「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

さらば!山村刑事

2010-10-07 23:26:55 | ファミ劇日誌
『♯691 =太陽にほえろ!スペシャル= さらば!山村刑事』
主演:露口茂(山村精一)
助演:石原裕次郎(藤堂俊介)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
出演:神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)滝田裕介(浜野警視監)町田博子(お手伝い・ふさ)小椋基広(山村隆)
ジェリー伊藤(トーマス・ベルナルド)清水章吾(秋元正久)北村総一朗(東洋新聞・政治部記者)今出川西紀(秋元佐和子)葉山研=ハント・ジェームス・ケイン(カルロス・ゲイル)東ゆかり(ウエイトレス)大谷朗(今西治)丸岡奨詞(荷主)志賀圭二郎(大井ふ頭検閲官)森幹太(梶田組組長)中村知也 槙野涼 イクバル ハニス 松永忍 阿部渡 永谷悟一 松尾文人 門脇三郎 加藤茂雄 バンド演奏 フラッシュバック カー・スタント マエダ・オートクラブ ※以下クレジット無 戸塚孝 萩原紀(なにわ会のやくざ)篠田薫(バーテン)等

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:古内一成 小川英
撮影:内田清美 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:溝田津三 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:ビスタ(19-31)セリカ(17-53)クラウン(62-40)


何気にこれまで色々書いてしまったので、
軽く。

山さんの最後の事件が、ベルナルド相手だったというのは、それはそれで良かったんだと思います。
外交官特権はある意味所轄刑事には越えられない壁ですから。
山さんじゃなければ解決出来なかったと思います。

本作品の見どころは、
やはり
山さんの顔。
いつもの苦み走った顔に最近は、素の顔も披露したり。
ただ、今回はうろたえたり、さみしかったり、放心状態だったり・・・。

事件に対しては久々に興奮していたようで、鼻息はいつもより荒かった。

ボスも顔で勝負しています。
山さんが一係を出て行く時、見送る顔。
苦渋の表情だったり、優しげだったり、寂しげだったり。
浜野から山さんの栄転を告げられた時のボスの表情は忘れられません。
眼に明らかに動揺が見られたように思えました。

常識人には、
山さんがなんであんな思い切った手札を切ったかわからないと思います。

とにかく、山さんは「犯罪」が憎い。
「犯罪者」を取り締まるためであれば、手段を選ばないところがあるのは昔から一貫しています。

そういう山さんを失ったことは、
刑事ドラマ界でも大いなる損失だったと思います。

山さんにとっては、隆は命。
なんか、
山さんが丸裸にされて死んでいったという感じがずっとあるんです。
確かに裸一貫からやり直すというのもあるのですが、
それでも、失うものが多すぎる死でした・・・・。
だから、
余計、山さんファンとしては辛い最後だったと。

なので、この作品を観ての涙は、
別れが辛い涙と、
それはあまりにも辛すぎるんじゃないの?というやるせない涙。

それに山さんの気持ちが痛いほど伝わってくるための涙と。
これに関しては、
本放送の時の方が強かったですね。
それこそ10年以上観てきたんですから、察して余りあるものがある。

下手な映画よりも遙かに大作だと思います。

=ロケ地=
新宿駅前、周辺(百人町含む)
現都庁付近
成田空港周辺
大井ふ頭
CAFE BRASSERIE ef ・・・・最近まで営業していたようですが今は閉店したようです。
ウエスタン酒場 居留地・・・・5年ぐらい前までは営業していたようです。
読売ランド
多摩川

=殉職の地=
新宿・角筈橋

都庁のふもとですが、今でも十分面影が残っています。
私は2度ほど行きましたが、
そのたびに涙がこぼれとります。

マカロニやゴリさんが天に召された地にも近いです。

=ゲスト=

お手伝いのふさが出ている事になっていますが、出演シーンはカットされたようです。
逆にクレジットされていないお馴染みの常連ゲストもいます。



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私が七曲署の藤堂だ

2010-10-07 22:22:35 | ファミ劇日誌
『♯690  私が七曲署の藤堂だ』
主演:地井武男(井川利三)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)露口茂(山村精一)神田正輝(西條昭)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
堀内正美(野口正人)荒井由加(北原まゆみ)兼田晴臣 藤田宗久(野口勝彦) 田村貫 菅谷美代子 原田千枝子 小川真喜子 大峰順二 宮寺康生 逸見慶子 竹内康裕 山田美生子 佐藤久留美 宇佐美彩

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:古内一成
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:イトーヨーカドー
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社

覆面車:セリカ(17-53)クラウン(62-40)

「殉職編」前には毛色の違った作品を充てるというのが太陽の常です。
魅力的な女性をゲストに迎えたり、ある意味「異色な事件」を採り上げたり。
殉職編前が殉職の前段階の場合はその前になります。
今回もなんかよくわからない事件ですが。。。

ボスが居残っていたハワイから帰宅の途についた日。
ボスに会いたいと切迫した感じの電話があり、
成り行き(゜-゜)でボスに化けて、その男と会うトシさん
ドックとブルは張り込みしているのがバレて矢追神社まで走るトシさん。
しかし、あんなに必死になって走るトシさんってはじめてかも。

前にも書きましたが、
急なことなのに警察手帳まで用意して、さらに野口の要求で発砲までしてますから、
あの電話で「何かある」と察知した一係の判断は凄いのか、トシさんが甘いのか?
発砲自体は「殺人絡み」というのが読み取れたのでやむ負えずと云うところだと思いますが、
(とは言いつつ、始末書は書いたものと。。。)
短時間で警察手帳を用意する一係も凄い。

ところで、この警察手帳も、事件記事スクラップにもボスは警部になっています。

で、そのスクラップ
昭和58年5月、6月分をトシさんは見ていましたが、
2ケ月分が1冊のブックにしか収まらないというのも、凄い。

1.画廊女店員のおこした事件
2.竜神会幹部の株券1億円強奪事件
3.喫茶店籠城事件
4.ドックの解決した金庫破りの自販機売上ドログループ事件
5.城西銀行強盗事件
6.トランク死体殺人犯は占い師事件
7.山さんの解決したフィリピンルート拳銃密輸組織一網打尽事件

3.については「愛される警察」に符合しますが、後は思い当たらないですね。
この時期は南国土佐ですから・・・。

ところで野口と云う男、
奥手のわりには、殆ど接点のない女性に付きまとい、嫌がられてナイフで刺すというちょっと訳のわからない男。
その割には上流家庭に生まれ上層教育を受けて一流企業に入っているわけですから、「子供のままの大人」という括りから大いにはみ出しているような・・・。
両親が急死し、ノイローゼで会社を出社拒否した段階で壊れた?
しかし、せがむ方法に暴れまわるっていうのは久しぶりに見ました(^_^;)
ただ、素直なところはあるんですよね・・・。

堀内氏、太陽では「兄妹」以来こういうストイックな役が多いですね・・・。
太陽だけ見ていると堀内氏もこういう人だと思われてしまいそうですが(^_^;)
私の聞いたところによると普通の紳士なんだそうです。

刺されたまゆみ
ちょっと過剰に嫌がっちゃった為にえらい目にあってしまって・・・。
ただ、普通の被害者と違ってさすが看護婦、やることはやってます。

=ボスネタ=
ボスのシーンは全部ハワイで撮影されたとのこと。
あのタクシー乗車のシーンもらしいです。
リヤウインドゥに「無線」のシールまで貼る凝りよう。
ただし、フィルム撮影では結構その土地の空気感が出るので・・・。

ボスは警部という他に、
久々のバスケ選手設定と
5年前から禁煙設定が。
しかし1982年中はボス、タバコ「吹かして」いました。

=ロケ地=

新宿ブラジリエ・・・は現存しているようですが、営業しているかどうかは「?」
新宿公園周辺
世田谷周辺
上野近辺
上野公園

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