「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

忘れている活路

2010-10-17 17:59:18 | ファミ劇日誌
【ファミ劇日誌・ミニ】

「黒幕は誰だ」
大人のムードムンムン、ハードボイルド感たっぷりの異色作です。
一係も疑心暗鬼、ただゴリさんとボスの関係性っていうのはすがすがしいものがあります。
藤さんも奈美さんもイメージ通りな役柄ですが井沢さんの悪役っていうのは現代劇では珍しいかもしれません。
しかし・・・あのラストは頭に焼きつきますね。
ボス、一人行く。

「正面18度」
子供が間もなく生まれるブルに自分でも言っていますが「たかが寝違い」で死にそうな思いをして、忘れていたものを取り戻すという、かなり凝った内容です。
何かある前の危機編というのは、結構あるのですが・・・こういうパターンは初めて。
これもブルだから出来たものと。
しかし、ブルが肉体的に苦戦するというのは、なかなかハラハラするものです。

「マミーを怒らせた少年」
前回はブルの得意技が封じられて苦戦しますが、今度はマミーの得意技である「子供との交流」で苦戦します。
でもハッキリ言って、あの子は子供というよりは男といってもいいぐらいの行動力と度胸なので、母親・マミーというよりは女・令子の方が説得力あったという事だと思います。
しかし、長谷さんは魅力的だぁ・・・(照 <令子フェチ諸兄、すまんです・・・。


3作品とも、忘れている素の部分を発揮した事件?

ボス=ハードボイルド的度胸

ブルース=ボクシング

マミー=女

むむむ・・・。


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赤いドレスの女

2010-10-17 17:39:52 | ファミ劇日誌
『♯695  赤いドレスの女』
主演:MIE(野口美絵)石原良純(水木悠)
助演:神田正輝(西條昭)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)
成瀬正(響組・西岡修次)石橋雅史(貿易会社社長・沼田)八津勲(マンションオーナー・石川)大島宇三郎(坊主頭にヒゲ男)吉中六(レディースファッション宣伝部員)加治良介 渕上大二郎 布施木昌之 今井昇 

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:大川俊道 小川英
撮影:安本英 美術:沢田清隆 照明:原裕慈 録音:岡田聖
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:芝山隆二 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:加藤美代子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House BOUTIQUE R
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)マーク2(23-74)スープラ(41-58)


ミュージシャンと麻薬の関係って、いま思うと古くからあるんですよね。
未だにずっとあるというのは、やはり芸能界というところは大変なんだろうなぁと思います。
それにプライド無いとやっていけないですからね、そのプライドをズタズタにされたら、クスリに走りたくなる気持ちにもなると・・・やっぱりそこで自制出来るかどうかでしょうね。
いたちごっこに見えても、それはちゃんと取り締まらないと、ジャンキーばっかり世の中に野放しにされちゃ、法も秩序もあったものじゃないですから・・・。

そのクスリ好きな響組が懲りもせずまだ絡んできています。
#692であれだけの事件おこしたばっかりだって言うのに。
戸川組もこの当時は復活していますし、七曲管内もまた物騒に。。。

マイコンの手ぬるい取調べ
西山整骨院への支払を心配し無ければならないブルの取調べ
ブルコンコンビって両極端(^_^;)

そんな二人の間をスイスイ泳いでいるドックでしたが・・・。

「コカインの運び屋」の噂がある、アルトサックスの名手・高野が密輸拳銃を持っているという。

その高野はいるかもしれないディスコ店の男に追われているという謎の赤いドレスの女とチークを踊るマイコン。
しかし、一係のメンツはチークしか踊れないのか・・・・例外は何人かいますが(^_^;)
ウーロン茶ってこの時代からあったんだなぁ・・・と。
ウーロン茶の第2次ブームがこのころだったようで、結構「下戸」には便利な飲み物だったと。

しかしマイコン、
美絵に翻弄される割にはちゃっかりちゃんと後をついて回ってますね。
彼ものほほ~んと構えている割りには頭の回転が速いので、やることはやってます。
ただ、美絵が指摘する「後ろの甘さ」はどうしても否めないですね・・・。
射撃の腕はかなり上がっているように見えます。

そして、赤いドレスの女=野口美絵。
村岡女史はある意味プロフェッショナルの権化みたいな人で、ボスとも対等に渡り合える威厳を持っていました。
美絵も村岡の申し子のように、ファッショナブルでミステリアス。
ボスとも顔見知りのような雰囲気があります。
ただ、ボスも土壇場になって気がついたぐらいですから村岡ラインからの事前情報はなかったようですね。

村岡の場合、黒幕を土壇場で取り逃がすのがパターンでしたが、今回は暴力団のコカイン摘発なので、村岡が扱っていた「素人の組織」とは違ってやりやすかったのかもしれません。ただ、若さからかちょっといろんなところに首を突っ込みすぎるきらいがあったから、ヒヤヒヤするところがありましたが・・・これはマイコンがいなければ切り抜けられていたかどうか微妙ですね・・・。

それにしても、
本当に久々の女麻薬Gメンの設定復活には小躍りしました。
さらに「ミー」派だった俺は間違いなく、眼・・・キランキランしていたと思います(^_^;)
村岡はどうしても、新人刑事と組ませないと、村岡自身の威厳が邪魔して他の刑事と組めないような感じでしたが、
美絵は誰とでも組めそうですね・・・マミーとかブルでも、無論トシさんでも。
そのあたりはライトになったということでしょうか。
「美絵」のネーミングは、
MIEさん+浜美枝さんを意識したものだと思います。

=ロケ地=
*高野のマンションとされるところは赤坂に現存しています。(オーナーの料理店とされる店も現存)
ディスコは別の場所のようです。

*山中湖

=クルマネタ=

ワインレッドのスープラがセリカに替って登場、登場回から遠乗りです。
同じくニューカマーのマーク2がメインで活躍します。この車懐かしいですね・・・おんなじターボで同じ色のクルマ、結構乗りまわした(愛車ではなく)過去がございます。

セミレギュラー化している、黒い110系後期クラウンセダン(後の警部専用車)、3代目マーク2は今回も登場。マーク2はPART2で破壊されますから・・・。
センチュリーとかZとか珍しいクルマも登場。

=ゲスト=

*石橋氏って太陽では意外にも初登場なんです。

*常連ゲストの吉中氏、今回はカタギ役です(!)
それにしてもファッション誌の編集部員とは・・・!
この人、初出演時は殺される幹部役でしたが、ずっとチンピラ役だったんですよね。
スコッチの先輩刑事・倉田を撃ったのもこの人が扮した犯人ですし、
河原でタクボン氏とチンピラ同志の素晴らしい喧嘩シーンを演じたのも印象深い。
後期は殺し屋とか、幹部役とか「昇格」しましたが。
あ、「似顔絵」の寿司屋店員もカタギでした。

*西岡はかつてトシさんが使用したジャケットとセリカXXネクタイを使用。


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