目の当たりにする地域には、この教科書(育鵬社)が適している」。

これは「尖閣問題の記述が多い公民教科書が八重山地区の子どもたちには適している」とする石垣市議の砥板芳行さん(42)の意見だ。

これだけを見ただけで日本人としての教育にはどちらの教科書が適しているか自明だと思うのだが、中国から沖縄解放の援軍が来るという幻想に取り憑かれた沖縄タイムスにとっては、東京書籍版が最適らしい。

昨日から始った沖縄タイムスの連載特集「本土復帰40年 沖縄の自治像(1)」は、「愛国心は突然に」という第一面トップの大見出しで書いてあるが、その書き出しに次のようなくだりがある。

≪・・・・本島から400㌔以上離れた八重山では今、尖閣諸島の存在と国境地域の地理的特殊性から自衛隊配備の動きが浮かぶ。 石垣市と与那国町では今年4月から中学生が使う公民教科書に、愛国心や天皇、自衛隊の存在を重視するなど国家主義的色彩が強いとされる「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版が県内で初採択された。 「愛国心」と「国防」といった言葉で鼓舞される辺境(ママ)ナショナリズムの台頭は、県民の平和のスタンスを揺さぶり、島々で暮らす人々の思いも交錯する。≫(沖縄タイムス 2012年1月3日)

先ず沖縄タイムスの卑怯な印象操作から指摘したい。

ナショナリズムは健全な国民なら持って当然であるが、「偏狭ナショナリズム」となると「戦争賛美者」などの悪いイメージになる。

「健全なナショナリズム」と「偏狭なナショナリズム」は対極に位置する。

記事は「ナショナリズム」と書けば済むことを、あえて発音の同じ「辺境ナショナリズム」と書いて、筆者のようなウッカリ者を誤誘導する高等戦術である。

クワバラ、クワバラ。

八重山教科書問題は、当初は歴史教科書が焦点だと思われていたが八重山採択地区協会で正式に帝国書院版が選定され、育鵬社版に投票した玉津石垣教育長や崎原与那国町教育長も不本意ながら、それぞれの教育委員会で帝国書院版を採択した。

ところが育鵬社版公民教科書が八重山採択地区協議会で選定されるや、問題は教科書の内容の問題から教育関連法の解釈の問題へと争点が変わった。

そして沖縄タイムスは関連法規にいちゃもんをつける手法で完敗を悟ると、新年早々「復帰40年」特集に絡めて、問題を「愛国心」や「国防」といった日本国民なら当然考えるべき問題を大上段に構えて、八重山教科書問題での失地回復を目論んでいる模様である。

巨大ダムの崩壊も蟻の一穴からと言われる。

八重山教科書問題での敗北はこれまで沖縄全体を支配してきた「極悪複合体」の崩壊に繋がる十歳問題である。

昨日のエントリーの「第一部 風は南から①-八重山は今」の後半部分を紹介しよう。

     ■      ■

米軍基地の負担を強いられている本島と、米軍や自衛隊がなく中国の脅威にさらされている八重山とでは、国防や平和の有り方に対する温度差はある」。 八重山防衛防衛協会事務局長で石垣市議の砥板芳行さん(42)はこう語る。
与党として中山市長を支える立場の砥板さんは、
尖閣問題の記述が多い公民教科書が八重山地区の子どもたちには適しているとし、「つくる会」系の教科書を推す。「米軍基地の記述は少ないが、中国の脅威を目の当たりにする地域には、この教科書が適している」という意見だ。
一方、突然起きたかに映る「変化」に、言いようのない不安を募らせている人たちもいる。
与那国町で教員経験があり、今回の教科書選定をめぐる手法に疑問を持つ福祉団体職員の市原由香里さん(50)=石垣市=は「報道は加熱しているが、市民の多くは何が起きているか良くわからない。 自衛隊の配備も、教科書問題も、いつの間にか決まってしますのが怖い」と、有志で勉強会を重ねてきた。 今は「教科書問題の背景が知りたい」と行政訴訟を起こした小学校の母親2人と活動する市原さん。 「市民が今の動きを感じ、物事を見極めることが大事。そうじゃないと民主主義は崩れていく」と訴える。
今回の問題は、国境地域という南の島だけでの特殊な動きなのか、あるいは、南からやがて押し寄せる「異変」の予兆なのか。 復帰40年目を生きる県民に問いかける。(復帰40年取材班・吉川毅)(沖縄タイムス 2012年1月3日)

                ☆

昨年の沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の常軌を逸した報道を見て、これら3紙を「発狂新聞」と呼んだが、上記記事の市原由香里氏のコメントが、発狂報道を表現して余りあるのには笑ってしまった。

「報道は加熱しているが、市民の多くは何が起きているか良くわからない」

それはそうだろう。

発狂3紙が足並みを揃えてデタラメ報道を垂れ流し、「9・8全教委協」の協議の実態については口を閉じて報道しないのだから「市民の多くはなにがおきているか良くわからない」というのもむべなるかな、である。(爆)

そうそう、現在当日記のコメント欄では「反育鵬社派」と思われる読者が参入して活発な論戦が行われているが、発狂新聞が必死になって隠蔽する「9・8井戸端会議」について触れようとしないのも爆笑ものである。

>今回の問題は、国境地域という南の島だけでの特殊な動きなのか、あるいは、南からやがて押し寄せる「異変」の予兆なのか。

沖縄タイムスは今回の八重山教科書問題を「異変」と捉えているようだが、ならばこれまでの「ペンギン王国」の専横が「普通」だと考えているのだろうか。

沖教組が市民の知らぬ間に勝手に教科書を採択していたこと、

市庁舎に国旗が掲揚されたのは復帰以来40年目にして中山現市長が就任して初めてということ、

中国に有利な記述の教科書を適当な教科書と思い込んできたこと、

国防の重責を担う自衛隊が休養のため寄港しても罵声を浴びせて「出て行け」コールを発していたこと、

等々枚挙に暇がないほどだが、・・・これらの「反日行動」が「通常」とでも考えているのだろうか。

今までが「異変」の連続で異常ではなかったのか。

異常に慣れると異常に気が付かなくなる。

異臭に慣れ親しむと嗅覚が麻痺して異臭の臭さに気が付かない。

 

【おまけ】

新年早々の悪夢

足りぬ「国を守る」意識 法律不備…仮想ドキュメント
産経新聞 1月3日(火)7時55分配信

 
拡大写真
警戒のため尖閣諸島・魚釣島周辺を監視飛行する海上自衛隊の哨戒機P-3C=昨年10月13日(撮影・鈴木健児)(写真:産経新聞)

 新年早々、不吉な夢を見た。尖閣諸島の魚釣島に、中国国旗の五星紅旗が翻る光景だった。無数の船団が東シナ海を埋め、海上保安庁の巡視船と衝突を繰り返し、混乱に乗じて武装した集団が上陸するシーンが続いて、ようやく目が覚めた。以下はその夢の再現ドキュメントである。だが目覚めてもなお、不安な気持ちが胸に残るのはなぜだろう。わが日本国政府には、領土や主権を死守せねばならないという意識があきれるほどに希薄だからだ。「不吉な夢」が正夢となる日が来ないよう、私たちがいまなすべきことは何かを考えたい。(論説委員室)

                   ◇

 ■尖閣の実効支配 確立せよ

 ■「噴出する不満をそらせ」

 秋空の下、海面には不気味な波が立っていた。2012年10月×日、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の東シナ海である。

 警戒監視活動中の海上自衛隊P-3C哨戒機の乗員は、小さな船の群れを見逃さなかった。船団は日本の領海に接続する水域(領海の外側約22キロ)から尖閣諸島へと向かっていた。

 那覇市にある海自第5航空群基地に無線連絡を入れ、監視を続けた。心なしか船の数は増えていくように見える。「中国の漁船のようだが…」。乗員の間に、不安がよぎった。

 海面では海上保安庁の巡視船が2隻、漁船群に接近してゆく。

 「ここは日本の領海です。停船しなさい。停船…」

 マイクを通じて、中国語で呼びかけた。しかし、船群は停船する様子がない。魚釣島までの距離は20キロを切っている。

 中国漁船が尖閣諸島付近の日本の領海を侵すのは、これが初めてではない。

 尖閣は日清戦争後に明治政府が沖縄県に編入し、中国政府も1968年までは日本領と認めていた。主張を変えたのはこの年、国連機関の調査で海底に石油、天然ガスなどの資源が眠る可能性が判明したからである。

 中国は92年の領海法で、「尖閣は自国の領土」と明記した。以降、周辺で漁船の操業が目立つようになった。一昨年秋にはその中の1隻が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起き、大騒ぎになったばかりだ。

 ◆海軍出動、にらみ合い

 そもそも、日本国の領海における不法行為を強制的に排除する法律がない。漁業法違反(立ち入り検査の忌避)や入管難民法違反(不法入国)、領海等における外国船舶の航行に関する法律、公務執行妨害などを援用して対応するしかないのである。これに対し、世界の国々は「国連海洋法条約」に基づき、領海法や領域警備法などの法律を整備し、不法行為に対処している。

 にらみ合いの中で、1隻の漁船が巡視船に近づいていった。一昨年の衝突事件の撮影ビデオを見るような光景だった。一度、二度…。巡視船は警告を重ね、威嚇発砲するが漁船はひるまない。

 しかし、漁船にとって巡視船との衝突はやはり無謀だった。何回目かの衝突で漁船は自ら大きく傾いて転覆、沈没してしまった。巡視船からボートが降ろされ、乗組員が救助された。

 漁船の間を縫うように、中国の漁業監視船「漁政310」が姿を現した。つばぜり合いの様子をキャッチし、漁船を守るため出てきたようだ。

 「漁政310」は全長100メートル、2800トン、機銃やヘリコプターまで搭載した大型船である。無線で警告しようとしたとたん、巡視船をめがけて発砲してきた。漁船が沈没してしまったことで、焦っているようだった。

 漁業監視船による発砲は、これまで例がない。巡視船、そして哨戒機にも緊張が走った。発砲はなおも続き、巡視船の乗組員に負傷者が出た。しかし、巡視船側の応戦によって、監視船も大きな損傷を受けた。エンジンが停止し、航行不能に陥ったのである。

 「負傷者数人、沈没船1、航行不能船1」。報告を受けた日本、中国両政府も深刻に受け止めるしかなかった。

 中国漁船の背後には、中国海軍の艦船が数隻、姿を現していた。一方、海上保安庁の巡視船の後方には海上自衛隊の護衛艦がいる。米軍の艦艇も、遠巻きに様子を見守っていた。

 にらみ合いが続く中、突如、2隻の中国漁船からボートが降ろされ、尖閣・魚釣島に接岸した。10人前後の漁船員だが、自動小銃を抱えているのを護衛艦の乗員は視認した。

 ◆中国政府“危険な賭け”

 これより××時間前のことである。中国福建省のある漁港に漁船が集結していた。そこでは、主な船長たちに極秘命令が下された。尖閣付近で一斉操業を行い、日本側の監視のスキをついて尖閣諸島での実効支配を確立せよ、というものであった。

 この秋、中国では共産党大会が開かれ、習近平氏が胡錦濤氏のあとを受けて総書記に選ばれていた。そのタイミングを計るかのように、チベットやウイグル自治区では、大規模な反政府デモのうねりが広がっていた。

 大都市でも官僚の汚職が多発し、自由な意見の封殺に怒った市民らがインターネットを使って新政権へゆさぶりをかけ始めた。さらには、欧州金融危機に端を発した不況の波が驚異的な経済成長にブレーキをかけていた。

 新政権は危機突破策を打ち出したが、効果はなかった。そこで尖閣問題への強硬姿勢を示し、愛国心をかきたてることによって、噴出する不満をそらせようと図ったのである。

                   ◇

 ■侵攻に「想定外」とあわてる政府

 日中間の新たな衝突事件の発生で、中国の国内世論は「日本憎し」で沸騰した。その意味では新政権のもくろみは成功したが、コントロールの利かない状況を生み出してしまった。日本との外交関係という点でも、引き返しできない地点まで来てしまった。

 ◆その時、日本国首相は

 衝撃の深さという点では、日本政府の方が大きかったかもしれない。

 首相官邸では、中国海軍が出現したことから、海保だけでは対応できないと海上における人命・財産を保護するため、「海上警備行動」を海上自衛隊に発令しようとした。

 しかし、海保と同じ警察行動しか取れず、領海からの退去を求めても拒否された場合、警告射撃か体当たりしかできないという慎重論が出された。国連海洋法条約では、領海内の「無害でない通航」を防止するため沿岸国は必要な措置を取ることができると定めているが、日本はそのための法律を作ろうとしなかったのである。

 首相以下、頭を抱えているところに、「武装した漁民が魚釣島を占拠した」という至急電が入った。軍隊またはこれに相当する武装集団が行う侵略行為であるのは明らかだった。

 首相は戦後初めての「防衛出動」を命じるために安全保障会議を開催した。防衛出動は安保会議と閣議で武力攻撃事態と認定し国会の承認を経て首相が発令する。しかし、出席者からは「武力攻撃事態と認定できるのか?」、さらに「武力行使はすべきでない」などの疑義が出され結論が出せない状況に陥ってしまった。

 「このような事態は、想定外であった…」

 昨年の東日本大震災のときと同じ言葉が、メンバーの口をついて出た。日本は先の戦争の敗北によって、南樺太や北千島、朝鮮、台湾などの領土を放棄した。しかし、北方領土や竹島は日本固有の領土でありながら、ロシアと韓国によって不法占拠される状態が続いている。

 領土や主権に関する政府の、そして国民の無関心が外国勢力の侵略を許してしまったのだ。今回の事件も、そのことを何より雄弁に物語っていた。迫り来る危機に対する備えが、できていなかったのである。

                   ◇

 ■尖閣諸島をめぐる経緯

1895(明治28)閣議決定で沖縄県に編入

1951(昭和26)サンフランシスコ講和条約で沖縄の一部として米国の施政権下に

1968(昭和43)国連アジア極東経済委員会の調査で付近の海底に大量の石油資源埋蔵の可能性が判明(以降、中国と台湾が領有権を主張)

1972(昭和47)沖縄の一部として日本に復帰

1978(昭和53)中国漁船団が近海で領海侵犯

1992(平成4) 中国が尖閣諸島を中国領とする領海法制定

2004(平成16)中国人活動家7人が魚釣島に不法上陸。沖縄県警が入管難民法違反容疑で逮捕

2010(平成22)中国漁船衝突事件。石垣海上保安部が中国人船長を公務執行妨害容疑で逮捕したが、那覇地検が外交上の配慮を理由に船長を釈放

                   ◇

【用語解説】尖閣諸島

 沖縄・八重山諸島の北方約160キロの東シナ海に位置し、魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島などからなる島々の総称。総面積は6.3平方キロで、最も大きい魚釣島は3.6平方キロ。日本は明治28(1895)年の閣議決定で正式に日本領土に編入した。歴史的にも法的にも紛れもない日本固有の領土だが、戦後の昭和43(1968)年、国連アジア極東経済委員会(ECAFE)の付近の海底調査で、石油資源埋蔵の可能性のあることが分かり、中国と台湾が領有権を主張するようになった。今は無人島だが、戦前はかつお節の工場などがあり、魚釣島には200人以上の日本人が生活していた。

                   ◇

【用語解説】防衛出動

 日本に対する外部からの武力攻撃が発生、もしくは武力攻撃の危険が切迫した場合、首相が自衛隊法76条に基づき国会の承認を得て命じる自衛隊の出動。緊急時は命令後に国会の承認を求める。現行法で最もハイレベルな防衛行動で、武力行使が認められる。戦後、これが発令されたことはない。このほか、警察力では治安を維持することができない場合に首相が自衛隊に出動を命じる治安出動(自衛隊法78条)、都道府県知事の要請を受け首相が命じる治安出動(同81条)、海上での人命・財産保護や治安維持のため防衛相が命じる海上警備行動(同82条)などがある。治安出動や海上警備行動における自衛隊員の武器使用は原則、正当防衛、緊急避難の場合に限られる。治安出動が発令されたことはないが、海上警備行動は平成11年3月の能登半島沖不審船事件と16年11月の中国原子力潜水艦領海侵犯に対して2度、発令された。

 

 

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コメント (4)

愛国心は突然に!風は南から、平和揺さぶる脅威論、

2012-01-03 08:23:24 | 県知事選

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八重山教科書問題で完敗を自覚したのか、「発狂3紙」の年末年始の教科書に関する報道は、辛うじて八重山毎日が元旦号で「偽えんま様」の三枚舌を借りたコラムでごまかしていたが、沖縄タイムスは元旦号の何処を探しても教科書に関する記事は一行もなかった。(琉球新報は未確認だが)

あれほど狂いまくった教科書問題について元旦特別号が一言も触れないのはおかしいと思ったら・・・。

今朝の紙面から発狂の予兆が垣間見える。

教科書問題は、「極悪複合体」の完敗と自覚し、己にその塁(るい)が及ぶことを懸念したのか、今朝(3日)の沖縄タイムス、つまり事実上の今年の第一号は、一面から異常な妖気を発して、八重山教科書問題の敗北に対するリベンジ戦の並々ならぬ意欲を表現している。

第一面左上に、日の丸、尖閣諸島、石垣港へ入港した自衛隊の掃海艇、育鵬社の公民教科書のコラージュ写真を掲載し、一面のほとんどを「本土復帰40年」の特集の予告記事で埋めている。

一面トップには、何とこの見出しが・・・。

愛国心は突然に

そして連載特集の第一部は教科書問題では、コラージュ写真でも自明の通り、惨敗どころか、大恥を晒した八重山から「復帰の節目を見つめた」とのこと。

そして続く見出しと記事ががこれ。

よっぽど八重山教科書問題での完敗が見に浸みたのだろうか。(笑)

第一部 風は南から(1)-八重山は今

脅威論、平和揺さぶる

本土復帰40年の節目を前に、次々と表面化した南の島の異変。 昨年暮れ、変化の底流には何が有るのかを知りたくて、年の瀬の石垣を訪れた。
12月28の仕事納めの日の石垣市役所に足を運ぶと、庁舎前のポールには、保守系の中山義隆市長の就任を期に、復帰後初めて掲揚された「日の丸」が市旗の隣で風に揺れていた。

         ■    ■

2010年2月、現在44歳の若い中山氏が市長に当選。 4期16年続いた革新系市長を大差で破った。 復帰40年間で、保守市制は半嶺富泰元市長が1990年から1期務めただけだ。 中山市長の当選は、市民が長期政権の閉塞感からの脱却を望んだ結果だったからだ。 前市長の大浜長照氏の際立った違いは、「自衛隊に対するスタンス」と市職員と市議らは口を揃える。 中山市長は2006年に日本青年会議所沖縄地区会長、同年の市議選で初当選した。 市議時代から「日本が存在していく限り、安全保障や国防は決してないがしろには出来ない」と主張してきた。 こうした中山氏の論を背景に市制は一変した。 復帰後、歴代市長が実施してこなかった自衛官募集業務を開始し、業務相談員を自衛隊沖縄地方協力本部と連名で委嘱した。 さらに自衛隊艦船の石垣入港も認め、賛成派の歓迎集会も催されるようになった。 市役所のある男性職員は「日の丸(掲揚)」だけをもって即座に右傾化の動きと言えないが、自衛隊や尖閣に対する市長のスタンスが教科書問題にも反映されていると思う」と話す。(略)

           ☆

沖縄タイムスは、八重山教科書問題を、「左翼王国」の危機と感じ取り真正面から失地奪回の戦いを挑んできたと読み取れる。

先ず極左前市長が5期20年の長期極左政権を目論み、一時は圧勝だといわれていながら新人の中山現市長に大敗した理由が「長期独裁政権の果ての破廉恥事件」、そして極左市長を擁護し、この破廉恥事件を一切報道しなかった地元メディアに対する市民の怒りの現われだったこと、そして市民の怒りが大差による中山市長の当選と繋がるのだが・・・記事はこれには一切触れていない。(笑) ペンギン市長の破廉恥事件は地元紙が一切報道しないので、これに業を煮やしたブログの猛攻撃をを受け、市議会でも追及などもあって石垣市民の良識がペンギン市長をを権力の座から引き釣り下ろした。

これは石垣市民なら誰もが知っている事実である。

だが大方の県民が記事で初めて知った事実もある。

次の諸点である。

1)庁舎前のポールには、保守系の中山義隆市長の就任を期に、復帰後初めて掲揚された「日の丸」が市旗の隣で風に揺れていた。

2)復帰40年間で、保守市制は半嶺富泰元市長が1990年から1期務めただけだ

3)復帰後、歴代市長が実施してこなかった自衛官募集業務を開始し、業務相談員を自衛隊沖縄地方協力本部と連名で委嘱した。 

4)さらに中山現市長になって自衛隊艦船の石垣入港も認め、賛成派の歓迎集会も催されるようになった。 

4期16年の長期独裁政権を誇るペンギン市長が、自衛隊を「殺人装置」と罵倒したり、自衛隊楽団が正規の手続きで予約した市民会館を鶴の一声ならぬ「ペンギンの一声」で取り消して見たり、自衛隊艦船の寄港に反対するなどの「ペンギン王国」を築いていたのは知っていたが、

石垣市が、中山市長の当選まで、復帰後約40年もの間に保守系市長はたったの一期4年しかなかったというのは驚きだ。

さらに40年前、沖縄県民が総出で日の丸を振って祝賀し祖国復帰以来、石垣市庁舎のポールに日の丸が掲げられたのは中山現市長になって初めてということも、さらなる驚きだ。

八重山地区は、復帰後一貫して「極悪複合体」が支配する一種の「治外法権」であったことがタイムスの記事から読み取ることが出来る。

記事は中山市長の政治的スタンスを「日本が存在していく限り、安全保障や国防は決してないがしろには出来ない」と、紹介している。

ということは八重山教科書問題による敗北の失地回復に、八重山地区の「安全保障問題・国防問題」と真正面から挑戦してきたものと思われる。

「安全保障・国防問題」にはこれまで「話し合い」や「外交努力」などと現実を無視した空想的平和主義で対処してきた沖縄タイムスが、まともに八重山地区の安全保障・国防問題を論じるなら望む所である。

           ☆

沖縄タイムスの今後の反撃を楽しみにしつつ、とりあえず読者のコメントを2点紹介します。

どちらも筆者が、着色や段落などで勝手に手を加えましたが,文章そのものは原文通りです。

        ★以下引用

 謹賀新年

明けましておめでとうございます。
昨年は毎日愛読するとともに、超αブロガー・狼魔人さんの、新報、タイムス、沖縄県の大学から小学校に至るまで盤居し、左翼特有の、《恐怖政治》を行う、変脳左翼教師たち、沖縄県教育委員会、等の大軍、(大群)、を向こうにまわして、八重山教科書採択問題に関して、たった一人で論陣を張り、批判し、戦った、強力な筆の力を痛感し、畏敬の念を強くしました。

八重山始め、沖縄県民で、憎日・極左、日教組教科書の改善を願っている人た人たちにとって、まさに百万の援軍を得た思いと確信します。

狼魔人さんの文章を読みながら、毎回、変脳左翼という奴は、普通の常識のある、一般日本国民と異なる、道徳心の欠落した連中だと今更ながら思い知らされました。

7年以上前に、「朝日新聞を叩き潰す掲示板」、に書き込んだ文章をご紹介させていただきます。

福田恒存の思想に関するものです。

素粒子大嫌い様
>・・・例えば、毎日新聞の投稿には、(「毎日新聞」、「毎日の投稿」、にこだわる訳ではないですが)、市民道徳の衰退を嘆きつつ改善策を練る投稿が、2日に1回は見られます。

一方、朝日は、この手の文章を避けているように思われます。どうして、毎日の投稿と朝日の投稿とこんなに違うのか?投稿掲載を選別しているのでは、と思えてなりません。

朝日は、警察が悪い、自衛隊が悪い、政府が悪い、と躍起です。そんなことばかりを、日常生活のふらふらした市民に読ませたら、どうなるでしょう。「自分は棚に上げてよい。悪いのはお上だ。警察には食って掛かれ。」、ということになります。
国民の道徳を破壊すること。(この投稿欄では対外国人に関心のある方々も多いようですが)、朝日はわが国の国民を、アヘンでぼろぼろにするが如く、道徳破滅でぼろぼろにしますよ。これくらい、大変なことがあるでしょうか


素粒子大嫌い様、

私の強く記憶に残っており、折に触れて思い出す、福田恒存の文章をご紹介させていただきます。



福田恒存、「共産党礼賛」、雑誌、<中央公論>、昭和四十年二月号より

題名に気が引けますが、最後まで読んで下されば、意の在る処は解って貰えると思ひます。私が反共だといふことから、この一文を共産党揶揄の為の戯文と予想する人が多いでせう。しかし、戯文に近いものであることは事実としても、それは決して共産党を対象としたものではなく、寧ろ、共産党を、或いはマルクス主義を一種の身分証明書の様な形で利用しながら、共産党の前衛主義、及びその過失と頑迷とを批判することによって、今日の曖昧な政治的状況に適応している知識人を対象とするものです。

・・・日共礼賛はこの位で止めておきませう。私の真に言ひたいことは、我々日本人は道徳と政治を混同するような曖昧と、偽善と、思い上がりを一日も早く払拭し、国家としての去就をはっきりさせなければいけないと言ふことです。

・・・勿論、道徳の問題は大事です。いや、私としては寧ろ話をそこへ持って行きたいのです。

私が日本共産党を礼賛しながら、同時に反共であるのは、

共産主義には、「政治」、といふ軸だけで、「道徳」、といふ軸が全く欠けているからに他なりません。・・・

今から四十年近く前に書かれた文章で現在とは国内、国外の状況はおよそ異なっています。私はこの福田恒存の言葉の、「共産党」、を、「朝日新聞」、に置き換え、、

私が何より、「朝日新聞」、を軽蔑、嫌悪するのは、「朝日」、には、「政治、イデオロギー」、という軸だけで、「道徳」、いう軸が全く欠けているからにほかなりません」、と言い換えてきました。

注)私はもとより詳しいわけではなく、思想的には正反対の者ですが、「朝日」、に較べたら、共産党の宮本顕治はモラルの観念の持ち主だと思っています。(かっての仲間達を次々と除名していった、党内部の権力闘争はすさまじかったものの)

町工場の親方 2004-08-1019:21:47No.54824

               ★引用終了

当日記のコメント欄は意見の賛否を問わず原則としてフリーにしてあり、例え当日記に反対の意見でも自由に掲載を認めている。

だが、何の根拠も示さず罵詈雑言のみを目的とするようなカキコは気がつき次第削除している。 ただ気まぐれにしばらく晒し者にしておく場合も有るが・・・。

最近のコメント欄は、特に八重山教科書問題については、まともに反論する人がほとんどいなかったが、12月31日のエントリー「竹富町に是正要求!文科省が伝家の宝刀で」には珍しく複数の反論らしきコメントが有り、大晦日から元日にかけて筆者が好物の子持ち昆布を肴に屠蘇気分に浸っている間、活発なバトルが有ったようである。

ただ反論コメントの中にはHNのないコメントが複数見られ、同一人物か別人なのかの判断にも苦しむ。 その点は読者の◯◯◯ さんが指摘している通りだが、通常はIDも要求していないのでHNくらいは記してもらいたいと思う。 時々IDを要求する場合も有るが、腐臭を放つハエが舞い込むときの殺虫剤代わりである。 

で、年末年始にかけての複数の無記名氏に対しては、◯◯◯ さんがまとめて反論されているので、とりあえず全文引用させて頂く。

             ★以下引用

Unknown様

とは申し上げても人様のブログに書き込みするのにHNすら付けない方がどこの馬の骨なのか、はたまた一人なのか複数なのかも存じ上げませんが、私の誤解もあるやもしれませんが、どうにも玉津教育長に対する皮肉にも読めてしまうので一言。

まぁ色々な論点がありますが、Unknown様はだまし討ちの9.8井戸端会議(別名全教委協)を何かにつけ権威付けしたいご様子ですが、この井戸端会議は極悪複合体の一味の沖教委が自らのイデオロギーを死守する為に即席でこさえたなんともお粗末な寄り合いだけに何の運営規則も作っていない公式な協議と呼べないデタラメ井戸端会議だというのは明白な事実です。
それは極悪複合体の一味の沖縄のTVマスゴミの報道でも証明できます。

我が国の国会は残念ながらミンス痘という犬の糞にも劣る集団が国会を占拠していることから与党にも関わらずまるで野党のような汚いヤジを恥ずかしげもなく吐きつけているのに感化され、
一地方の教育委員会で選ばれた高い教養と見識を一応持っているとされる教育委員様が解放同盟真っ青の育鵬社支持派糾弾会を目を吊り上げてやってしまうのも残念ながらしょうがないことかもしれませんが、
公式な会議と言うなら運営規則を作り、それに則って議事進行しなければその安っぽい権威を私どものような無知蒙昧の大衆ですら受け入れるのにはいささか無理があろうかと存じます。

さてこの井戸端会議を画策した極悪複合体の一味の県教委ですが、自分たちはぬかりなく様々な規則を作っているようです。
極悪複合体の皆様はよく公開の場での採択をやるのが民主主義だと金科玉条のようにおっしゃいます、なるほど確かに県教委様は定例会を一部公開されておられるようですね。俺様もやっているのだから格下の貴様らも公開せんかいとお上意識丸出しのお考えということなのでしょうか。
http://www-edu.pref.okinawa.jp/iinkai/giketsu/index.html

おや?この『沖縄県教育委員会会議傍聴人規則』とはなんでしょうか?クリックしてみましょう。
http://www-edu.pref.okinawa.jp/iinkai/giketsu/kisoku.pdf
-抜粋-
第3条 次の各号の一に該当する者は、傍聴を許可しないものとする。
(1) めいていしていると認められる者
(2) 会議の妨害となると認められる器物を携帯している者
(3) 前各号のほか、委員長において傍聴を不適当と認める者
(傍聴人の遵守事項)
第4条 傍聴人は、次に掲げる事項を守らなければならない。
(1) みだりに傍聴席をはなれないこと。
(2) 私語、雑談又は拍手等をしないこと。
(3) 議事に批評を加え、又は賛否を表明しないこと。
(4) 飲食をしないこと。
(5) 帽子をかぶらないこと。
(6) 前各号のほか、会議の妨害となるような挙動をしないこと。
2 傍聴人は、委員長が傍聴を禁じたとき、又は退場を命じたときは、すみやかに退場しなければな
らない。

今回の八重山教科書問題にご精通されておられるであろうUnknown様もご存知のように沖縄のTVマスゴミの報道によれば井戸端会議を画策した極悪複合体は自分の主張に自信がないからなのか、お仲間の沖教組を市民と偽って井戸端会議の公開に踏切りました。
会議は育鵬社支持派の委員の方々がひとことでも発言しようものなら周囲から罵詈雑言の嵐という糾弾会にしか見えず、挙げ句の果てには何の運営規則もないにも関わらず東京書籍に決まったら万雷の拍手という異常な寄り合いだったのは衆目の一致する所でございます。

沖教委に限らず公的な会議を公開する場合は普遍的に同様の規制はあります(当然ですよね、その場にいる人々だけが八重山の総意だとは私は思っていません、なんの為に間接民主制があるのでしょう)が、9.8井戸端会議にそのようなあって当然の規則があったとお考えの方がいたらお目にかかりたいものです。
だからこそ狼魔人様は当初から井戸端会議と喝破されておられたのですが、それをすり替えて自己正当化を図る極悪複合体の沖教委と沖縄マスゴミの主張に何の疑問も感じず受け入れるUnknown様のお考えの域には残念ながら私は達しておりませんので9.8井戸端会議は正当なものとして受け入れることは残念ながらできませんし、様々な証拠を検討すれば司法も私どもと同様の判断をされると思っております。
 

★引用終了

わざわざ蛇足を書くまでもないが、反育鵬社派が自分たちが正当だと主張する根拠は、「9・8井戸端会議」であり、その正当性を証明せよという◯◯◯ さんに対し「自分で勉強せよ」とどなたかが言っていたが、このお方は何が合法で、何が非合法化の区別もつかないとお見掛けする。

本日は読者コメントの引用が多くて恐縮だが無法者キラーさんが「9・8井戸端会議」について触れているのでこれも引用。

この「9・8全教委協」(井戸端会議)の正当性を立証できる反育鵬社派の論客はいませんかね。(笑)

≪竹富町が正しく、石垣市と与那国町が間違いというコメントには一つの特徴がある。

説明責任とか情報公開を叫ぶ割には情報公開された「9・8全教委協」の内容には触れようとしない。

それもそのはず自分らが正当だと主張する唯一無二の根拠が崩れ去ってしまうから。

このコメント欄にコメントするなら最低でも八重山日報の連載特集「逆転採択の現場」1~6を読んでからにしないと、議論にならない。≫

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黄門様の独り言

2012-01-02 20:51:04 | 八重山教科書採択問題

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筆者は宜野湾市民であるが、複数の石垣市在住の読者の協力で、逐一石垣市の生の情報を得ている。

今回も誤字、脱字のご指摘の他に、いつもの黄門様になりきっての匿名氏の感想文も有りましたので紹介する。

ほろ酔い気分でも読み返すと意外と誤字、誤変換が目に付くもの。 

黄門様も目こぼしされた誤字の数々は筆者が横線で訂正しておいた。

(、)の挿入はさすが黄門様。

 

☆以下引用

新年あけましておめでとうございます。

狼魔人様のブログ拝読、今年も楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ここ石垣島地方の大晦日、
日本国の苦難の1年を嘆き、
涙で洗い流すかのように小雨降る一日でした。

元旦、一時小雨はあったものの、曇り日の年明け。
本日、正月二日は、朝から雲ひとつない日本晴れの正月です。

ところで、地元新聞の新年元旦号、
例年は大晦日31日の年明け前に配達されていたように記憶していますが、
今年はNHK「紅白歌合戦」前の午後7時頃に配達されていました。


以下、本日の貴ブログから引用し、コメントを交えて
失礼とは存じますが、勝手なお知らせです。

>ところが八重山毎日には偽閻魔様が住み着いているようだ。

八重山毎日新聞「えん魔大王」の大見出しはなくとも、
匿名の言いたい放題のこの頁の記事に地元読者は注目します。
見出しはなくとも、4段16センチ幅で閻魔大王らしきイラストで囲み、
前書き記事「ワシ」と自称する「エンマ」とあり、「カタカナ」ですね。
たしかに漢字も知らぬほどですから「偽閻魔」に間違いないようです。
内容にも自身自信がないのでしょうかね。

>元々この偽閻魔様、ご自身が何枚も舌をお持ちの上に、
>朱に交われば赤くなるのたとえ通り、
>沖縄タイムス、や琉球新報の影響や著しくかけているメガネの色まで真っ赤に

→「沖縄タイムス、や琉球新報の影響や著しく(、)かけているメガネの色まで真っ赤に」
句点をいれると読みやすくなりますが、賢明な読者です。
内容の誤読になりませんので特に問題ないことです。
>染まってしまい見るもの全てが赤く見えるお気の毒な体質の模様である。
体質かもしれませんが、病状の疑いもあります。
何しろ偽エンマ様ですから。

>偽閻魔様は赤い脳ミソのせいで幻聴、幻覚に悩んでおられ、
>そのため嘘と真実の区別もつかない重篤な状況なので、くれぐれも間違って
>舌を抜かれ内容ないようにご注意下さい。

事実の真偽の判断がつかぬほどですから、偽エンマの精神状態が重篤ならば、
沖縄、八重行きの旅の際、充分気をつけるとしましょう。

誤って舌どころか、魂まで抜かれては大変ですから、
楓や矢七さんらにも連絡して民らに充分注意するよう、
今の時代、「電子メール」というそうですが、
私からも「その早文」でさっそく伝えておきます。

いつも私を手助けしてくださる楓や矢七さん、
今の居所は知りませぬが、いつでも連絡は取り合っています。
年明け新年の沖縄、八重山各地の情報を調査中のようですな。

>この「えんま大王」が、本物の閻魔様なら「発狂新聞」の記者の2枚舌、3枚舌
>を片っ端から抜いていくのに大忙しで正月気分等味わう暇はないと思うがね。

ですから、狼魔人様仰せのとおり「偽閻魔」なのですよ。今頃は、おとその酒を
飲んで赤ら顔で酔っ払っていることでしょうな。

このような物書きらが民らを惑わすように書く、抜くのは舌ではなく、
さて、この者らどもに与える罰をどうすればよいのか、
偽エンマが酔っ払って寝てる間に、本物の閻魔大王は、真剣に考えていることでしょうな。

>それにしても、この偽閻魔様の「えんま大王」、先ず自分の三枚舌を抜くのが
>先決と思うのだがね、。

とうてい自分で自分の舌を抜く度胸はないと思われますな。
ですから、誰かが抜いてやらねばなりませぬ。
やはり、この仕事の役、本物の閻魔大王でしょうな。
偽物自体が嘘つきの始まりです。
この者らの書くこと、まともに信じてはなりませんな。
眉に唾して読む、聞くことですな。
嘘つき狐らが物書きに化けているかもしれませんな。
眉に唾すると嘘つき狐や狂るったケダモノに騙されない、
と日本昔話に書いてありましたぞ。まともに信じてはなりませんな。

>あー!タンシチューが喰いてー!

(拍手)しかし、この言葉、勘違いなさるならぬように。
まともな人間が言っているのではありませぬぞ。
本物の地獄の閻魔大王とその配下の者らの言葉です。
正月の膳に、「あー!嘘つき(記者どもや本物の嘘つきどもの)タンシチューが喰いてー!」、
とな。

以上、正月の読後まで、
おそまつでした。

石垣島より、匿名の読者

 ☆

 

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嘘をついたら閻魔様に舌を・・・

2012-01-02 07:12:17 | 八重山教科書採択問題

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 正月早々縁起でもない話だが、人が死ぬと閻魔様の前に引き出され、生前に犯した罪によって落ちて行く地獄が決められると言われる。 

人は生れ落ちたときから閻魔様の子分に見張られており日常の行為を全て閻魔帳に書き付けられている。 人が死んだときはその記録が閻魔庁に送られ、それによって閻魔様がどの地獄へ行くのか判断するというのだ。

小さいとき親から「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ」と言われた記憶があるが、嘘にもいろんな種類があり、人を貶め我欲を満たす嘘もあれば、相手を慮る優しい嘘もある。

そもそも人は物心が付き始めると、嘘とは切っても切れない関係になり、大人になると、嘘が社会の潤滑油になる場合も出て来てくる。

「嘘も方便」と言うくらいだ。

死ぬ間際に「私は嘘をついた事は有りません」などと話そうものなら、その瞬間、閻魔帳には、「大嘘つき」と記入されるだろう。

嘘の中でもっとも悪質なのは、嘘と知りながら自分の目的達成のため相手を貶めるうそである。

昨日のエントリーで、イデオロギーのためなら嘘と知りつつ沖縄戦の大嘘記事を垂れ流す沖縄紙の典型として琉球新報の大嘘「オカッパの少年」の記事を紹介した。

八重山教科書問題でも琉球新報、沖縄タイムス、八重山毎日の「発狂3紙」は、玉津石垣市教育長の「教育改革」により我が身(極悪複合体)に火の粉が降りかかってくるのを恐れ「教科書は見なくても見たと言えばいい」とか「議事録改ざんを指示した」などと幻聴ともいえるほど大嘘記事を垂れ流し、それが間違いだと判明しても、訂正する気を微塵もない有様である。

これでは閻魔様も発狂3紙の記者が閻魔庁にたどり着いたときには、記者達の何枚もある舌を抜くのに忙しいことだろう。

ところが八重山毎日には偽閻魔様が住み着いているようだ。

元旦の記事では、どこぞの女性テレビキャスターに負けない赤い脳ミソで、八重山教科書問題について語っておられる。

元々この偽閻魔様、ご自身が何枚も舌をお持ちの上に、朱に交われば赤くなるのたとえ通り、沖縄タイムス、や琉球新報の影響や著しくかけているメガネの色まで真っ赤に染まってしまい見るもの全てが赤く見えるお気の毒な体質の模様である。

以下は八重山毎日のえんま大王のありがたい元旦のお言葉である。

偽閻魔様は赤い脳ミソのせいで幻聴、幻覚に悩んでおられ、そのため嘘と真実の区別もつかない重篤な状況なので、くれぐれも間違って舌を抜かれないようにご注意下さい。

               ★

■八重山毎日 2012年1月1日


えんま大王(毎年恒例昨年の世相を振り返り、匿名記事!)

おーりとーり自衛隊
与那国でお友だち作戦
 昨年は「自衛隊おーりとーり」じゃ、掃海艇にイージス艦、輸送
ヘリと陸海空オンパレードで、横断幕を掲げて歓迎する熱狂的な
ファンもおった。東日本大震災で身をていし、必死に災害救助にあ
たった10万人の隊員の頼もしい姿は、国民の心に深く刻み込まれた
ぞ、これは本当に立派じゃった。
 ソ連の崩壊でいまや日本の驚異は中国じゃ。沖縄近海には、原潜
が横行しておる。わが国領土の尖閣周辺は海洋調査船が再三にわた
り領海侵犯、やりたい放題じゃ。おまけに中国漁船は海保巡視船に
体当たりするほど悪質。このままだと尖閣も竹島のように占領され
る。韓国では保安官が刺されて死亡しておる。あのような暴挙に対
抗できるのは自衛隊だけじゃ。
 憲法も改正せよ、国防に力を入れ、米国と連携して中国の侵攻を
抑止して日本を守れ。そのためにはまず先島部隊の配備じゃ、「PR
作戦を敢行せよ」中山市長も外間町長も同志じゃ、革新団体もいま
は烏合の衆で、ぎゃーぎゃー叫ぶだけで何もできぬーと小馬鹿にす
る輩が増えておる。
 いやはやシナリオ通り、与那国町には陸自沿岸監視部隊の配備を
決めよった。新年度予算額は10億円だゾ。
 お上のご意向じゃ。
まずは風光明美な「南牧場」を買収し、町民が望めばグラウンドも
整備するし、「外に要望はないか」ともみ手ですり寄っておる。
 過疎に悩む町にアメをばらまくお友だち作戦は、何やら原発推進
の手法と似ておるのオ。
 最近になって外間町長は、自衛隊反対署名が誘致署名を上回った
ことから、住民投票を検討しているらしいがもう「どうせ止められ
ない」というのが本音じゃろう。反対が多ければ、その分、国と駆
け引きして金銭をねだるのかのう。
 通信部隊でも自衛隊は自衛隊じゃ。台湾、中国は軍隊と見てお
る。輸送機や艦船がひんぱんに出入りすれば、防空識別圏を主張し
て対抗措置を取るかもしれぬし、尖閣領有権を強硬に主張するか
も。何をしでかすか分からぬぞ。
 たよりの米国は表向き強ういアメリカじゃが、裏は中国への巨額
の借金で及び腰じゃ。おまけに日本の外交はあの通り弱腰じゃ。い
ざとなれば役に立たぬぞ。


チャンピオンは教育長
教師より政治家向き
 昨年のチャンピオンはダントツで玉津市教育長じゃ。崎原与那国
町教育長と組してお気に入りの育鵬社公民教科書を選び、ブーイン
グの嵐にも顔色ひとつ変えずに胸を張っておる。
 政治家出身の崎原教育長はあの通り素直な性格じゃから、強引な
手法もストレートに「何が悪い」と開き直る始末じゃ。
 わしはすごいと思うぞ。たとえ前方がイバラの道であっても、信
念通り進軍ラッパを鳴らして突き進む。
 さすがに歴史教科書はパンドラの箱で開けきれなかったが、ひと
つでもクリアできれば成功じゃ。おまけにお上のお墨付きをもろう
て勇気百倍、怖い者なしじゃ。
 文科省の木っ端役人は、同じ思想を持つ超党派の国会議員の顔色
をうかがい、途中から軌道修正しておる。
 県教委のやり方は知らぬ、存ぜぬじゃ。おまけに協議会のルール
を守らぬ竹富町が悪い、教科書を変えなければ有料と訳の分からぬ
法律論を言い出す始末で、ワシはあきれかえっておる。
 一連のながれはみんなも分かっておる。もちろん誰が正論かも
ナ。
 エンマは県内3位の学力づくりをぶちあげた市教育長をカッコい
いと思ったゾ。行政はなかなか数値目標をあげきれぬ。失敗すれば
たたかれるからじゃ。
 しかしこの教育改革で先行きは見えなくなった。いまや教育長は
委員会でも浮き、現場やPTAからも相手にされぬ。本気で耳を傾け
ようとする者は少なく、形だけの存在じゃ。
 もちろん学力向上の努力は各学校、地域で行われようが、上位下
達の号令には冷ややかじゃろう。
 教育者から政治家に転身してはどうかな。その方が個性も光る
し、手腕も発揮できるぞ。

               ★

この「えんま大王」が、本物の閻魔様なら「発狂新聞」の記者の2枚舌、3枚舌を片っ端から抜いていくのに大忙しで正月気分等味わう暇はないと思うがね。

何? 大嘘つきでも、死んでいないので舌は抜かれないって?

いえいいえ、新聞という公器がこれだけ嘘をばら撒いたら、閻魔様も怒り心頭で、生きたまま舌を抜かれると聞きますよ。

それにしても、この偽閻魔様の「えんま大王」、先ず自分の三枚舌を抜くのが先だと思うのだがね、。

あー!タンシチューが喰いてー!

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コメント (8)

「戦場ぬ童」が暴く琉球新報の捏造体質

2012-01-01 09:10:14 | 八重山教科書採択問題

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 明けましておめでとうございます。

旧年のご支援に感謝の意を表すとともに、今年が読者の皆様にとってよき年であるように祈念いたします。

さらに欲張ってもう一つ、旧年に勝るご支援をお願いします。

皆様のご支援のコメント(批判でも結構)がブログ更新の元気と勇気の糧となります。

平成24年 元旦

                   ☆

半年にも及ぶ八重山教科書騒動は、未解決のまま年を越したが、未解決とは県教委と竹富町にとっての話であり、実際は八重山採択地区協議会の会長である玉津石垣教育長の指摘するとおり、「8.23協議」で既に決定済みであり、監督官庁の文科省もこれを認めている。

その一方で、一連の教科書騒動が沖縄の教育界の知られざる暗部に光を与えてくれたことは、教科書騒動がもたらした思わぬ功績である。

不毛に思えた教科書騒動が、沖縄の教育界、いや、沖縄社会そのものに潜む数々の問題を炙り出してくれた。

言葉を換えれば沖縄社会をダメにしてきた極悪複合体という反日左翼集団を県民の目に晒してくれた功績は大きい。

沖教組、県教委、沖縄2紙、そして左翼大学教授などで構成する極悪複合体が、独裁的かつ法令無視の手法で教科書を採択してきた事実を県民が知ることが出来たのだ。 これは八重山教科書問題がもたらした大きな成果である。

他にもイロイロ教科書騒動の成果はある。

沖縄の新聞が偏向していることは夙に知られたことだったが、その新聞が歪曲・捏造は当たり前で、発狂新聞といわれるほど常軌を逸した大嘘記事を垂れ流すことを県民が知っただけでも大きな成果である。

沖縄紙がデタラメ記事を垂れ流し、都合が悪くなるとただ沈黙を守って読者の忘却を待つ。

これが沖縄紙の常套手段である。

そこで、沖縄タイムスの元旦特集号を眺めてみると、あれほど長期にわたって狂ったような記事を垂れ流していたのに、分厚い新聞のどの頁を見ても「八重山教科書問題」については一行の報道もない。

発狂新聞にとって「八重山教科書問題」は昨年末で完敗に終わったということの証左である。

極悪複合体が行ってきた数々の「悪事」の中でも、沖縄2紙、特に琉球新報が行ってきた歪曲・ねつぞ報道には目に余る物がある。

上原正稔さんが琉球新報を相手取って「パンドラの箱掲載拒否訴訟」で提訴した事実が、いみじくも琉球新報の歪曲・捏造「言論封殺」の体質を証明している。

以下は過去のエントリーを基に再度書き下ろしたものだが、その目的は琉球新報がウソの報道を平気で垂れ流す新聞であること証明することにある。

                      ☆

 1985年(昭和60年)8月24日付琉球新報の社会面に3段抜きで次の見出しが躍った。

「戦場ぬ童」が優秀作品賞

第32回教育映画祭・映像教材選奨

同紙によると、記録映画「戦場ぬ童(いくさばぬわらび)」は、戦争を知らない世代に、戦争とはどんなものかを知らせる教育的映画として評価され、全国各地で上映されているという。

さらに同紙は「戦場の童」が「平和学習に」に頻繁に活用されている様子を次のように伝えている。

有事法案に警鐘/1フィートの会が学習会
琉球新報 2002年6月22日       
  沖縄戦記録フィルム一フィートの会(牧港篤三代表)は21日夜、那覇市の久茂地公民館で有事法制学習会を開催し、市民ら約30人が参加した。沖縄戦記録映画「戦場ぬ童」「沖縄戦未来への証言」の上映後、県平和委員会の大城保英氏が「有事法制って?」との題名で講演した。
  小泉政権が成立を目指す有事関連法案について大城氏は「有事"という言葉自体がはっきりしない。適用範囲が広く、危険だ」と指摘し、「憲法前文の平和主義や第九条などの意味が曲げて解釈され、戦争をしない国から戦争を行う国になろうとしている」と同法案に警鐘を鳴らした。そして「たくさんの犠牲の上に現在が成り立っている。私たちは戦争をしない国を守っていかないといけない」と呼び掛けた。

                       

突然古い琉球新報の記事の引用で、面食らう方も多いと思うが、沖縄戦記録映画「戦場ぬ童」が沖縄では頻繁に上映され平和学習に利用された事実を示すための引用である。

「戦場ぬ童」は数多くの沖縄戦映画を作製している共産党員の橘佑典氏が監督を務め、沖縄戦研究家の大城将保氏が嶋津与志というペンネームで台詞を作成し、沖縄芝居のベテラン女優北島角子氏がナレーションを担当している。

 「戦場ぬ童」(いくさばぬわらび)製作=「戦場ぬ堂」制作委員会 公開:1985.11.06 26分 カラー 16ミリ

製作:上池完道 監督:橘祐典 台詞:嶋津与志(大城将保) 撮影:知念稔 音楽:海勢頭豊 編集:矢走直子

…沖縄戦40周年記念、沖縄戦のドキュメンタリー

この映画は、1フィート運動の創始者である上原正稔さんが米国公文書館の膨大な記録フィルムの中から発掘した沖縄関連のフィルムをもとにして製作されている。 

内容は左翼沖縄戦研究家の大城将保氏が台詞を作成しているだけあって、戦争の惨さというより「残虐非道な日本兵」を糾弾するような印象を与える構成になっている。

この映画で特に注目してほしいのは、琉球新報社発行の太田昌秀編著『これは沖縄戦だ』の表紙に載っている有名な写真「うつろな目の少女」は自分であると名乗り出た玉那覇春子さんが登場していることである。

写真では右手を負傷しているが、その後米軍医療班に右手を切除された玉名那覇さんは映画の中で失った右手を見せながら、当時の様子や戦争の悲惨さを語り反戦平和を訴えている。

■「戦場ぬ童」が教育映画祭で優秀賞受賞

沖縄戦40周年記念記録映画として製作された「戦場ぬ童」は、沖縄のみならず本土各地の平和学習でも頻繁に上映され、1985年度の優れた教材映画などを選ぶ第32回教育映画祭で、優秀映像教材選奨の「教養部門」で優秀作品賞を受賞している。 

同映画の受賞理由について審査委員会は「子どものころ、地獄の戦場をさまよった生々しい証言をもとに、沖縄戦の実態を子どもにまとをしぼって描いている。沖縄の過去と現実を描きながら戦争を知らない世代に戦争とはどんなものかを知らせる映画」とその内容を高く評価している。(沖縄タイムス 1985年8月24日)

この「戦場ぬ童」を見た朝日新聞は次のような特別記事を書いている。

[写真] あの時 子どもだった

映画出演し 惨劇を証言

、この夏、沖縄では映画『戦場ぬ童(いくさばぬわらび)の自主上映が盛んに行われている。 公民館、小学校、小さな集会場には人々が集い、スクリーンを食い入るように見つめる。沖縄戦終結から40年を期して作られたこの映画は、米軍と日本軍の地上戦戦闘に否応なく巻き込まれた沖縄の子どもたちの姿を追う。 そして、現在40代となったその最後のおきなわせんの体験世代に、証言の列に加わるように呼びかけた。 

虐殺住民のさなかで
沖縄市西原町の玉那覇(たまなは)春子さん(48)は、映画のなかで、積極的に自身の戦場体験を語る。 春子さんが映画に出演するようになったのは、1枚の写真がきっかけだった。 その写真には、米軍従軍写真班が撮影した「右腕を負傷した少女」だ。 撮影は「6月21日具志頭(ぐしかみ)で」となっている。 この日は沖縄戦の総指揮官だった牛島満中将自決の2日前。 戦闘は終結に近づき、日本軍による住民虐殺、集団自決の強要などの惨劇のさなかだった。 
春子さんは、この写真を夫が買って来た写真集で見て「自分ではないか」と直感した。 現在の春子さんは、右腕のひじの先がない。 写真の少女の右腕と、右わき腹のけがは、戦場での自分の傷と一致している。 生まれは沖縄本島南部の具志頭村。 父は楽器製造家。 米軍上陸から2ヶ月余りたった6月の初め、背走してきた日本軍が村に入り込み、「軍が使うから」と、家を追われた。 父親はすでに防衛隊にとられており、母親は春子さんと妹を連れ、食料、衣類を手に、親類の人たちと一緒に村を出た。 
「イモのくずを湯でといて飲み、飢えをしのぎながら、あちこちの防空壕を渡り歩いた。 ちょうど梅雨で、雨にぬれながら、戦場を逃げ惑いました」

4日目に母が死亡
家を出てから何日目だっただろうか。 大きなかわら屋根の家にたどりついた。 避難民があふれ、仕方なく軒下で夜露をしのんだ。 3日目に、その民家が直撃弾を受け、血の海となった。 母は全身から出血し「水が飲みたい、水が飲みたい」と言いながら、ガジュマルの木下で4日目に息をひきとった。
春子さんは右腕とわき腹に負傷した。 鉄の破片が入っていた。 その時、親類の若いおばさんが、自分の着ていたかすりの着物を引き裂き右腕をつってくれた。 妹も両足に大怪我をした。 どこをどう逃げまどったのか、気がついた時は、コザの野戦病院のベッドに横たわっていた。 右腕は切断されていた。 傷口には無数のピンク色のウジがはい回り、すごく痛んだことは記憶にあるのだが。 写真の少女については、「首にかけた布が、私のものと同じにに見えた。 身につけている花柄の生地は、当時は沖縄では珍しかった。 新しがり屋の母は洋装好みだったし、砲弾を浴びる少し前に「どうせ死ぬのだから、きれいなかっこうをしようと、一番いい服に着替えさせてくれた。 戦争で母の写真もみんな焼けてしまったが、ハワイに移民した親類が数年前に送ってくれた母の写真を見ると、同じような柄の洋服を着ています」と春子さんはいう。(略)(朝日新聞 1985年8月12日)

★ソース
夏草の祈り  あの時子供だったhttp://blogs.yahoo.co.jp/masazumi_kenmochi/32654237.html

 

                        ☆

映画『戦場ぬ童』には2人の少女が登場する。

1人は「白旗の少女」で有名な比嘉富子さん。 

もう1人が「右腕を負傷した少女」の玉那覇春子さん。 つまり太田昌秀著『これが沖縄戦だ』(1977年出版)では「うつろな目の少女」として紹介されている写真の少女のことである。

玉那覇春子さんは、 映画『戦場ぬ童』に登場して「うつろな目の少女」は7歳当時の自分の写真であると証言した。

繰り返し映画「戦場ぬ童」を報じる琉球新報のことを書いてきたが、ここで確実に言えることは琉球新報は自社が発刊した大田昌秀編著『これが沖縄戦だ』で紹介された写真「うつろな目の少女」は、まぎれもなく玉那覇春子さんであるという事実を知っているということである。

そして、このことから琉球新報は、イデオロギーのためにはウソと知りつつウソの記事を平気で書く新聞であるということの証明でもある。

琉球新報は、記録映画『戦場ぬ童』の中で玉那覇春子が「うつろな目の少女」は自分であると名乗っているのを知りながら、2007年には、西宮に住む大城盛俊氏(75)が、写真の少女は、オカッパの少女に変装した自分だと名乗り出たとき、その証言がウソであることを知りながらスクープとして大々的に報道したのだ。

その時の報道がこれ。

「教科書の嘘は許さず」という大見出しを書きながら、その一方で琉球新報自身は大嘘の報道をしていたことになる。 

教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる

2007年8月25日琉球新報

「沖縄がいつまでもバカにされたままでいいのか。沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴える大城盛俊さん=那覇市天久の琉球新報社


日本兵に暴行され、傷だらけになった大城盛俊さん(当時12歳)=1945年6月(大城さん提供)

 「うつろな目の少女」と題し、大田昌秀著「これが沖縄戦だ」(1977年出版)の表紙写真で紹介された兵庫県伊丹市の大城盛俊さん(75)=旧玉城村出身=が来県、高校歴史教科書検定で沖縄戦の「集団自決」に関する記述から日本軍の強制が修正・削除された問題で、「沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴えている。24日、琉球新報社を訪れた大城さんは、史実を歪める教科書検定の動きに「教科書が嘘(うそ)をついて、その嘘を教えられた子どもたちが大きくなったらどうなるのか」と懸念し、憤りで声を震わせた。
 表紙の“少女”の正体が大城さん。当時12歳で、育ての父に「男の子は兵隊にやられるから女の子になりすましなさい」と言われ髪を伸ばした。
 大城さんは、1945年4月1日の米軍の沖縄本島上陸後に家族と玉城村のガマ(壕)に避難したときのことを鮮明に記憶している。そこには200―300人の住民がいた。5月下旬、日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。彼らは黒砂糖が入った大城さんのリュックサックを取り上げようとした。大城さんが「取らないで」とお願いすると、「生意気なやつだ」と壕の外に引きずりだし、激しく暴行。硬い革靴でけり飛ばされた大城さんは気を失った。殴られた右目は失明した。
 数日後、大城さんは米兵に助けられた。同写真は診療所の前で撮影された。(略) (深沢友紀)

             

この記事を書いた深沢友紀記者が記録映画「戦場ぬ童」やそれをもとに朝日新聞が書いた特集記事を見ていないとしたら、沖縄戦の解明を最大のテーマにしている地元紙の記者としては不勉強の謗りを受けても仕方がない。

何しろ琉球新報は本社ビルの中に新聞博物館設営しており、特に沖縄戦に関する新聞記事等の資料はは膨大な数の収集を誇っているくらいだ。

いや、仮に深沢記者個人の怠慢で記録映画「戦場ぬ童」や朝日の特集記事を見ていないとしても、琉球新報の誰かが見ていたはずだ。

『戦場ぬ童』は琉球新報の記事でも繰り返し紹介されているし、何よりも 1985年度の優れた教材映画などを選ぶ第32回教育映画祭で受賞した作品なのだ。

深沢記者一個人の問題ではなく琉球新報が『戦場ぬ童』やそれをもとに書いた朝日新聞の記事を見ていなかったという言い訳は、世間では通用する話ではない。

つまり琉球新報は「うつろな目の少女」が玉那覇春子さんであると知りながら、大城盛俊氏のウソの報道を、確信犯的にウソと知りつつ垂れ流したことになる。

これは琉球新報が意識せずに報道したよくある誤報の類ではない。

「悪逆非道の日本軍」のイメージ作りを意図した極めて悪質な捏造記事であるということが出来る。

琉球新報はこのようにイデオロギーのためには確信犯的に捏造記事を書くのみならず、自社の方針(イデオロギー)に合わないと分かると、上原正稔さんの例でも分かる通り、連載中の記事といえども読者のは何の断りもなく突然掲載拒否をする新聞なのだ。

言葉を変えれば、琉球新報は己のイデオロギーのためには言論封殺を行って恥とも思わぬ新聞なのである。

 

年明け早々の1月24日午前10時30分より、上原正稔さんが琉球新報の言論封殺」に敢然と戦いを挑む「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の五回公判が那覇地裁で行われるので、支援の傍聴をお願いしたい。

 

【カンパのお願い】

現在、沖縄の言論界で村八分状態の上原正稔さんは、裁判の闘争資金が不足しています。緊急に皆様のご支援を必要としています。

上原正稔を支援する三善会にご協力をお願いします。

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