快気分析

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仕組みとアプローチ -  台風19号、20号と地震リスク

2018-08-21 12:45:50 | 地震 津波
 台風19号と20号が次々と接近或いは上陸すると予想されています。
 高潮、高波に対する警戒は既に言われている通りですが、今月26日の満月が年間最小に準じる小さな満月であるにもかかわらず、潮位が高いのは、夏から秋にかけては潮位が高いからと言うのは既に知られている通りです。
 では台風が来なくてもどの位の潮位なのか?を見て見る事にします。
 今回は台風19号の予想進路の右側にあたる種子島を例にとります。

引用開始 2件(一部抜粋)

https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

潮位表 種子島

2018/01/02(火) (満月) 6:44 199 18:05 201
2018/01/03(水)   7:30 201 18:52 201
2018/01/04(木)   8:14 199 19:38 197

https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=TJ

2018/08/22(水)   2:55 171 16:53 179
2018/08/23(木)   3:54 179 17:27 189
2018/08/24(金)   4:40 189 17:57 197
2018/08/25(土)   5:18 198 18:25 204
2018/08/26(日) (満月) 5:53 206 18:51 208
2018/08/27(月)   6:27 211 19:17 211
2018/08/28(火)   7:00 213 19:43 212
2018/08/29(水)   7:34 212 20:09
2018/08/30(木)   8:10 208 20:36 209

引用終了

 今年1月2日の満月はスーパームーンでした。
 それでも冬だったので潮位は満潮でもそれ高くはなく、今月28日の最高潮位213cmより低くなっています。
 では今回の台風19号と20号の通過とのタイミングはどうなるか、と言うと、台風19号は22日9時頃には既に西に抜けている予想なので8月28日に比べれば40cm程度は低く、台風20号も24日には日本海に抜けている予想なので、最悪のタイミングは避けられる、がしかし予想でしかなく台風の速度が遅くなったり、通過時刻とのタイミング次第ではある程度のリスクも想定すべき、と言う所でしょうか。
 ただ台風自体の気圧や風速、停滞時間でどれだけの高波や高潮となるのかはまだはっきりとはわからないと言う事になるかと思うので、十分にリスク想定して対策しておく方が無難と言う事になります。
 それともう一つ、以前にも記事にしましたが、大雨と川やため池の水位上昇とが中小地震と重なって地滑りや土砂崩れ、堤防決壊リスクをより大きくする事についても、これを想定した対策をする方が確かと言う事です。
 台風が去った後でも川やため池などの水位はまだ高く、しかも地盤は緩んでいる場合、このような時は中小地震地震、或いは無感地震であっても災害リスクは通常よりは高いと見られ、特に「台風一過の地震晴れ」には要注意です。