「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

オープニングは何度観ても飽きない<ビョーキ

2010-10-13 02:19:07 | エトセトラ
#692からのオープニング。

山さんの抜けた穴を埋めるべく、一人当たりのシーンが気持ち長くなっています。
まあ、それよりなにより、一気紹介に走りという新しいパターンに当時ズッコケました・・・。
ただ、これはこれで有りなんですよね。
あの段階で、ラテ欄に沿ってドックを後半に移すとなると締めになるわけですので、これはちょっと早すぎるし。
ただ、昔の事(スコッチ編まで)を考えると、マミーを後半に移してトシさんで締めるというのも有りだったと思います。
いずれにしてもPART2オープニングのカタチがそれ相応だったと思います。

と最近、ものわかりのよくなったけぶでござりますが・・・。

未だに、ジプシー登場期の「ラガー→ロッキー」が納得できない・・・。<何度も言ってるし(^_^;)

確かに、人気ではラガーだったのは認めますけど・・・。
最初、編集ミスかと思って、#495見ましたが変わらず・・・。

すべてが最高調だったというか、良い出来だったあのオープニングの中で唯一、それも相当「!?」と思った部分、これ未だに引き摺ってます。
いや、ヒゲの顔のブレはOKなんですよ、迫力があって。
思い切って後半に移すっていうのもアリだったのに・・・。

多分「男性・硬派・ニラレバファン」は納得できなかったことでしょう(^_^;)

ただ、そのオープニングとは反比例して、「ロッキー刑事爆発!」的活躍だったので、本編は満足しています。
って、
これって1982DVD-BOXにあてはまる・・・。

もういいや、とにもかくにも「爆発!ロッキー刑事」「忘れていたもの」がきれいな画像で見られれば。

(でも、ファンの集いは欲しい・・・・)

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わが子へ!

2010-10-13 01:30:03 | ファミ劇日誌
『♯693  わが子へ!』
主演:地井武男(井川利三)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)神田正輝(西條昭)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)吉野由樹子(井川圭子)山本直子(井川由利)圓山淳也(井川浩史)※ノンクレジット 三上剛仙(鑑識・山田)
松山政路(木下孝夫)矢羽みどり(浩史の担任・原田)荒井大介(担任教師・須藤)此島愛子(木下の妻) 松村彦次郎(山口校長)牧田正嗣(荻原教頭)戸沢佑介(教授)小寺大介(千葉)立樹健 深谷みさお 谷村隆之(木下徹)斉藤雅晴 山本日出一 田付貴彦 松嶋健一郎

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:金子裕
撮影:田端金重 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:岩堀光樹
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)マーク2(23-74)


前回は多分山さん殉職編とダブって撮影されていたような・・・。
ボスの髪型しかり、覆面車ビスタの最後の登場しかりなのですが、
今回はボスの髪型がすっきりします。

そして前作の正もそうですが、今回も「関係者」登場です。
離婚した「井川家」なんですけど、離婚してうまくいっているという珍しい夫婦。
それに圭子は井川性を名乗っているようですし。
多分子供の為だとは思いますが、それなら別居でもよかったのでは・・・(^_^;)
ただ、離婚当時の圭子は相当煮詰まっていましたからね。
そういえば、この前オークションで#526の台本(決定稿)が出品されていて、
井川家には幻の長男(2子)・圭一郎がいたと・・・。
知らなかった(^_^;)

で本題に・・・。

直子とうまくやっているトシさん。
そこに圭子から浩史も一緒に暮らしたいと言い出したという。
母さんはお前に任せたんだぞ的に諭そうとするトシさんでしたが、浩史の様子が少々おかしい。
そこに事件の呼び出しが。

確かに犬嫌いは多いとは思いますが、ハンバーガー等に青酸カリを混入させ無差別に殺すというのはどうも病的で・・・。
その連続事件の犠牲者として中学生が・・・。
マスコミも奇異な事件に騒ぎ立てる・・・これは両親が可愛そう。

それでいて、同級生の「ひょうきん族」ネタの茶化し・・・。
マイコンの核家族論はわかるけど・・・俺はブル派ですね。
モラルっちゅうのがね・・・ただ、もう20年以上前からあんな感じ、有ったと思います。
それにいじめ・・・死んだ子供(千葉君)はいじめっ子。

いじめられっ子の親、木下は頑なに子供を守ろうとする。

そして、トシさんも浩史の件でいじめられっ子の親に。
しかし、あの浩史の眼は・・・。
正義感はトシさん譲りなのに・・・教師にいじめ解決の難題を押し付けられ、それで逆にいじめられっ子に。
大人の身勝手さに気づいてしまった浩史の孤独さ・・・。
それは、木下の子供(徹)も同じだったという。

結局、田島という男が犬殺しの犯人だったわけですが。
犬の鳴き声がうるさいから青酸カリを撒く、極端ですが未だにそんな事件ありますね。

トシさんも木下もいじめに対しては同じ考えでしたが、
木下の方が悲惨な状態だった・・・子供のいじめの現場を目撃し、息子の自殺未遂を目撃し、かつ力のない担任に失望して、自分が守らないと駄目だという切迫した状況。
木下は多分、虐げられたことが自身で無かったんだと。
なので、自らの法律で敵を葬り、自らを律しようとする。
それが駄目なことであることは木下は重々解っているんですけどね。
ただ、そこまで追い詰められてしまった部分は何とも虚しさを感じます。

トシさんの場合はやはり職業上色々な人間を観てきたから、一度理解すると浩史への説得力がある。
父親という面でもそうかもしれませんが、あの身体の傷がすべてを物語るという・・・。
浩史も捻くれた男じゃないですからね、とくと説得しなくとも解った訳で。

小学校から中学校の間って、親も教師もただの人だということに気が付いてしまうんですよね。
なので反抗期ってあるわけで・・・。
ただ、昔はその反抗心が大人に行っていて、子供同志は仲間的結びつきが強かったと思いますが、自己的ではなく親のいいなり勉強してきた世代は、親に反抗できないから、どうしても周りの弱い「同志」にその反抗エネルギーというかストレスをぶつけてしまうと云う感じで。
最終的には親にも反ってくるんですけど・・・。
なんか、この作品あたりの時代から、そんな歴史繰り返しているような・・・。
と「たわごと」を。

本作は、いじめを親側の目線でも描いた意欲作だと思います。

=コネタ=
*七曲署食堂で食後のコーヒ。
まさか定食の後?

*朝から掃除の下っ端コンポリ、出動し雑巾をトシさんに託す・・・「掃除かよ。。。」って何故に灰皿から拭く(^_^;)


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捜査に手を出すな!

2010-10-13 00:10:11 | ファミ劇日誌
『♯692  捜査に手を出すな!』
主演:金田賢一(島津公一)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)下山正(赤塚真人)
芦川よしみ(桂木洋子)南條みづ江 関川慎二(桂木勇次)江角英明(響組幹部)大園博子 団巌(響組系暴力団組長) 小椋常利 脇坂奎平 長良力丸 前浦康司 隅蔵きよみ 木場剛 五十嵐五十鈴(サンフローリスト店長) 石川真一 大島光幸 森岡隆見 深作覚 
カー・スタント マエダ・オートクラブ

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:尾西兼一 小川英
撮影:小泉健一郎 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:芝山隆二 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:奈良井玲子 制作主任:岩堀光樹
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:ビスタ(19-31)セリカ(17-53)クラウン(62-40)
MS100系クラウン4ドアHT2000スーパーサルーンエクストラ(品川52せ94-95)


ファーストシーン

山さんが長年使用していたデスクに花一輪。

山さんの居ない一係の活躍が始まりました。
そして主役は山さんの弟子を自称する(後に)デューク。


山さんが去ったことにより役割分担の変更があります。

ボスは復帰後ずっと山さんに陣頭指揮の多くを任せていたので、それがまた戻ってきた為、セリフが増えます。

トシさんはボスを除く年長者として、ボスの補佐と現場での陣頭指揮を担います。
従来、ボスは「山さん、どう思う?」でしたが、
今度は「トシさん、どう思う?」になっていきます。
しかし、ボスの補佐としては結果的に8話で終わってしまいましたが・・・。

そしてデュークは頭脳戦の担い手となり、さらにセリフも増えます。
登場以来殆どセリフがありませんでしたが、1986年に入って、段階的にセリフが増えてきて、同僚を「呼ぶ」機会も多くなり、既に藤堂を「ボス」と呼ぶようになっています。

多分、今回デュークが主役になったのは、山さん的後継を担う男としてのお披露目だったように思います。
いままでの主演作と比べても格段に口数は多くなっていますし、
山さんが担っていた「裏読み」部分や取調べでカマかける部分とか、しっかり山さんの代わりを務めています。

ところで本作、また覚醒剤絡みです。
いつになく、話が前後しますので、デュークも衣装チェンジしています。

桂木の隠したシャブ・・・。
響組も必死になってそのシャブを探す。

響組のチンピラ・江崎も大変ですね・・・ブルに脅され、系列組長には脅され・・・。
軽口がまた証言ひるがえして・・・。
「調書に書いたんだよ、それもボールペンで書いてしまったんだよ!」
結構笑いました。

桂木の妹・洋子を執拗につけ狙う響組。
ケガまで負わされる。
その理由が「気に食わなかったから」・・・。


デュークと偶然再会し、事件に首を突っ込む正。
洋子の親衛隊になった正。
捕まって詰問される正。
お人よしの正に、
「それでいいんだよ、人を疑うより、人を信じた方が君らしい。」とデューク。
んんん・・・正の一人相撲だったわけですけど・・・。
受難ですなぁ・・・あれだけ走ったのに。

歩くギャグ漫画・・・が後で泣けます。

一方デューク。
彼の人に対しての「やりたいようにやればいい」という姿勢は正に対しても見えます。
特にその辺の拘りは皆無のようですが、
最後に就職を世話したというところは、何となく器のデカさを感じます。
でも正は花屋で出前やってても良かったのでは(^_^;)

最後に洋子・・・。
いやぁ・・・芝居が上手です。
デュークはハナっから疑っていたようですが(^_^;)
しかし、考えることにソツが無い。
その計画に突然乱入してきた正をまんまと手玉にとるわけですから。
しかし、なんで赤いジャンパー?

芦川さんの小悪魔的魅力がハマってます。


=ロケ地=
花屋・病院含め白金近辺のようです。
カーアクションのあった地域の特定が難しいのですが・・・。
ただ、「マミー激走」や「俺の相棒」と被っている部分が多分にあるように見えます。
あの花屋さんも健在(場所は移転?)しているようですし。

=カーアクション=
今回は壮絶でしたね・・・・。
横転・爆発した白いクラウンはかつて1978~80年に覆面車として長く使用されていたものと殆ど同じ(今回の車両の方は特別仕様。サイドモールとサイドエンドにエクストラのエンブレム等追加されたもの)なので、当時は何となくガックリきた記憶があります。勿体無いというよりは、とうとう破壊対象車両になってしまったのか・・・・という感じで。
破壊といえば、クジラクラウンとか40系スプリンターとか、俗に言うデンカ・コロナもこういう感じになりました。
ブラウンのクラウンは「相続ゲーム」などで使用されたもの。
クラウンハードトップって、横転には滅多に使用されないのですが、今回のつぶれ方を観ているとやっぱり危なそうです・・・って俺のくるまもクラウンと同じピラードハードトップなのですが(^_^;)
330系前期グロリア2台と代車セドリック1台の響組の集めっぷりも凄いです。

しかし、スピンした後に飛びおりた正も洋子も、そしてそのあとに飛びおりたデュークもケガなしというターミネーターっぷり(^_^;)

ボスに言われてましたね、デューク。
「クルマ大事にしろ」って。
歴代クール系刑事はスクラップ(破壊)にするのお好きですから(^_^;)
でも、デュークだけ登場回でクルマ壊してないんですよね。

=テレフォンカード=
デュークが使用していますが、多分太陽初登場だと思います。
1982年12月発売でしたが、爆発的に普及したのが1985年ぐらいだったと思います。
しかし、なつかしい・・・。
もう10年ぐらい見てない。。。

=楽曲=
サスペンス’75など旧楽曲多用。
さらに海上シーンではジプシーのテーマバリエーションからデュークのテーマへとバトンタッチ


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