【1986年の記憶 ボス降板!】
5月8日。
裕次郎さんが入院しました。
たしか、報道もそれほど「速報」的では無かったと思いますし、入院の理由も「風邪」(これは当時裕次郎さんご本人もそう思っていたようです。)
なので、実はスクラップ記事も残っていませんし、それほど大事だとは思っていませんでした。
しばらく、裕次郎さんの報道は無かったと記憶してます。
なので、正直最悪の場合は2話の欠場ぐらいはあるかな?と仮想していました。
6月5日記者会見・・・
6月6日。
日刊スポーツの紙面を大々的に飾ってしまったのが・・・
『14年君臨 ボス降板』
=裕次郎(病状は回復も)「体力自信ない」=
=「太陽にほえろ!」699話でケジメ=
(゜-゜)
(゜-゜)
(-.-)
(-_-)
(+_+)
((+_+))
(*_*)
(=_=)
(..)
(@_@)
(゜o゜)
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
↑簡単な俺の動揺っぷりです。
この後、眼の前真っ暗になって血の気失せて倒れました。
真面目に。
裕次郎さんの降板は、太陽終了を意味する。
これは、太陽ファンであれば「暗黙の了解」でした。
1981年のそのことに初めて気がついて、ボス復帰後はすっかり忘れていました。
なにしろ、山さんが殉職しても太陽は終わらないと思っていましたから。
ふっと我に返って・・・
記事を読んだわけですが。
病名は「肝内胆管炎」、お馴染みの慶応病院・主治医の説明、しばらくの治療と安静が必要。
************
*裕次郎さんのコメント
5月8日慶応病院に入院以来約1ヵ月を経過しようとしています。
昨日(4日)主治医より遂次回復に向かっておりますが、大事をとって少しの間、治療と安静を続ける必要があるとの診断をいただきました。
上記理由により、日本テレビ「太陽にほえろ!」に事実上出演できない事態になりました。
病気のこととは言え、断腸の思いがいたします。
最後に、ご声援くださったファンの皆様・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
************
裕次郎さんとしては5年前の入院の際は意識がなかった為「休業」したが、今回は自らの意識がはっきりしている。
その中で、
「ファンにこれ以上迷惑をかけられない」
「よくなれば出る、悪くなれば休むでは申しわけない。番組は人さまのもの、男として一つのケジメをつけたい。」
という苦悩の末の断腸の思いだったようです。
これは、あくまでも裕次郎さんが太陽に「一出演者」として出演しているスタンスを顕著に物語っていると思います。
一方、局側は・・
当時編成局次長だった岡田さんらは、
「裕次郎さんをいつまでも待ちたい、七曲署の藤堂係長は石原さんしかいない」
「前にも休業したことがあるではないか」
そして、岡田さんのコメントは、
「いつまでも待ちます・七曲署のボスは石原さんしかいない。代役など考えていません。出来る限り部下たちにボスの思い出話をさせて、いつも番組にボスがいるというイメージ、存在感を出したいと思っています。また、タイトルは永遠に出し、ギャラもお払い致します。」
と、異例のギャラ継続の措置をとると発表。
・・・・。
裕次郎さんの気持ちもわかるし、
ファン心理からいけば、岡田さんの主張がそのもの代弁しているのですが、
現実的にはこれから始まると云う感じで、先行きが全く見えない状態でした。
この段階で解っていたことは、
699話「優しさごっこ」でボス出演分のストックが無くなり、700話「ベイビー・ブルース」から欠場するが、「石原裕次郎」のタイトルは番組が続く限り打ち続ける。
欠場理由はカゼで病気療養中ということだけ。
正直・・・
お先真っ暗でした。
どうするんだ?
トシさんの陣頭指揮で大丈夫か?
ラテ欄の先頭が神田さんになるのか?
いろいろ考えました、下らないことまで・・・。
それよりなにより、裕次郎さんはそんなに悪いのか?
ただ、この6月中に太陽の先行きは急激に動きます。
(つづく)
5月8日。
裕次郎さんが入院しました。
たしか、報道もそれほど「速報」的では無かったと思いますし、入院の理由も「風邪」(これは当時裕次郎さんご本人もそう思っていたようです。)
なので、実はスクラップ記事も残っていませんし、それほど大事だとは思っていませんでした。
しばらく、裕次郎さんの報道は無かったと記憶してます。
なので、正直最悪の場合は2話の欠場ぐらいはあるかな?と仮想していました。
6月5日記者会見・・・
6月6日。
日刊スポーツの紙面を大々的に飾ってしまったのが・・・
『14年君臨 ボス降板』
=裕次郎(病状は回復も)「体力自信ない」=
=「太陽にほえろ!」699話でケジメ=
(゜-゜)
(゜-゜)
(-.-)
(-_-)
(+_+)
((+_+))
(*_*)
(=_=)
(..)
(@_@)
(゜o゜)
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
↑簡単な俺の動揺っぷりです。
この後、眼の前真っ暗になって血の気失せて倒れました。
真面目に。
裕次郎さんの降板は、太陽終了を意味する。
これは、太陽ファンであれば「暗黙の了解」でした。
1981年のそのことに初めて気がついて、ボス復帰後はすっかり忘れていました。
なにしろ、山さんが殉職しても太陽は終わらないと思っていましたから。
ふっと我に返って・・・
記事を読んだわけですが。
病名は「肝内胆管炎」、お馴染みの慶応病院・主治医の説明、しばらくの治療と安静が必要。
************
*裕次郎さんのコメント
5月8日慶応病院に入院以来約1ヵ月を経過しようとしています。
昨日(4日)主治医より遂次回復に向かっておりますが、大事をとって少しの間、治療と安静を続ける必要があるとの診断をいただきました。
上記理由により、日本テレビ「太陽にほえろ!」に事実上出演できない事態になりました。
病気のこととは言え、断腸の思いがいたします。
最後に、ご声援くださったファンの皆様・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
************
裕次郎さんとしては5年前の入院の際は意識がなかった為「休業」したが、今回は自らの意識がはっきりしている。
その中で、
「ファンにこれ以上迷惑をかけられない」
「よくなれば出る、悪くなれば休むでは申しわけない。番組は人さまのもの、男として一つのケジメをつけたい。」
という苦悩の末の断腸の思いだったようです。
これは、あくまでも裕次郎さんが太陽に「一出演者」として出演しているスタンスを顕著に物語っていると思います。
一方、局側は・・
当時編成局次長だった岡田さんらは、
「裕次郎さんをいつまでも待ちたい、七曲署の藤堂係長は石原さんしかいない」
「前にも休業したことがあるではないか」
そして、岡田さんのコメントは、
「いつまでも待ちます・七曲署のボスは石原さんしかいない。代役など考えていません。出来る限り部下たちにボスの思い出話をさせて、いつも番組にボスがいるというイメージ、存在感を出したいと思っています。また、タイトルは永遠に出し、ギャラもお払い致します。」
と、異例のギャラ継続の措置をとると発表。
・・・・。
裕次郎さんの気持ちもわかるし、
ファン心理からいけば、岡田さんの主張がそのもの代弁しているのですが、
現実的にはこれから始まると云う感じで、先行きが全く見えない状態でした。
この段階で解っていたことは、
699話「優しさごっこ」でボス出演分のストックが無くなり、700話「ベイビー・ブルース」から欠場するが、「石原裕次郎」のタイトルは番組が続く限り打ち続ける。
欠場理由はカゼで病気療養中ということだけ。
正直・・・
お先真っ暗でした。
どうするんだ?
トシさんの陣頭指揮で大丈夫か?
ラテ欄の先頭が神田さんになるのか?
いろいろ考えました、下らないことまで・・・。
それよりなにより、裕次郎さんはそんなに悪いのか?
ただ、この6月中に太陽の先行きは急激に動きます。
(つづく)